投稿元:
レビューを見る
週刊文春ミステリーベスト10 2007年国内第1位。
このミステリーがすごい!(年間トップ10)2008年第3位。
第8回(2008年)本格ミステリ大賞受賞作品。
2008年7月12日(土)読了。
2008−61。
投稿元:
レビューを見る
な、長かった………。
首が地球を7周と半以上するのではないかと思うほどに待ち望んだ江神先輩最新作。
作中、江神先輩がしゃべるたび、
「ひぃぃぃぃいいいいしゃべったぁぁぁぁあ!!!!」
と、いちいち狂喜しながら一気に読破。
古き良きミステリを踏襲した挑戦状のところまで2度、メモをとりながら読んだものの、やはり真相の一歩こちら側にしかたどり着けなかった。無念。
でも、個人的には、江神先輩がなぜこの地を訪れたのか、その謎が明らかになっただけでもう大満足。
江神先輩、本当に本当に待ってました!!!
…とはいえ。
ファンとは強欲なものでして。
同じだけ待たされてもまた次に会えることを楽しみにしてしまうものなのです。
江神先輩、今回も素敵でした。あーーー満足。
投稿元:
レビューを見る
いまさら私なんかがレビューを書くまでも無く。
むしろ書き出したら何十行必要なんだというくらいですが!
とにかく、学生編は、間違いなく、
新しくなるほど面白くなります。最高でした。発熱したくらい面白かったです
投稿元:
レビューを見る
舞台は、急成長の途上にある宗教団体“人類協会”の聖地、神倉。大学に顔を見せない部長を案じて、推理小説研究会の後輩アリスは江神二郎の下宿を訪れる。室内には神倉へ向かったと思しき痕跡。様子を見に行こうと考えたアリスにマリアが、そして就職活動中の望月、織田も同調、四人はレンタカーを駆って木曾路をひた走る。“城”と呼ばれる総本部で江神の安否は確認したものの、思いがけず殺人事件に直面。外界との接触を阻まれ囚われの身となった一行は決死の脱出と真相究明を試みるが、その間にも事件は続発し…。江神シリーズ待望の書き下ろし第四長編。
投稿元:
レビューを見る
江神二郎シリーズ
大学から消えた江神。行方を捜す推理研究会メンバー。江神の残した情報から新興宗教団体「人類協会」の支配する村を訪れたメンバー。アリスの運転する車と衝突しそうになったバン。10年前に起きた密室殺人事件。村に帰ってきた玉塚と消えた殺し屋・工藤。消えた拳銃。江神との面会のかなわぬメンバー。江神のメッセージ。「チャイナ橙の秘密」に隠されたメッセージ。江神との再会。「人類協会」の神・宇宙人ペリパリんぽ降臨した鍾乳洞で殺害された信者・土肥。盗まれた監視カメラのビデオテープ。警察の介入を堅くない拒む教会のメンバーたち。江神たち脱走。逃げのびたアリス、望月、織田。拳銃で頭を撃ち抜かれた信者・弘岡の死体。自殺のような死体。逃亡したマリアたちの逃げ込んだ金石源三の家。行方不明になった源三の孫・千鶴。調査を続ける江神たちの前に現れた新たな死体。協会幹部の子母沢の射殺死体。現場で発見されたビデオテープ。協会内で発見された千鶴。聖域と呼ばれる鍾乳洞からの侵入。持ち込まれた拳銃の秘密。協会が事件に警察の介入を拒んだ秘密。
投稿元:
レビューを見る
シリーズやキャラクターが好きで買い求めている国内ミステリシリーズ。
有栖川先生の本では同名主人公でも2種類のシリーズがあって、それぞれが別の
人物です。出てくる探偵役の違いから、火村シリーズと江神シリーズという通称で
呼ばれてます。
こちらは江神シリーズ。大学のミステリー研究会に所属するメンバーのお話。
長編シリーズの第4編。
姿を消した、先輩江神を追って、アリス、マリアなどミステリー研究会の面々は
人里はなれた奥地の『城』へ迷い込む〜。みたいなファンタジーっぽく説明して
みたり(つω`*)テヘ
実際は、地に足着いたリアルミステリーです。
こういう異色の建物が出てくるミステリ大好きなんです。趣味で★5つ。
投稿元:
レビューを見る
あまりに長く待ちすぎて、期待はずれだったらどうしようと戦々恐々としていたのですが、いらぬ心配でした。
このシリーズに特に強かった感受性の高さにも、冒険心にも、勿論ロジックにも、とても満足させてもらいました。
犯人当ては、あの最後の1プロセスが分からず、観念して読み進めたのですが、(このシリーズはすごく推理がし易いだけに、悔しい…!)
