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ついに晃蓋にも暗殺の手が…
トップの死は梁山泊にどのような変化をもたらすのか。
今後の展開に期待。
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読む前にすでに読んでた友人に「この巻は・・・すごいよ。」と意味深に告げられていたので、
けっこう警戒して読んでたのだけど、
たしかにすごい面白いし、はらはらするところも結構あったけど、
いつもどおりなんじゃないん・・・?と思っていたら。
ラスト。
「うわああああ〜〜〜!!」でした。
ほんま。それってありですか。てかいまいち飲み込めてないんですけど。。。
え?どうなったの?ほんとにそうなの?え?え?え??
・・・・・気になる人はぜひ読んでください。
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意見の対立する頭領2人。
3万で大きく蜂起か10万で大きく蜂起か?
暗殺屋史文恭の毒牙に掛かるのはいかに!?
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【月の光さえ眩しい、と私は感じたことがある。】
梁山泊の暗殺部隊が結成。通常の兵とは一線を画した部隊。
そして生き急ぐがごとく。。。
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梁山泊軍と官軍の駆け引きが益々熾烈になる。
どうも、作者の性格かもしれないが展開が暗い。
最初から青蓮寺と致死軍、楊志の暗殺、しかも犬と女(母親)を使って。
第二弾は史文恭を使った暗殺、物語なのだからもう少し陽気に、派手に闘いの中で行えないのか?
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晁蓋が、殺された。
しかも暗殺という卑劣な手で。
こーーーんなところで死ぬなんて!!!
扈三娘と良い感じだったのに・・・許せん!!!
でも宋江と対立ばっかだったからこれを機にまとまるんかななんて・・・・
なんて皮肉な運命。
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梁山泊の二人の頭領の一人晁蓋が暗殺される回です。
この巻のキーワードは、「死」です。
巻の前半で、梁山泊致死軍の隊長である公孫勝が樊瑞を
暗殺部隊の隊長に迎えるくだりがあります。
その際、公孫勝は「死」というものについて、
「昔からの友人」
と言い、樊瑞は「暗殺」というものについて、
「(死ぬ)運命に対する、ちょっとした手助け」
と言い表します。
また巻の最後、晁蓋が毒矢に撃たれたところでは、「昔からの友人」は、
「やさしげで、触れると心地よさそうで、包み込まれるとかぎりなく安らかになれる。しかし、冷たい」(p.381)
と書き表されています。
その冷たさに晁蓋は憤怒し、自分にまとわりつき、自分を包んだ友人を両断しようとします。両断したと思った瞬間、晁蓋の視界には、鮮やかな光に満ちた世界が広がります。
本来、体験できるものではない死というものを、友人として、心地よいものとして、安らかなものとして、それでいて冷たい(決して温かくない!)ものとして例えているところに、この全19巻の小説を通した死に対する定義があります。
そして、己の矜持を貫きとおせた人物だけが、死の間際に光が広がるのです(別に「光が広がる」という記述があるわけではないが、彼らの死ぬ描写にそれを読み解くことが読者はできる)。
人の生き様を描くということは、同時にその死に様を描くことでもあります。
死への描き方が上手い作品は、同時に生きている場面も上手く書かれているものですが、北方水滸伝はそれを感じさせる作品です。
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暗殺をメインとしたこの巻はつらい。敵だけではなく、梁山泊側もそういう手段に訴えていくあたり、そしてそれができる人間を捜し求めるあたり、きれい事だけでは行かないのがよくわかる。
それでも、その手で打ち倒された人間を観ると、せめてやっぱり正々堂々とした戦いの中で死なせてあげたかったと胸が苦しくなる。
そういう中では、胸の中にじっと恋を秘めている王英と、部下に優しすぎて問題があるという楊春が爽やかである。
2008/8/30
