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これはなかなかおもしろかったです。
大学生の主人公が卒業旅行のための旅費を稼ぐために、
夏休みに沖縄のホテルで住み込みアルバイトをする話。
どちらかというと、マジメーで正義感の強い主人公が、
沖縄のゆる〜い感覚の中で少しずつ人として丸みを帯びていく。
でも、現実は観光旅行とは違うって良いことばかりではないから、
時には失敗して、恥をかいたり傷ついたりもするのだけれども、
それはそれでまた、彼女を成長させていくのです。
沖縄、行ったことないのですが、コレ読んで行きたくなりました。
ところどころに出てくる沖縄の方言もいいし、
同じホテルの清掃員をしているクメばあとセンばあが何かイイ!!
きっとかわいいオバアチャンズなんだろうなぁ。
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沖縄のあたたかさが伝わってきます。
相変わらず、食べ物に関する描写が上手いです。
おもわず食べたくなってしまいます。
主人公の女性に共感がもてました。
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シンデレラ・ティースの主人公の友だちの過ごした夏休みの話。
シンデレラティースが好みでなかったため、読むのを控えていた。
けれど、こっちの方がずっとおもしろい。
主人公自身の成長だったり、周りの人との関係だったり。
特にオーナー代理が魅力的だった。
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大家族の長女に生まれた柿生浩美=ヒロちゃんは、直情で有能な働きモノ。だがこの夏のバイト先、ホテルジューシーはいつもと相当勝手が違う。昼夜二重人格の“オーナー代理”はじめあやしげな同僚達や、ワケありのお客さんたちに翻弄される日々。怒りつつもけなげに奮闘するヒロちゃんにさらなる災難が…。注目の覆面作家がおくる、ひと夏の青春&ミステリ。
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「シンデレラ・ティース」の姉妹編。
こっちの方がミステリ色強いかな。
サキよりヒロの方が好きです。
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読み始めて、「あれ、これ読んだことあったっけ?」って一瞬戸惑った。
姉妹本と最初が同じ流れだったからだ。主人公が入れ替わっていた。
こんな立場を変えた小説もありなんだなぁ〜って面白く読んだ。
だれもがみんな主人公なんだよな〜。いろんな小説も別の角度から書き換えると、いっぱいお話ができるんだね。
住み込みのバイトをしたことがあるので、いろんな部分で共感もできた。沖縄、行きたい〜!
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クメばあセンばあに癒されました。
おばあちゃん達素敵過ぎる・・・!
ヒロちゃん、やりすぎでは?と思うところもありましたが、ストレートな行動はちょっとかっこいいなと思いました。
坂木さんの本は、たまに他の物語の人がちらりとでてきているのはわかっていましたが、
今回はしゃべってる!と思ってにやり。
懐かしくなってまた前の本が読みたくなります。
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ひきこもり三部作なる、やや暗めの作風で「うーん。おもしろいけど今ひとつすっきりしない」と思っていた坂木司の新作は、からっと明るい沖縄の話。
これは、いいです。
なんか、ちょっと開きなおったかなあ。次の本が楽しみ。
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舞台は沖縄。日本であって日本とは違う(たぶんどこの都道府県でもあるはず)土地で働く長女気質の主人公がとてもいい味。オーナー代理の不思議さがとても魅力的になってきて。まだ半分だけどやっぱりはずれがない。いい人を中心にいろんな人とつながりでストーリーが紡がれていく。夏休みのアルバイトはお金以外に何を残すか楽しみは続く。どこまでが明らかになるのやら結局オーナー代理については謎のまま。様々な人間関係に悩みぶつかっていく。最後の台詞が印象的。
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良い人が多い『シンデレラティース』に比べると、救われないもやっとする話もあり。
今まで読んできた坂木さんの物語とはちょっと空気が違うかも。
少しビターで、でもやっぱり面白かった。
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大家族の長女に生まれた柿生浩美=ヒロちゃんは、直情で有能な働きモノ。だがこの夏のバイト先、ホテルジューシーはいつもと相当勝手が違う。昼夜二重人格の“オーナー代理”はじめあやしげな同僚達や、ワケありのお客さんたちに翻弄される日々。怒りつつもけなげに奮闘するヒロちゃんにさらなる災難が…。注目の覆面作家がおくる、ひと夏の青春&ミステリ。
2007年9月
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なるほどー!「シンデレラ・ティース」と対になってる作品なんですね。
主人公の性格も対というか表裏になっているのでどちらから
読んでも楽しめそうです。設定は上手いですね!
今まで読んだ作品の主人公とはちょっと違うタイプの主人公なんですね。
もしかしたらこういったタイプのキャラを書くのは少々苦手なのかな?
やや不自然な部分や首を傾げる行動を取ったりしますが、好きな作家さん
なんで多少は目を瞑って楽しんで読む事ができます。
ただ最後の老夫婦の話しは流石に厳しい。力のある方なので
もう少し主人公の取った行動を違った形でラストへ展開する事が出来たのでは?
...と思ってしまいます。惜しい!
でも基本好きな作品ですけど。
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『シンデレラティース』のサキちゃんとは親友の間柄。
大学生の柿生浩美が沖縄・那覇のホテルジューシーでひと夏働くお話。
“昼行燈”で夜になると頼り甲斐が出てくるちょっと変わったオーナー代理、
料理上手なお母さんみたいな調理担当の比嘉さん。
ウチナーグチが心地よい掃除担当のオバアコンビ・クメばあとセンばあ。
ホテルジューシーの従業員は基本いい人ばかりで
仕事に張り切る浩美と、そこを訪れるお客さんとのちょっとした謎をはらんだストーリー。
中でも印象的だったのはギャルコンビ・ユリとアヤとの物語。予想外にグッときた。
正義感が強く“男前”な性格の浩美だが、時には暴走しすぎてしまう。
正しいことが尺度じゃない、時には片目をつぶることも必要・・。
オーナー代理の言葉には考えさせられた。
世の中には正論だけでは解決できないこともある。
若い浩美が世間を知るいい機会だったのかもしれない。
折しも、この夏沖縄へ旅行する予定の私。良い予習になった。
この作品にはゆったりとしたウチナータイムが流れていて、なんとも心地よいのだ。
読めばきっと沖縄へ足を運びたくなるだろう。
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長女体質の主人公がアルバイトのために沖縄に渡り、その中で成長していく物語。
沖縄に行きたくなる一冊。映画化にならないかなぁ・・・。
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(収録作品)ホテルジューシー/越境者/等価交換/嵐の中の旅人たち/トモダチ・プライス/≠(同じじゃない)/微風