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最近の香月作品はみんな料理が美味しそう…。師匠のオムライスもるりるりのお弁当も食べたいけど、大江戸の軍鶏鍋も食べたいところ。
読みやすいですし、情景が想像できる挿絵いらずの文。流石です。
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シリーズになってくれたようで嬉しいです♪ 雀の恋物語とはちょっと違いましたが(苦笑)、美しく切ない後半のシーンがとても印象的でした。
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いまひとつ主人公のキャラクターが掴めない〜雀は妖怪が闊歩する大江戸に棲む人間の子。瓦版のネタを拾うために右往左往しているが,鬼火の旦那が後ろ盾になってくれている。新作の戯作がシンデレラに似ていると感じた雀は作者の雪消は芝居小屋の牢座敷に住まっている。白鬼は放っておくと,人を喰らうというが,そうは見えない。旗本の三男が囲いものにして力を手に入れようと迫ってくる〜まあ,徐々にキャラを立たせて,人気シリーズにするつもりかも知れないけれど,そうするためには,万人受けするイラストレーターを発掘しなくてはならないだろう。売れているイラスト描きも新しいタッチを産み出すのは難産だろう・・痛みを伴うに決まっているから,難しそう
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私にとって児童文学あなどりがたしの具現というか見本と言うか、そんなシリーズ。
なんてーか、頑張ろうと思える…とかいうの恥ずかしいけど、いい話なんだほんとに。
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年末、そして年始。
楽しく過ごして、そして知り合った人(?)物。
それは、そこから出てはいけない人。
年末年始の大盤振る舞い。
すごいですね! これは私も参加したいです。
今は1日から何もかも開いていますが
大江戸は当然3日まではお休み。
という事は、4日からが初売り…は、あったのでしょうか??w
しかしバカ息子はいいと思います。
すごく分かりやすい(笑)
今も昔も、浅はかな人物は進歩がないです。
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年末年始に読んだだけに、本編と時期が一緒で楽しかったですw
年末の慌しい感じとか、新年のスッキリした空気を描けるのはすごいなぁ
このシリーズの人情モノな感じがたまりません!
人の考え方、自分の考え方、色々と考えさせられます。
それにしても表紙絵が好きすぎる…!!
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『大江戸妖怪かわら版 封印の娘』作:香月日輪
初版発行:070900
発行所 :理論社
登場人物:菊五郎
日吉座の主人にして雪消の父親。
雪消
日吉座の脚本担当。先祖帰りして強く白鬼の血が出た。
藤十郎
日吉座の看板俳優。
佐太郎
保坂家(武士)の三男坊。雪消に求婚する。
あらすじ:今日も今日とて大江戸を駆け回る雀。日吉座の演目を見に行き興味を持った雀は日吉座の脚本家・雪消に会いに行く。座敷牢に閉じ込められている雪消と交流を深めて行く中、ある問題が浮上して行き………。
目次 :プロローグ
坊様、裾をからげて走る
雀、封印の娘に会う
雀、料られる
金十郎にあやまり行燈油差し
百鬼春雷を纏い花を舞い散らす
まだ浅き春かな
オススメ:雀と雪消の交流がほのぼのして和みます。座敷牢から出されてしまった後の事件は一番の見どころですね。
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シリーズ3作目(前作が上下巻でしたので)
日吉座座長・湯島の菊五郎の新しい舞台を見物した雀たち。
シンデレラそっくりのストーリーを書いた人に興味を持ち、紹介されたのは菊五郎の娘・雪消(ゆきげ)
彼女は封印の中からひとたび外に出れば、人を食わずにいられない、白鬼の娘だった・・・。
春の嵐のように、ただやって来て、去るもの。
美しくて、恐ろしくて、純粋。
彼女のそんな真の姿に、雀が触れる一幕です。
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新たな登場人物、白鬼の雪消(ゆきげ)。
はぁ~どんなに綺麗なんだろう
2作目以上に鬼火はかっこいいし次も読むのが楽しみ。
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「自分の生きる世界はここしかないのだと、それがどんな世界であろうともここしかないのだと。ならば、自分はここで生きようと。そう覚悟を決めたのだろうサ。その子は、己を悟り、己を受け入れ……そして、大人になったのだよ」
今回はアマゾンにもこの話の内容が載っていないので、自分なりにまとめてみようと思います。
いつもの通り、感想交じりで。
いつもの面々に加えて、純潔の白鬼である雪消さんが出てきます。
隔世遺伝だか、突然変異だかで先祖返りしちゃったらしいです。
鬼は、他の血に混じりやすいらしくて、がんがん血が薄れるようですが、たまーに雪消さんみたいに純粋なる鬼が生まれるようですね。
女の子限定で。
で、この雪消さん、封印を施された座敷牢に住んでいます。
なんでも白鬼ってのは人喰いのようで、彼女も子供の時に仲の良かった、好きだった子を喰らったんだそうで。
そういう「性」を持った存在としては、喰った理由はたったひとつ、「喰いたかったから」
けれど、それがこの世の中では許されないことであることも分かっていて、且つ父親が自分を生かすために封印を施した座敷牢を作ってくれたことも知っているから、その狭い世界で生きていくことを決めた、と。
それが嬉しいのだ、と。
静かに言う雪消さんは潔かったです。
雀のことを「生まれ直し」をしているのかも、とポーが言うんですが、本当に幸運ですよね、この子。
普通人はそんな機会は決して与えられない。
それは絶対。
そも、生まれは選べなくても育ちは選ぶことが出来るんですもの。
望んでそういう風に育った癖に…って言いたくなるのは私自身がとても大切に育てられてきたからでしょうか。
これから先の雀の成長に期待、かな?
