投稿元:
レビューを見る
心が自由な大人というのは、生きにくいし周りの人もたいへんだけど、素敵だなあ。
モリーは私の頭んなかでは水森亜土のイラストふう。永遠の不思議少女。
投稿元:
レビューを見る
少しひねくれた思春期の男の子と、アメリカの片田舎の町に住む、魔女と呼ばれるおばあさんとの純愛の物語です。
読み始めのうちは、正直そこまで面白いとは感じませんでした。
ショウタとモリーの最初の夏が終わったあたりから引き込まれていきましたね。
物語が単純に、少年時代のひと夏の貴重な時間、にとどまらなかったところから、
この作品の魅力が生まれてきたのではないかという気がします。
モリーという、稀有な精神を持った、けれどもこれから死に向かっていこうとする女性と、
ショウタが人生をかけてともに生きていこうとしたこと、そしてそこから見えてきたものこそ、
この物語の中で語られようとしたことなのだと思います。
どうぞ、最後まで読んでみてください。
投稿元:
レビューを見る
夏休みの話がメインなので今の季節に呼ぶのがオススメ
舞台がアメリカで登場人物も外人が多いためか、外国の児童文学を読んでいるような錯覚を起こしました。
チェリーパイが食べたくなります。
装画:瀬藤 優さん
装丁:緒方修一さん
投稿元:
レビューを見る
雰囲気的に、「西の魔女〜」に似ていると思った。
ファンタジーに近い感じ。
途中まですごく面白かったんだけど、あまりに唐突な展開にびっくり。
最後はすごく切なかった・・・。
投稿元:
レビューを見る
ファンタジー?苦手かも・・
とか思いながら読み進めるとどうもそうじゃない。読み進めるうちにハマりました。
おとぎ話のようなモリーとの生活、日本でのリアルな生活のコントラストが素晴らしい。一回日本に戻った後、なぜかすぐにはアメリカへ発てなかったショウタの気持ちもなんとなくわかるな・・。
チェリーパイとか、ヨーグルト・チェリーとか、食べ物の描写がとにかくおいしそう。さくらんぼの甘酸っぱさが伝わってくるよう。
ラストは切なかった。
さくらんぼの州って実在するのかな?こんなフェスティバルがあったら行ってみたいよ。
投稿元:
レビューを見る
図書室のお姉さんお勧めの一冊。 あたしはこの本を読んで、野中ともそさんの魅力にはまった。 少年やおばあさんのこと、語ることは沢山あるけど、 とりあえず一言、
チェリーパイが食べたくなります!
投稿元:
レビューを見る
人に惹かれて愛するってこういうことなんだろうなって思った。チェリーのように甘酸っぱくて幸せで切なくて純粋なお話。でもどこか入りきれないのは、私の心が濁って澱んでいるからだろう。いつか心の掃除が出来たら読み返したい。
投稿元:
レビューを見る
両親の離婚で、アメリカで幼少期を過ごした祥太は日本にかえってきた。
慣れない生活に言葉。キコクシジョとバカにされ、戸惑う日々。
夏休みに、伯父が元妻の義母に貸している家に行って、出会ったモリー。
風変わりで少女みたいに真っすぐで純粋なモリーと過ごした日々。
少年時代に経験した、オトナになっても決して忘れない日々。
祥太がモリーを愛したってのはちょっと話し的にぶっ飛びすぎちゃったけど。
なんか現実味が薄くていまいち読みにくかったけど、読み終わるとああ、こんなのもいいかもね、ってなる)^o^(
投稿元:
レビューを見る
読んでる最中は最高のチェリーパイを食べてる様な、何もかも甘酸っぱい話にうっとりとし、読み終わった後は、そのパイをもう二度と食べることができない様な、切なさを覚えます。が、食べたら(読んだら)その甘酸っぱさ、美味しさを一生忘れない話だと感じました。
投稿元:
レビューを見る
初恋物語、なのかな。
通常の初恋とはうんと年の差のある、でも色あせない「少年時代の恋」の話。
少年のころ、ひと夏を過ごした「さくらんぼの州」を再び訪れた大人になった「僕」が、「何もうしなっちゃいない。消えることなどない」と夏を思い出すラストがしみじみと良かった。
投稿元:
レビューを見る
少年と老女。舞台はアメリカ。さくらんぼの州。
魔女たいじに付き合って渡米したショウタは、ハーヴェイ・ジュニアを相棒にもつモリーに出会う。
70歳とは思えない無邪気さと自由なこころを持つモリーに、13歳のショウタは惹かれていく。
老女と青年の恋を読みたくてすすめていただいた。最初はちょっと違うと思いつつも、主人公のまわりの環境やモリーのキャラクタがおもしろくて読み進めた。すごく好きな物語だった。
冒頭に出てくるこいびとはプーカじゃなかろうな…と若干ハラハラしたが余計なお世話だった(笑)。
砂漠のトレイラーハウスは、どこまでも自由なイメージを与える。モリーのこころは自由な空にいる。チェリーパイ、食べたい。
投稿元:
レビューを見る
よかった!本当によかった!
胸が苦しくなるよさ。アメリカンカントリー風西の魔女が死んだかつ夏の庭。内容的には全然ちがうんだけど、あんな読後感。よかった。
投稿元:
レビューを見る
まさかと思ったけど、こうゆう形の愛もあるんだなぁ。素敵。
とても胸が苦しくなるけど、それと同時に駆け抜ける爽やかさがなんとも心地いい。
モリーの優しさ、可愛さ、そして奥深さ。ずっと読んでいたい。この世界から抜け出したくないと思いました。
いちばんかっこいいのは、自分のてのひらの中身を意識しないこと。
モリーの素敵さの真髄は、ここにあると、だから素敵なんだなぁと、しみじみと感じる本でした。
投稿元:
レビューを見る
少年時代の思い出と言って片付けるには,あまりにも心に刻まれた記憶.叔父と共に再訪したアメリカで,ショータは緑の家に住むモリーと出会う.魔女退治に来たはずが彼女の純粋さ,優しさ,思いやりに触れ,祭りや海賊船や花火の体験を共有することで絆を深めていく.読んでいて,妖精やハーヴェイ・ジュニア,チェリーパイ,魅力的なものに包まれた幸福な時間を過ごせて楽しかった.
投稿元:
レビューを見る
中学生の僕がアメリカで、老婆モリーと過ごした日々。甘酸っぱいチェリーパイが食べたくなる。みんなを喜ばせるのではなく、いちばん喜ばせたい誰かを喜ばせたい、と語るモリーの言葉が胸に響きました。