投稿元:
レビューを見る
有栖川有栖の2大シリーズ<学生アリス&江神>シリーズと<作家アリス&火村>シリーズ。
私は江神シリーズのファンです。
火村の方も5、6冊だけは読んでますが^^;
江神シリーズの特徴の、本格長編・広い密室(島に隔離とか村から出られないとか)・読者への挑戦状。どれもツボです。
なんといっても読者への挑戦が間にはいってるのがとてもいい。
投稿元:
レビューを見る
有栖川有栖の「江神シリーズ」待望の4作目!!「読者への挑戦」ページも密室殺人も、閉ざされた空間での連続殺人も変わらずに新作が読めたことが嬉しい!!今回はふらっと居なくなった江神を探す為に、推理小説研究会のメンバーが江神がいるらしい新興宗教の総本山へ乗り込みます。「女王国の城」と呼ばれる建物の中で発生する連続殺人の為、その城は外から入ることも、中から出ることも出来なくなります。
後は筆者の「読者への挑戦」のまま、頭を働かせて読むことをオススメ!!ちなみに私はサッパリ分からなかったでーす♪
投稿元:
レビューを見る
学生アリスシリーズ待望の4作目。とにかく長いんですが、推理の部分だけでなく、登場人物の考えていることとかもしっかり書かれていて面白かったです。読者への挑戦の文章もかっこいい。まぁ挑戦されても答えられなかったんですけど。
2008/1/9
投稿元:
レビューを見る
学生アリスシリーズ4作目。
なんと前作からは15年ぶり。推理研の面々が変わってなくて楽しい。
城からの脱走劇はなかなかスリリング。最後まで飽きることなく一気読み!
アリスとマリアの絶妙な関係がまたいい。読後感も良かった。
投稿元:
レビューを見る
久しぶりで待って待って待ち望みすぎていた学生アリスシリーズ最新刊。
面白かったです。
ぶ厚いし、事件の山場までもだいぶ長い前置きがあったけれど、それも気にならないくらい面白かったです。
何年も待ったかいがあったというものです。さすがの一言。
個人的には、江神さんのラストが嬉しかった。これが、彼の行く末の光明になりえるならと思わずにはいられませんでした。
それに関連して、江神さんが神倉村に来た理由もラストで納得です。途中までは何なんだと思っていたけど、卒論のためとか代表に一目惚れとか諸説が展開されてましたが、本当の理由こそ何よりも納得いくものでした。
それならば、江神さんが宗教村にのこのこ来たのも、建物内をいやに熱心に見回って不審がられてしまったのも理解できる。
あと、トリックに関しても、シンプルで好きでした。
かなり初めの部分で子どもが出てきていた、というのと11年前の事件の示唆がそこここに散りばめられていたから、子どもがキーワードになっているのだろうなあと。
あと花火も。
複雑なトリックがあるわけでもなく、少し考えれば「ああ!なるほど!」と見落としそうな穴です。
個人的に、これがミステリーの醍醐味でもあります。
複雑なトリックも楽しいですが、私としては、単純なトリックこそ面白い。単純なのに、何故かわからない。そういうものがいいです。
単純だけど解けないトリックこそ、書くの難しいと思う…有栖川先生すごいなあ。
あと誘拐事件が背景にあったというのもすごい。これ驚きました。な、なるほどーーー!
それから、登場人物たちがちょうど就職時期ということもあり、将来についての葛藤も書かれているのがまたいい。
青春っぽい。学生アリスは爽やかで青春を感じることができるので、読んでいて爽快感があります。
それに絡めて(絡められているわけでもなかろうが)、今回は脱走劇が派手で面白いです!
冒険がある!モチさんと信長がカッコよかったーー!!!名古屋弁!!!
小説大好きな文系人間がここぞという時に動くってカッコイイです。
不覚にも両先輩方にトキメキが止まりません。
はあ〜早く五作目が読みたいです…。
投稿元:
レビューを見る
待望の学生アリス第四作☆
ほんと長年待った甲斐がありました♪
これぞエレガントな推理って感じで、ほんと気持ちいい「やられたー」感。
江神さんの行動が変だなって感じだったのも、教会の隠してた謎も最後にはすっきり♪EMCのみんなやっぱりかなり好き。
第5作で終わるなんて悲しすぎる。また15年でも20年でも待つからずっと続いて欲しい。
ただUFOとか宇宙人の説明のとき本持ったまま寝ちゃってた(笑)
投稿元:
レビューを見る
出たとき、「ほ、ほんとに!?そしてあれから15年も…!?」と。
本物の江神さんが居た。モチも居た。感動。
有栖川氏は歳重ねても、ちゃんと甘酸っぱくて恥ずかしい青春を描けるのがすごいなあと思う。
投稿元:
レビューを見る
2008年 7冊目 3月1日〜3月21日 ようやく読み終えました。
学生アリスとの久々の再会です。
人類協会もいろいろ大変だなぁ。
最後にさらっといくつかの大きな事実が判明しちゃって驚きました。
10年くらい前に読んだ、このシリーズの初期三作も、読み返してみたくなりました。
投稿元:
レビューを見る
ようやく読了。十五年待った甲斐があった。読み応え充分。相変わらず、読者への挑戦の段階で真相までは掴めずだったけれど・・。次作でラストかー。待ちます。いつまででも待ちますよ、有栖川さん。別館ブログでも感想つらつらと。
投稿元:
レビューを見る
先日書店さんに勧められてから、
一気に読了してたのを忘れてました。。
これは「江神シリーズ」なのかな?
四作目。作者は後残り一作としてますが。
いつ出るのでしょう?