驚きの理由ながら、道筋自体は単純で、たしかにその人物でしかありえないもので・・・あー、やっぱり悔しいです!!
思えば「読者への挑戦」があるものを、すごく久しぶりに読みました。
物語上で提示できない条件を付加できたり、
なにより、これがあると安心して推理できるので、大好きなんですけどね。
投稿元:
レビューを見る
2008.8
時代設定もあるせいか微妙に共感できないところもあったけれど。
最後のなぞときはあぁ〜なるほどね、という感じだったかな。
ただ、どうして?みたいな点はあいまいで終わってしまったところも多かった。
あと1巻で長編は終了みたい。
学生アリスが作家アリスにつながっていくのか気になる。
「性善説でも性悪説でもなく性寂説」という話がじんわりした。
人は誰でも寂しいという感情を持っていると確かに思う。
投稿元:
レビューを見る
冗長な部分はあったけど、そこも含めて非常に読みやすく、本の厚さを感じさせない。
俺はもちろん「読者への挑戦」を受けても犯人が分からなかったんだけど、謎解きは非常にシンプルかつ美しく、様々な部分に張られていた伏線が見事に回収されていく様は感動すら覚えた。
アクロバティックなロジックではなく、丁寧に一つ一つが語られていくので、驚きは少ないかもしれないが、感心・感動はかなり大きいと感じた。
次が最終作……何年待つんだろう。
投稿元:
レビューを見る
久々の長編に思わず手が伸びた。昔は自分も大学生だったけど、いつのまにか自分だけが社会人になってしまった。相変わらずの読者への挑戦。この場面で、自分がやったろうじゃんと思うのは、昔も今も変わらない。とにかく、読み始めたらとまらない。どこか物悲しく、でもポップな物語。
投稿元:
レビューを見る
2007年9月発行。
江神二郎シリーズとしては4作目。3作目から15年7ヶ月たっているそう。
有栖川有栖ら英都大学推理小説研究会のメンバーは、急に姿をくらませた江神先輩を追って、木曽路を走り、UFOが見えるという人類協会の本拠地・神倉へ。
会祖が宇宙人を見たという洞窟の前に作られた人工的な町の奇観。万博のようとか、妙に軽いのが受けて盛んになった団体というのが笑えるけど。
江神は瞑想中と最初は面会を阻まれるが、誤解が解けたのか翌日には会える。
村には11年前の未解決事件を未だに探る元刑事も滞在していた。
そうこうするうちに閉鎖された空間で、連続殺人が…
江神って、まだ大学を卒業してなかったのね〜。
しかも、髪が長いって…
バブルが崩壊しかけている頃って、何年前だろう?
作者は1959年大阪生まれ。1989年「月光ゲーム」でデビュー。
投稿元:
レビューを見る
教団体"人類協会"の聖地、神倉。大学に顔を見せない部長を案じて、推理小説研究会の後輩アリスは江神二郎の下宿を訪れる。室内には神倉へ向かったと思しき痕跡。様子を見に行こうと考えたアリスにマリアが、そして就職活動中の望月、織田も同調、四人はレンタカーを駆って木曾路をひた走る。"城"と呼ばれる総本部で江神の安否は確認したものの、思いがけず殺人事件に直面。外界との接触を阻まれ囚われの身となった一行は決死の脱出と真相究明を試みるが、その間にも事件は続発し…。江神シリーズ待望の書き下ろし第四長編。
投稿元:
レビューを見る
やっと読み終わりました!!
久々の江神さん〜♪
なんか新鮮でしたね、学生アリスが。
作家の方が馴染みがあるのですが……えぇ、そりゃイロイロなところで(笑)
おぉ、学生の方はこんな感じだったか〜と軽く忘れかけていましたね。
学生も作家も、次回作楽しみにしています。
投稿元:
レビューを見る
急に姿を消した江神の後を追って、後輩アリスら推理小説研究会の面々は木曾山中にある神倉という街へ向かった。神倉にはUFOに乗ってやってくる神を待つという「人類協会」の本部がある。・・・不思議の国で起こる連続殺人。
このミス3位。長いです。図書館に返さなきゃいけないので急いで読んでいましたが、前半は冗長でかなりだれました。
アリスらが脱走を試みるあたりから話が面白くなって、後半の謎解きはなかなか面白かったです。伏線がいたるところにはりめぐらされていて・・・。
ただ、10年前の事件のトリックにはやや無理がある感じがしました。あと、人類協会の人が多すぎて誰が誰だかわからなくなってしまいました。
投稿元:
レビューを見る
どれだけ待ったことか!冒険あり青春あり勿論謎ありで文句無しの一冊。大脱走には心が震えました。信長かっこいい。江神さんの××が登場したのが終わりを連想させて寂しいです。