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乙武さんの言葉は、分かりやすく、まっすぐで胸に響いた。中学生くらいに読ませてもいい本だと思う。
著者の意見は教育者として全うで、正しいと思えることが多い。しかしそれがいつの間にかきれいごとじゃないかと思える自分になっている。それをもう一度、純粋なころの気持ちに戻してくれる気がした。
印象に残っている言葉は、「お金を稼ぐのに教養はいらない。使うのに教養がいる」
「グレーゾーンでも生きやすい社会」
「趣味はセーフティーネットになる」
「選ぶ自由を残す教育」
など。
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2008/03/02XXX?図書館
子どもの教育には、家庭、学校、地域、それぞれ違う力が必要だと思う。また、逃げ場所も必要だと思う。
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いいなぁ。乙武さんのこの真面目で真摯な筆致は大好き。意外がられるんだけど。平和についてのところと、ペットについてのところはほんとにだめ。自然と泣いてしまう。大人になるってことは、ひとりで生きていけるようになるということじゃなくて、格好よくなるということでもなくて。
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どの項目も興味深い視点が示されていましたが、特に印象的だったことが2点ありました。
1つは、偽善であったとしても、手伝ってもらえる方が嬉しいという指摘。
気持ちある行動は大切だけれど、偽善か否かにこだわって何もしないよりは、偽善でもしてくれるほうがいい。
すごく、納得でした。
行動すること、大事ですね。
2つ目は、結婚する時の「お嬢さんを僕に下さい」という言葉。
考えてみれば、妻となる人は、ものではないので、「下さい」という表現はそぐわないのではないかと思いました。
「もらう」から、結婚した途端、妻を召使のように使う夫が出てくるのではないでしょうか。
そんなことを考えさせられました。
乙武さんの文章は、等身大で、身近に感じられます。読んでよかったと思える一冊でした。
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愛国心、お金、環境、スポーツ文化、ボランティア・・などなど、身近でいて普段あまり改めて考えない問題について、小学校教諭になった乙武さんがわりと庶民的な視点から意見している本。
普段から問題意識を持つということの大切さを思い出させられるが、同時に、視野を広げるほど、まずは自分の身の回りのことに目を向けなければという気にもなる。
たとえばボランティアというと、海外や被災地にいくというイメージがあるが、まずは身の回りで困っている人を助けることが当たり前にできる自分かどうか?
そういうことを考えるだけでも価値がある気がした。
全体的に難しい話はなくわかりやすい。
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「社会科入門」という名前にふさわしく、現代社会のいろいろな出来事が、実例や専門家・当事者の視点から取り上げられています。
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良かった、なんて抽象的なことばはつかいたくないけど、良かった。
知人の話を持ってきたところにすごく親近感。
印象的だったのは、偽善でもボランティアの人がいないよりいたほうがいいという、助けてもらう側の声。
あと、犬の写真展の話。
乙武さんがスポーツライター、小学校教諭だとはつゆ知らず。
他の著書もよみたい。
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期待して読んでみたけどうーん…スポーツライターをされているのに分野違いの連載だからか最初の方は少し素人くさい文章あと 引き合いに出される人物が著者の知人・親族というのが多い印象それが悪いわけではないけれど…タイトルから期待するイメージと内容のギャップにちょっと肩透かしをくらった感じがする…かな
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大人になるってどういうことなのか、まだわかりません。今までは、身の回りで起こっていること(タイムリーなところなら、原発問題、TPPなど)について、いつも知識がないからという理由で常に、傍観者の立場をとっていたけれど、ちゃんと情報を集めて、自分の意見を持てるようになりたと思いました。
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読んだ後だとタイトルの社会科入門がしっくりきます。社会に生きる上でいやでも目に入ってくるようなテーマを扱っている。教育、平和、ボランティアなど…。
乙武さんの著書にしては、期待していたほどではなく平凡な内容でした。もちろんいいことは書いていますが。
たぶん、乙武さんもわかりやすく書こうとしているのであまり深く突っ込んで書けなかったのかな、と思う。
性同一性障害の節の「先天的な違和感」という言葉が印象的でした。