印象としては、ミステリファンではないので
純粋に(というものがあればですが)は
読めてないと思います。
「密室殺人」なんて考えられない。
大体のあたりをつけて読むくらいです。
読まず嫌いをしてた有栖川有栖。
一作目で何かにインパクトを受けたんですが・・
いかんせん一作目からこの作品まで読みきったのが
10月の話で忘れた・・。
これ、すべてこれから謎解きに入ります、って前に
「読者への挑戦状」がはいるんですが、
そこがなんかいじらしく思える・・などといったら
きっとお叱りをうけますね。
今までは流れに乗せられて読んできたミステリだけど
この人の「読者への挑戦状」を読むと、
これから謎解きをしますが、
この謎解き役の江神とあなたの情報量は同じです。
謎解きをする際に、今まで机上に載せてきた以外のものは決して出ません。
さあ、犯人がわかりましたか?(こういう文章)
とあるのです。それを読んで、
ミステリ好きなんだなあ、好感を持ったのです。
(ちょっとヘン?)
実際この謎解きって言うのが
まさにパズルで。A+B=Cのような
組み合わせておかしくないようにしていけば、
回答(犯人がわかる)がでるんですよ。
なんか衝撃だったんだよなあ。。
バカな子みたいですね。
ちなみにどれ読んでも有栖川有栖が登場しますね。
(今他のシリーズ読み中)
投稿元:
レビューを見る
待ちに待った江神さん!久しぶりのEMC面子が懐かしくて楽しくて、うっかり手が進むんですよ。
作中環境に軽く時代を感じつつ(笑)やっぱいいなあ。と。
時間は経ってもEMC面子の持つ空気は変わってなかった! それが何より嬉しい。
ミステリとしては、UFOやのキノコやの四字熟語やの、予告文でどんだけトンデモ系かとびびったけどそこは本格。大きなカタストロフがあるわけでもない結論は、難易度はそう高くない気もするけれど、私は納得のできるもので面白かったかな。
随所に短編とかのリンクも見えて、まだ読んでないそれ!みたいなのとか、もう忘れかけたネタだとか(おい)もちらほら。
短編集も次回新作もお待ちしております……(10年くらいなら待つ覚悟は出来ております)。
投稿元:
レビューを見る
■一週間かけて読みました!そして面白かった!(←これが重要) ひっさしぶりに読み応えのある(読んでも読んでも終らない…幸せな時間でした)ミステリでした。■今回15年も時間たってて、あのままの江神さん達EMCの面々に会えて嬉しかったなぁ。ちょっと変わったと思った所は、いい意味で読みやすくなった、という所でしたね。■自分は多分ミステリファンとしては邪道で、謎解きは殆どしないので、この本がミステリとしてどーゆー評価を受けてるのかは知りませんが、キャラで読んでて『これは!』と思った話がミステリとして評価されない本は今んとこないんで(不思議…でもないか)、本格的なファンの方にも、是非これはどうぞと言ってしまいます。アリスになって全てを見て行くか、江神さんになって推理していくかはお好みで。
投稿元:
レビューを見る
面白かった。
一気に読めました。途中のハラハラする展開が病みつきに。
望月さんと織田さんカッコイイです。
あとアリスとマリアの距離感が好き。
江神さんかっこいい。
次で完結のようですね。江神さんどうなるんだろう。
投稿元:
レビューを見る
学生シリーズ第4部。
15年ぶりの新作です。推理小説としては可もなく不可もなく・・・?
推理小説というよりなんだか冒険小説読んでいるような気分になりました。
青春って良いな・・・。
投稿元:
レビューを見る
舞台は、急成長の途上にある宗教団体の聖地、神倉。大学に顔を見せない部長を案じて、推理小説研究会の後輩アリスは江神二郎の下宿を訪れる。室内には神倉へ向かったと思しき痕跡。様子を見に行こうと考えたアリスにマリアが、そして就職活動中の望月、織田も同調、4人はレンタカーを駆って木曾路をひた走る。〈城〉と呼ばれる総本部で江神の安否は確認したものの、思いがけず殺人事件に直面。外界との接触を阻まれ囚われの身となった一行は決死の脱出と真相究明を試みるが、その間にも事件は続発し……。江神シリーズ待望の書き下ろし第4長編。著者あとがき=有栖川有栖
あらすじ参照は下記ページにて。
http://www.tsogen.co.jp/np/detail.do?goods_id=3752
学生アリス4作目。私は最近読み始めたばかりだから大して待ってた感じはしないけれど、15年間、リアルタイムで待ち続けた人はつらいでしょうね。15年前なんて、私だって中学生でしたよ。
学生アリスは5作目で完結するそうです。なので、これはそれにつながるための1作でもあり、これ一冊で楽しめる一冊でもあり。
トリック自体は、「これ使えるじゃん!」ってのはすぐにわかるのですが、それがわかってたって犯人がわかるわけではないところが私である。でも面白かった。すごく面白かった。
これは、旦那様ではなくて私が買った本なので、先に読みました。面白かったよ、と伝えたら、「双頭の悪魔とどっちが面白い?」と訊かれましたが、私にとっては、「女王国の城」の方が面白かったですね。多分、これはトリックがどうこうというよりも、有栖川氏の文章力の差ではないかと思います(失礼)。でも、15年も書き続けたら、文章変わるでしょう。私は火村を読んでいるので、最近の文体の方が読みやすいのです。
このシリーズの魅力なのは、作家アリスでは有り得ない「学生だからこそ」の不安定さ、無鉄砲さ、そういうものではないでしょうか。
なんか、アリスとマリアとか、甘酸っぱい。甘くないんです。まだすっぱいんです。
でもだからこその不安定で優しい関係は、決着がついてしまったらなくなってしまう何かだから、このままシリーズが終わることを夢見たい私でもあったよ。
勝手な思い込みかもですが。