それにしてもさっぱり盛り上らないお話だな、このシリーズ。
…内容紹介になりませんでした…。
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シリーズ第3作。今回はかわら版屋の記者で人間の雀は、戯作者の雪消師匠と知り合い、そのまっすぐな瞳に強く惹きつけられる。
*いつもながら、少年のまっすぐな成長とそれを見守る大人たちの姿が頼もしい。
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雀の春はいつやってくるのかな~?
雪消は先祖返りで封印の牢屋から出られないなんて…
でも、出たら、人を食ってしまうし…
う~ん…その答えをだすのは難しいだろうな…
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「雀、封印の娘に会う」というところをプリントで読み始めたので、
はじめは、何が何だかわかりませんでした。
読み解くうちに、人間界から「雀」は、
妖怪の世界にワープしてしまったのですね。
そしていろんな妖怪たちに会うことになります。
舞台は妖怪の世界の大江戸。
この章の時は正月。
大江戸三大座の新春興業の芝居見物にでかけることになります。
ここに登場する妖怪は、13人ぐらいかな?
雪消(ゆきげ)が、初芝居「白露姫縁結びの鞘(さや)」の脚本を書いたのだというが、
その雪消は、ひとくい?のため、封印され、ている。
・・・といったようなさわり。
暑い夏には奇妙で、いいかも。
ただ、この世界になじんでくると、変わった世界なりに、
笑えることもあり、それなりに楽しい。
本で読んでみたいと思っています。
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なんと続編が出てた!この人の本て最初の本がいつも一番面白いから、ちょっと不安。
・・・だったんだけど、面白かった。
前作よりも事件が大きくなって、殺生沙汰になるあたりも。
大江戸の大晦日にお正月。
「四季とともに巡る行事を身体に積み重ねるように過ごすと、時間がただ無駄に過ぎてゆかないような気がした。」
時代小説を読むと四季がとても身にしみる。今回も。
前作で知り合った日吉座の新春興行に招待され、雀は菊五郎の娘で日吉座の脚本担当の、雪消と知り合う。
雪消は純血のその血ゆえに封印の中でしか暮らせない娘だった。
お互い物書きということですっかり仲良くなった二人。ところが旗本保坂家の三男坊が雪消を嫁に!と言い出して。。。
主人公を事件にどうやって自然にからめるか、というのに気を使うといっていたのは「剣客商売」での池波正太郎だったかなあ。アパートも魔法の塔もここのところが違和感があってダメだったのかも。
このシリーズはすでに異世界なだけに、すんなりと事件に引き込まれる。でも、事件自体は人間世界とあまり変わらない。
解決も、腕っ節の強いヒーローの登場と家の名前を守る保坂家のプライドとで丸くおさまった。
雀が子供っぽくて、純粋なのも魅力。
「コリャ、景物景物」
「こンだけまぶしけりゃ、野郎でもありがたいってもンだ」
美しさが男女に関係なく「美しい」派動を発しているかどうかっていうのは、この世でもあるよなあ。
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脚本を書いている白鬼の雪消(ゆきげ)は、川小僧を食べてから座敷牢に封印されている。
鬼火の旦那が雪消に怪我をさせ雀は号泣する。
雀は旦那のそばで生まれ直しをしている。