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第一次世界大戦のさなかフレデリック=ヘンリーとバークリー=キャサリンという二人の男女の愛し合う様子が際立っている小説であった。ヘミングウェイは反戦への思いが強いがこの小説でもよく出てくる。キャサリンのふるまいは男性から見た理想像のようで実に甘え上手だ。下巻で二人の絆は割かれるのだがどういう展開か気になる。
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アメリカ人の主人公が傭兵としてイタリアの戦場にいる。病院で出会った看護士と深い仲に。傷が癒え再び戦場に。先が予測しづらく、続きが楽しみ。2021.2.11
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ヘミングウェイの代表作。第一次世界大戦期のイタリアにおけるアメリカ人の主人公とイギリス人看護婦の切ない恋の話。
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「この世界には戦争をしたがる人間がいます。戦争をしたがらない人間もいます」
「しかし、したがる人間が、したがらない人間に戦争をさせる」
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第一次世界大戦の話。
戦争の話なのだろうとずっと思っていたが、内容は恋愛小説のようだ。
しかしその中に戦争は大きな位置を占めている。
戦争の悲惨な描写と、戦争とは関係ない恋愛の話とが織り交ざって出てくる。
前半は主人公がどのような立場なのかがよくわからず、なかなか読み進まなかったが、後半は恋愛話が続き、しかも会話が多いのであっという間にページが進み読み終わった。
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▼時は第一次世界大戦中。場所はイタリア。主人公フレデリックはイタリア軍の下級将校で負傷者の輸送をしている。フレデリックはひょんなことで知った看護師のキャサリンと恋に落ちる。で、このふたりの恋の成り行きの話です。
▼主人公たちも若いが、書いてるヘミングウェイも若い。20代だったはず。おりおり、若いなーと感じる。文体は、「ああなるほどこれがハードボイルドな文体というものかなるほどそうだね」という味わい。
▼途中、フレデリックが戦死しかかる。それで敗戦の退却となる。そのくだりが圧巻。生々しい。実際ヘミングウェイは赤十字のメンバーとして第一次世界大戦のイタリア戦線に参加して負傷したそうで。(更にいうとそれでもって看護師と恋に落ちたそうでつまりはそのネタが「武器よさらば」)
▼全体に「とりとめもなく構成感が薄い」感じでそれが持ち味なんだろうなと。
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戦争が日常の一部である時代。
それでも人は日々を等身大で生きる。
・アメリカ、イギリス、イタリア国民の違い