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じっとり伝う冷や汗みたいに嫌悪と恐怖が内混ぜになってます。知らない山に行きたくなくなります、心霊話は好きですがテレビと本だけにして絶対に肝試しはしませんと誓います。
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夜中寝てる時に思い出すとなんか寝られなくなった。読んでる時は怖いんだけどまあホラー好きの私には別にどうってことないと思ってた。そしたら夜考え出すといろんな想像してしまいゾッとした。この小説、今まで読んだ中でも怖い一冊に登録だわ。
人間の自然に対する傲慢さが災いを引き寄せた。特に山なんてね。心霊スポットなんて、面白半分で絶対行ってはダメなんだと。しかしこれから山に登る時は畏怖の念を持って登らないとな。
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肝試しに廃墟に行ったという友だちから相談を受けたら、自分にも怪奇現象がふりかかって来たよタスケテー、という内容。作者の体験談をもとにしたホラーです。
ただ、ホラーとはいえ、アッ!と驚かせるような白い服を着た髪の長い幽霊などは出てこない。肝試しに行った友人たちが、徐々に変容していく様が主に描かれています。
しかし、怖い。ジリッとにじり寄る恐怖感。得体の知れないモノにジワジワと日常が浸食されていく不快感。なんというか……、首筋に生暖かい吐息を繰り返し吹きかけられているような……そんな感じの不快感があります。
平易な文章だから……と、うっかり夜寝る前に読んだりすると、暗がりからナニかが見ているような気がして、中々寝付けなかったり……。
余談。作中では、面白半分に心霊スポットに肝試しに行く……という行為に対し、批判的に書かれています。僕は批判は別にしないけれど、否定的です。ホラー好き、怖い話が好きということもあり、「心霊スポット行ってみようぜ」と誘われたこともあったけど、断固拒否してきました。これからも拒否します。
なぜなら、怖いからです。人が触ってはならぬものもある。
触らぬ神に祟りなし。怖い怖い……。
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多分ここじゃないのかな、って思ってる山がある。祝山。知ってる場所だと思うとなんとなく怖い感じはする。話自体はそんなに珍しくない祟られもの。主人公の色んなものに対する悪態が好きじゃなかったかな。
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祝山の伝説という民話を絡めたとても上質なホラー小説でした!やっぱり日本古来の伝統を感じさせるホラーはいいなあと思いました。梅雨の時期にピッタリ。
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実話が元になったフィクションらしいが、あまり怖さを感じなかったし、ラストもイマイチだった。よっぽどこないだ読んだ「淵の王」のが怖かったな。
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表紙にときめいて購入。
実話系を期待したが、一本の物語になっている。
肝試しに行った人間の末路を描く小説を書く主人公が、肝試しに行った知人に巻き込まれる話。
怪異が直接降りかかるような怖がらせ方ではなく、知人が徐々におかしくなっていく様がじっとりと怖い。
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イマイチ文章がこなれていない感じがして、また各登場人物の関係性についても一応説明はされているんだけどそれがストンと腑に落ちず引っ掛かり、何より作中の怪異がまったくもって中途半端で意味も不明のまま終わってしまった。
実話をベースにしているのだとしても、あくまでフィクションの体をとるのであれば、もっとホラー小説としての完成度、娯楽性を高めてほしかったと思う。
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思い返してみると、大きな事件が起こるわけでもないしグロテスクなお化けが登場するわけでもない。じゃあ何が怖かったんだろう?というと物語にうまく引き込まれて主人公の恐怖を自分のことのように感じたこと、かな。
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主人公の傲慢な感じが読んでいて気になった。確かにこういう感じの人はいるけどけして主人公にはするべするべきではないと思う。ホラー要素も怖くないので全体的にいまいち
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表紙の絵にそそられ購入。あるホラー作家が知り合いが行った肝試し後の不思議な現象に巻き込まれるという実話をベースにした話。一般的にホラーと言えばどうしても視覚的恐怖を期待するがこの作品にはそれは無い。淡々と話が進み、淡々とどこか嫌な気持ち悪さがジワジワと染み込む。小野不由美『残穢』に近い感覚だ。何か出る訳でも無く強烈な心霊現象が起こる訳でも無いが関係者は何かしら"おかしく"なって行くのである。『あんなコトしなければ、こんなコトならないのに』の恐怖は誰しも有り得る恐怖なのである。
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ホラー小説で、じわりと怖いものが読みたくて手に取った作品。これは…実体験をアレンジして書かれたものなだけに、怖かった。意識せず偶然起こした行動が、怖い出来事へと巻き込まれて引っ張られていく。そんな現象にぞくりとします。危ない所には遊び半分で行ったらダメ!怖い!w2016.06.21読了。
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うぎゃー舞台を群馬の山にしないでおくれ(笑)
舞台も登場人物も現象も現実とはずらしてらっしゃるそうですが、これはリアルに怖い。
何年か前、那須岳で相方が小さな祠を倒してしまって、慌てて直したんだけれど、下りで2人共すっころんでケガしたからね!
山の神様は侮ったらいかんよ……ううう。
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廃墟に肝試しに行った知り合いから相談を受けた怪談作家が怪異に巻き込まれていくドキュメンタリー風ホラー。忌み地の祟り話というのはよくある話だが、忌み地であるとわかる瞬間はなかなかの衝撃。そして日本のどこにでもありそうな感じが怖い。怪異は派手さはないが、おかしくなっていく関係者の気持ち悪さがリアルでじっくりねっとりと怖い。体験はあくまで主観であり、超常の存在をはっきりさせない姿勢が実話の雰囲気を出していてよい。このあやふやな感じはけっこう好き。主人公の、遊び半分で肝試しに行く人々への嫌悪感とか鬱憤のようなものが強く出ていて説教くさいのは読んでて気になった。
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実体験調で進むホラー。山とか祟りとかツボだらけ。身の回りで起き始める怪奇の元を辿ると、とある山の信仰に結びつく。田舎ドライブが好きだけど、これを読んでから軽々と山に踏み込むのが怖くなった!