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2007念10月4日読了。待ちに待った(10何年ぶり)江神シリーズ第四作目。予約して買いました。EMCのメンバーの仲のよさに学生時代を思い出しました。舞台が宇宙人の降臨を待つ人類新興宗教の総本山で、SFにあまり興味のない私には少し読み辛いところがありましたが、面白かったです。
ただ、10年待った分、期待しすぎていたのか、解決篇が少し肩透かしな気分。双頭の悪魔が一番よかった。ちなみに、『川に死体のある風景』というミステリーアンソロジーに、この作品の舞台である神倉を舞台とした短編が載っています。
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15年待った。15年!前作からなんと年数がたってしまったことか。さっさと読むのがもったいなくて4日にわけて読破。関連する小話を挟むのは作者の癖であるし、いつもそれを楽しんでいるが、今回は興味のない話が多かったせいか、少し冗長すぎた気も。あとEMC以外のキャラがあまり立っていなかった。その辺は双頭の悪魔に大きく劣りますね。やはりアレを超える話は難しいのか? でも久しぶりの新作、楽しめました。江神先輩はやっぱりかっこいいよ!あと1冊でこのシリーズも終わるのかと思うと寂しい限り。出てほしいような、ゆっくりでいいような…。
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久々の本格モノ、堪能しました。メインプロットには隙がなく緻密で、まさに「やられたぁ」の大カタルシス、脱帽です。ただし、余りにも長すぎ。ちょっと余談が多すぎるので★四つ。
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待ちに待った学生アリスシリーズ。
江神さんが登場するまでは「どうなるのだろう?」とワクワクしながら読んでいましたが、予想に反して…
もうちょっと…う〜ん…いや、面白い事は面白いんだけど…(期待が大きかった)
それでもこれだけのボリュームがありながら一気に読んでしまいました。
次回作がまた楽しみになりました。
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久々の登場、待望の学生編。もうEMCのみんなに会えただけで文句なし。トリックとかロジックはまあ、そこそこ。ああ、あと一作で終わるなんて言わないで…!
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待ちに待った「江神シリーズ」第4長編であります。もう前3作の内容は忘れました(笑)ちょいちょい繋がってるんですけど、それほど気になる感じでもなかったのですらすらと…。半分読み終わる頃には読むのを止められない状態になります。後半は一気読みするのがオススメであります。ハラハラドキドキ。ミステリーに冒険活劇の要素もあり。マリアとアリスはどうなのよー?ってなのもあり。青春ミステリと言うにはもったいない。さすがのロジックに脱帽であります。当然出される読者への挑戦はスルーの方向で(笑)考えてる間に続きが読みたいわ!!ってなるので…。久々に脳が目覚める小説を読みました。次巻が気になりますが。次で完結らしいので出て欲しくないような。でも読みたいような
。んージレンマ!!
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15年ぶりの江神さんシリーズの最新作。読み終わるのが勿体無いくらい堪能しました。謎も良かったけど、やっぱり有栖川有栖の本は登場人物の会話が楽しい!久々の学生アリスに会えて幸せでした♪
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『レディ・ジョーカー』のごとくはじめ1/3は退屈やったけど、殺人が起こってからはさーっと読めました。江神さんがやっぱりオトナでかっこいい!そして、今回初めて織田さんかっこいいなと。バイクんとこ。名古屋弁にシビレた。(20071106)
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15年振りの新刊だよ。
半分はこうリズムに乗り切れていなくて、なんだか必要のない気がしたけれど、後半はテンポ良く、次に次にって感じで楽しく読めました♪
最終巻はいつ出るのやら。
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待ってましたのEMCシリーズ新刊です! 今回はどんなクローズド・サークルかと思ってましたが、国内を舞台に宗教国めいた場というのがとても興味深かったです。ただUFOや宇宙人に対しての説明は、ちょっと私の中では気乗りしない部分なので、う〜ん、と(すみません…) 閉ざされた場所からの脱出や、町人たちもいるのに助けを求められないもどかしさ等は読んでいてすごくドキドキしました。ラストのもつれた糸がゆっくりほどかれていくような解明も心地よかったです。…『女王様』についてやや物足りないのが残念;
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2007/10/29〜11/4
ページを開いたら上下二段だったのでクラッとしました(苦笑)。でも読み始めるとボリュームは関係なかったです。面白かった。トリックは半分くらいわかったけど、江神さんのようにスマートな回答は無理でした。長編は次で完結らしいので非常に残念です。15年後といわずせめて10年以内にだして欲しい。
『その人が、何十年も先のことを約束してくれたのがうれしい。真夜中という悪戯好きの時が、彼に口を滑らせたのだとしても。』256P
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久々の江神先輩。
楽しくグイグイ読めました。
全然犯人はわからなかったですけどねー。ま、それはいつものことだから。
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もー!!待ちに待った、江神さんシリーズ長編第4弾。頭の中の時計の針をバブル末期まで戻せば、鮮やかに甦る、英都大学推理小説研究会の面々。設定はちょっと前作のセルフカバーっぽいが、なるほど!の展開です。…それにしてもマリアはやっぱり“お嬢”だな、などと改めて思ったり(笑)。
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15年振りの江神さん!!ストーリーは、わりとサラリとして読みやすかったです。学生アリス独特の重さがなかったのは、残念ではあるけれど、面白かったです。有栖川さんの優しく心に残るミステリは健在です。
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ストレートな本格ミステリに飢えている読者にとっては、満腹感を呼び込んでくれる一冊だろう。久々の学生アリスシリーズはやっぱり「爽やか」。イントロが長くてイライラしても「爽やか」。相変わらず人物は書けてないけど「爽やか」。
新興宗教の国──この、どう考えても作者のご都合主義に見えてしまう胡散臭いファンタジー・ワールドを舞台に設定したのには驚いた。しかも軟禁状態を強いられるアリスたち。“嵐の山荘”の方がまだ説得力があるのに、なぜこんな力技で読者をねじ伏せるのだろうと不審に思っていたら、最後の最後で納得がいった。
お約束の「読者への挑戦」を経て、謎解きシーンへと流れていくのだが、ここに到達するまでが恐ろしく長い。無駄とも思えるエピソードや、どうでもいいペダントリーでページ数を水増しするのはけしからん、と立腹するのは私だけ?
江神の推理プロセスは、作者が好んで使う「エレガントさ」という点においては、レベルの高さを認めないわけにはゆかない。ただ、そのトリック自体は残念ながら、ガツンと響く類のモノではなかった。いくつかのトリックを組み合わせて、結果的には大きな一枚岩を形成してはいるが、元はと言えば小粒で荒削りな岩石に過ぎないのだ。
二段組にせず、贅肉を落としてスピード感を強調した方が、より満足のいく読書時間になったはず。クイーンばりの本格ミステリを書ける作家は、日本にあと何人残っているのだろう。学生アリスシリーズの完結作に期待するのは、終始本格に支配されたいということ。それだけ。