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主要な登場人物は少ないのにとても複雑に絡み合う。結果、主軸とは無関係なストーリーもそれぞれの衝動や執着、狂気に繋がっていくのかな。要の衝動、極端ではあるけれど、理解できる自分もいる。
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最後のどんでん返しとか人のからり具合とかは良かった。唯一わからなかったのは、なんで本物のけんじはあの部屋に戻ったの?っていうこと。ミステリーの、うわー、わかっちゃったー、っていう瞬間が味わえる良作だった。夜勤バイトでもりもり読んじゃった。
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風子の行方を追う刑事・遠野の暴走。風子の過去にまつわる事件の数々。展開が想像出来なくて、読み応えはすごくある。最後の最後まで事件の真相には辿り着かないが、そこまでに色々な男、女の生き様も書かれていてミステリーでありながら人生とは?幸せとは?と問う作品でもある。
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続きが気になってイッキに読めちゃったけど、要の暴走はちょっと強引だった。。
風子も不憫だったけど、風子を大切に思ってくれた男はたくさんいたわけで、必ずしも不幸だったわけではないと思うけど。。
個人的には洋次がイイ。
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魔性の女、悲劇のヒロインに翻弄される物語。
魔性というか不安定、ゆらゆら揺れているような女性って
自分が何とかしてあげたくなるのが男性心理でしょうか?
実際はそんなヒロインはすべてを捨てて一人でどこかに行ってしまうんだから、つまり誰も必要ないってことで・・・
皮肉な物語だなと思いました。
現在、過去と場面は変わるけど分かりやすかったです。
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風子の逃避行は続く。犯人は果たして彼女なのか。犯した罪を償うために
死に場所を探しているのか。追う者と追われる者。逃避行に行き着く先は再生か破滅か。ひとはひとりで生きるのが怖いから愛しあい、ひとりで死ぬのが怖いから愛しあうのか
単純な殺人事件かと思いきや風子を追うごとにあきらかになる事実は
よくできていると思いますが風子と遠野の気持ちが理解し難く
風子と遠野に対して、何とも言えぬもやもやとした物が残りました。
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上巻に続きサクサク読み進んだ。
要の変化は少々唐突で、もう少しそこに至る納得出来る筋書きが欲しかったが、実際は意外とそうしたものかも知れない。
それと肝心の殺人のネタ証かしとその事実が意外とあっさりとしていたのが少し残念なのでマイナス★ひとつかな。
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評価は4.
内容(BOOKデーターベースより)
風子の逃避行は続く。犯人は果たして彼女なのか。犯した罪を償うために死に場所を探しているのか。運命に翻弄された風子の不幸な人生をたどるうちに、刑事・遠野の心の中で何かが起きる。追う者と追われる者。逃避行に行き着く先は再生か破滅か。ひとはひとりで生きるのが怖いから愛しあい、ひとりで死ぬのが怖いから愛しあうのか―。人間性の深淵を描ききる長編ミステリついに完結。
うーん。サクサク読めるが…風子さんに全く魅了が感じられず。遠野要の考え方も理解できず。で…犯人は貴方ですか⤵︎