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晁蓋と宋江は相変わらず、攻勢に転ずるタイミングについて意見を戦わせていたが、お互いに妥協することなく、議論は平行線のままであった。北部に2万の官軍が展開していることをきっかけに、晁蓋は半ば強引に梁山泊の主力を率いて出兵し、敵を一蹴した。青連寺から晁蓋の暗殺の命を受けた史文恭は、梁山泊に紛れ込み晁蓋の従者となり機会を伺っていた。梁山泊へ帰還する途中、史文恭は忽然と姿を消し晁蓋は肩に矢を受ける。矢には史文恭の名が彫ってあり、その先にくくりつけられていた鏃には毒が塗られていた。晁蓋は命を落とす。
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タイトルは、本書の背表紙から引用したものである。梁山泊の頭領:晁蓋が、とうとう青蓮寺の刺客:史文恭に暗殺されてしまった。宋江とならぶ水滸伝のビッグネームである。暗殺は本巻のラストで行われるのだが、久しぶりにスリルを味わった。と同時に、梁山泊が意外に脆く脇の甘い組織であることを実感した。晁蓋が平原の街を落とした後、民に紛れた史文恭と面接するのだが、青蓮寺一味であることを知ってあえて危険因子を取り込んだのかと思った。何か意図があってなど…。ところが、こういとも簡単に暗殺されてしまうとは…。確かにその前から宋江との確執→双方からの歩み寄りが描かれていたし、女性騎士:扈三娘とのカップリング画策の話が唐突に持ち上がったりしていたので、晁蓋の死期は近い予感は、ある程度していたが…。
いっぽう、本巻では友人:李袞を亡くした「樊瑞」、前主人:李応(梁山泊の兵站担当)と分かれて双頭山に配属された「杜興」など味わい深いキャラクターの迷い・傷心・葛藤が存分に描かれているが、それが梁山泊全体の歯車の大切な一部となっていて面白い。
さて、次巻は晁蓋のいない梁山泊がどう動いていくのか非常に楽しみである。ナンバー3の盧俊義はいまだ梁山泊の常連メンバーには入っていない以上、ナンバー4である事務畑の呉用が存在感を増してくるのだろうか…。
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流花塞。杜興。晃蓋の死。まとめるとこんな感じ?
毎回、末端の英雄まで好きになれるのがいい。末端まで英雄にできるのがすごい、とも言える。
杜興の話しはいいな。美点も汚点も持つ人間味ある人物を、こういう風に書かれたら、杜興は好きにならざるをえない。
晃蓋の死は、本気で悲しかった。しかし、それでも史文恭を嫌いになれない。変な話し、憧れのような感情も抱く。小物であり、尊敬できるような特技を持っているわけではないから、凡夫の俺は感情移入しやすかったのだろうか。
『まさに英雄』と描写される人物だっただけに、楊志や林沖ほどの心情描写や見せ場はない。にも関わらず、この巻を読んだ直後や、後の巻を読んでいるとき、もし晃蓋が生きていたら……と考えてしまう。梁山泊の仲間だけでなく、読者の俺にとっても大きな存在だったんだろう。
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梁山泊の勢力が膨れあがるにつれて、トップの対立が深刻化。兵力をもっと蓄えるべきという宋江と今すぐ攻勢に転じるべきだという晁蓋。方針の決着がつかないまま、晁蓋は自ら本隊を率いて野戦に出る。
ますます人数が多くなり、今回クローズアップされた樊瑞、杜興、楽和など面白いキャラだが、次に出てくるときまで覚えていられるかどうか。相変わらず下っ端キャラの方が味わい深く、晁蓋と宋江には未だに魅力を感じることができない。
この巻のラストから思うに次の巻では物語が大きく動きそうで楽しみ。
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(あらすじなど)梁山泊、青蓮寺ともに暗殺部隊の活躍が中心の巻。攻城用の器具の開発やちょっとした恋愛のエピソードなどもあり、淡々と進んでゆくような印象だが、最後に晁蓋の暗殺で怒涛の12巻へ。。。
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晁蓋と宋江は内面では、相手を認め合ってるんだろうなという印象があった。正面切って口論ができるのはそういう事では無いかな?と…。離れ離れになると若干寂しがってるし…。…にしても晁蓋…ショック…
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少し間をおいたら、名前がわからなくなってしまった。主要登場人物さえ把握してればいいと開き直り、わからないままに読み進めることを決意。宋江と晁蓋の確執が悪化傾向。そんな晁蓋に刺客が忍び寄る。