紙の本
ちょっと淡い気分になれる
2015/09/02 22:21
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投稿者:BACO - この投稿者のレビュー一覧を見る
多分これは昔に読んだことがある作品だったと思う。
本品は作者にはちょっと珍しくライト感覚の恋愛チックの探偵物語という感じ。
気分的に重くなる内容ではなかった。
プロローグとエピローグは作者らしく上手く引きつけておきながらフェードアウトしていき、いい感じで余韻も残った。
強いて言えば、もうちょっと重厚感があっても良かったかな?と。
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貫井徳郎さんの名前買い。
タイムトラベル・ミステリー。
文章が甘い。
よく考えられてるのはわかる。
わかるけど、どっしり重い、
骨子しっかりのものを予想してたんだけど・・
違った。でも骨子はしっかりしてたけど・・。
うーん甘い感じで。
よく練られてたけど、
期待とは違ったなあ。
全体としては面白いとおもうけど・・。
現代のタイムトラベル理論
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そこそこ名前の売れた劇団の端役をしている男。
その男の前に謎の美少女が現れる。
彼女はある劇団員の控室を監視しておくように頼むが,
その劇団員は公演中に殺害されてしまう。
彼女は未来から容疑者を救うために来たと話すが,
彼女と容疑者との関係とは?なぜ彼に近づいてきたのか?
未来から来たと言う真意は?謎が錯綜する青春ミステリー。
やはり,著者のリーダビリティに優れた文章,
リアリティに富んだ文章にに引き込まれる。
タイトルが示すように少し切ない物語。
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貫井徳郎の本を読んだのは転生に続いて2冊目.
未来から来たのに過去にさかのぼっている,という設定は新しい.
けれど,それがオチにうまくつながっていない感じがした.
おしいなぁ.
あと,文体が軽すぎるのが気になった.
カタカナでクン付けとかね.
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こちらも貫井徳郎の作品。
「追憶のかけら」ほど面白くなかったので、★2つ。
「慟哭」に勝る作品は無いのかなー。
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ラストはともかく、続きが気になってしょうがなかったのは久々かも。未来から来たと言う少女の言い分は真実か、虚言か?事件の犯人は、そしてその背景は?
少女の小悪魔的な言動が軽快に感じられるところも良い。
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読んでいる最中は、物語の節々で釈然としないものを感じ、ストレスが蓄積。自分に合わないと感じてしまっていました。しかし、最後には、全ての謎が氷解。最後まで読んでよかった。途中で断念しなくてよかった。というか、途中のストレスは、自分の読解力のなさがゆえだったのか…。目頭が熱くなりました。
(2007年10月読了)
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雰囲気は嫌いじゃない。
でも事件の動機、物語の終わり方、なんだかスッキリしない中途半端なモヤモヤが残った...
智美っていうキャラクターの使い方はこれでいいのかな...?
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初貫井徳郎作品でした。
印象としては、〝ほっこり優しいSF青春ミステリー〟です。
どれに特化しているというわけでもなく、きつく言うと全部中途半端。
でもそれは、この作品についてはこの本で終わりではなく、前後にも物語は続いている、そう読者に感じさせるように意図したところなのかもと思えました。
読み終えた気分としては、ちょっと切なくなりましたが、それ以上の気分にはなりませんでした。
なんだか読み終えた気分も中途半端です。
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駆け出しの役者・和希の前に現れたのは
劇団のファンだという魅力的な女性・祐里。
そんな彼女から不思議な頼み事を受ける。
劇団の女優・圭織の控え室に誰も入れないで欲しい。
理由も分からないまま、
彼女の真剣な眼差しに負けその依頼を受けることに。
しかし、一瞬の隙を突かれ圭織は殺されてしまう。
なぜ祐里は圭織が殺されることを知っていたのか。
そんな疑問を抱いた和希に彼女は驚きの一言を告げる。
《私、未来から来たの》
和希はその言葉に戸惑いながらも
歴史を変えるべく奔走する祐里に次第に惹かれていく。
事件の真相に迫ったとき和希はその悲しい決意を悟る。
貫井作品には珍しい甘酸っぱいSF青春ミステリ。
タイムスリップものということでキャラメルっぽい。
「クロノス」や「アンフォゲッタブル」的な要素も。
しかもヒロインがの名前がユーリ。
祐里がユーリで和希がコーキチ(笑)なイメージ。
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2010.10.25以前に読了。
借りて来たら、前に読んだ事のある本だった。
タイムスリップを何度も繰り返し、祖父の殺人疑惑をかけられた時代に飛んで来てしまう娘の話。ラストが切ない
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これまで読んだ貫井さんの著書の印象と違って残念…。
個人的にタイムトラベルという題材が好みはないので、
最初から最後まで楽しめなかった。
文章は読みやすいんですけどね…。
ミステリー好きには内容も物足りないと思います。
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続きが気になって一気に読めたという点では評価できる。
しかし、読み終わって釈然としない点が多かった。読んでいる途中の期待が大きかった分、がっかりさせられた。
そもそも、傘の代わりにナイフの柄を握らせることは難しいように思える。また、新條の指紋のついたナイフで圭織を刺す際、新條の指紋は擦れて、消えるなり薄くなるなりしないのだろうか。
さらに、圭織殺害を阻止しようとする佑里の行動が理解できない。理由も説明せずに、圭織の控室を見張って欲しいなどと頼む神経はどうかしている。また、控室の新條の荷物を漁るより、圭織の控室に盗聴器でもつけたほうがよっぽど堅実だろう。さらに、本気で圭織殺害を阻止したいなら、新條に直談判するなり、名倉の前で、名倉が圭織を殺して新條に罪を着せようとしていると騒ぎ立てるなり、いくらでも方法が考えられる。
過去の事実は変えられない、などと言われても、佑里の行動のレベルが低すぎて、読み手としては納得がいかない。
最後に、冤罪を解決できないまま終わっているため、読後感が悪すぎる。
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~アマゾンでの内容紹介~
劇団の看板女優が殺害された。僕は、事件直前に現れた謎の美少女と真犯人を追うことに……。不思議な魅力を持つ彼女が明かした、誰にも言えない秘密とは?切なさが込み上げるミステリー。
~私のレビュー~
最後に題名である「さよならの代わりに」の意味がわかる。読み終わった後のあの何とも言えないせつなさをぜひ感じてほしい。
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幻冬舎文庫の「心を運ぶ名作100」で重版されたものを購入。
「慟哭」や「症候群」シリーズでしか作者を知らなかったので、軽く明るい文体に引きこまれた。
あとがきにもあったけど、徹底的に無意味な物語である。
結局歴史は変えられず、祐里は消えてしまう。
そのあがきにも見える必死さが次第に心を打つ。
理屈にはあわなくても希望を持ってしまう人の心のありようが切ない。
祐里がなかなか事情を説明できないわけが、圧倒的な孤独を伴って伝わってくるラスト。それを受け止める和希はひとつ成長するのだ。智美さんがもうちょっとガッツリ絡むのかと思ったけどそういうわけでもなかったのがちょっと残念。