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整理整頓が苦手なワタシ。
この本を読んだら、ちょっとだけ整理整頓が楽しい行動のように思えて、実際にやってみた。
すると・・・意外と面白いではないか!整理整頓!!
いい実用書だなぁ、これ。人をその気にさせる。
ただし、著者のようにシンプルに暮らそうとは、まったく思わない。
性格的に、混沌の状態がスキなんだなぁ、やっぱり。
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直感の世界で仕事をしているのかと一見思えるようなアートディレクターがすごく仕事に対しても、仕事の進め方もロジカルで、おもしろい。前回読んだ本に通ずるところがあり、ロジカルと直感力のバランスを考えずにはいられない。大事なのはポジティブな姿勢。整理はそのひとつ。
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佐藤可士和の超整理術。以下amzonより一部抜粋
時間 空間 人間→間の整理
○ 整理術のポイント
・ 空間整理:プライオリティ付け
・ 情報整理:視点
・ 思考整理:思考の情報化
○ 空間整理のポイント
・ 整理をポジティブに捉える「整理=仕事の精度アップ」
・ 捨てるモノを決めるにはプライオリティ付けが大事
・ 定期的に整理する
・ 使ったら所定の場所に戻す
○ 情報整理のポイント
・ 第三者として捉える(「近所のおばさんだったらどう見るか」と見る視点を変える)
・ 思いこみを捨てる
・ 視点を引いて客観視する
○ 思考整理のポイント
・ 自分と相手の考えを言語化
・ 仮説を相手にドンドンぶつけることで相手の考えを確認する
・ 他人事を自分事に:接点がないものの接点を探す、作る⇒化粧品は接点がないが、男でもスキンケアはするから、ケアという接点はある。そこから考えを拡げる。
ヒットデザインは整理から生まれる!
SMAPから携帯電話まで斬新なデザインとアイデアで話題を呼ぶ佐藤可士和自らがアイデアの源泉を語る!
アイデアとは、無理やりひねり出すのではない。
対象を整理し、相手から見つけ出すものだ。
今日、企業から公共・教育機関まで多方面で注目を集めているアートディレクター、佐藤可士和氏。
SMAP、携帯電話、ユニクロ……著者の手がけたヒットデザインやアイデアは、思いつきではなく、状況を把握し、整理することによって導き出されたもの。
本書で語られる整理術とは、生活の知恵としての整理だけではなく、困難や課題に直面した際に活用できる問題解決のためのテクニックである。
本書では整理術を身に付ける手順として3つのレベル、「空間の整理」「情報の整理」「思考の整理」を設定。
NTTドコモの携帯電話「N702iD」、ユニクロのTシャツブランド「UT」など、多くの事例を交えながら各整理術のキーコンセプトを解説。
画期的なアイデアは、無理やりひねり出すのではなく、現状を整理するところからはじまる。
アイデアは必ず目の前にある。
さまざまな課題に直面したとき、解決の糸口を見つけ出すための可士和流仕事術を初公開。
これはデザインというものを感性ではなく、論理で捕らえ、その過程を理路整然と表現すると言う態度であり、ご本人の意識どおり、ドクター(臨床医)の思考回路そのものであろうと思います。
臨床の知恵と言うべき思考方法がこのように全く違う分野でおこなわれていることに一種の驚きと喝采を持って読みました。
「空間の整理」「情報の整理」「思考の整理」と三つに分け、大切なのはプライオリティーであり、視点の導入であり、思考の情報化である、と説かれている。
賛否両論
佐藤可士和という人は相当にプレゼンテーションがうまい人なんだろうな、というのがこの本を読んだ率直な感想です。
表現は簡潔でわかりやすく、一つの紐のように論理が収束していきます。
特に難しいことが書かれているわけでもなく、装丁も内容もすっきり。
現状を洗い出し、→視点を定め、→課題を設定する。
このプロセスを円滑に運ぶために、仕事場はスッキリ片付けましょう、PCの中もスッキリ片付けましょう、頭の中のモヤモヤも言語化して並べてみましょう──書いてあることはどれも当たり前のこと。
あまりにも当たり前すぎることなので、超人的な仕事をこなしている著者のコペルニクス的秘訣を教えてもらえると期待して本書を手に取ると、見事に失望させられる。
この本を学ぶことが無いとか、普通のことしか書いてないという人は、マーケティングとか、実際に実行(エクゼキューション)に関わる仕事をしたことが無い人、本当に忙しくなったこと、または自分のアウトプットが枯れた経験の無い人なのではないかと思う。
この本で、一番大事なこと、キーなのは筆者のいう「スピード」という事。
同じ結果を出すにしても、スピードが早ければ、もっと多くの実行(プロジェクト)ができるし、空いた時間で自分へのインプットをすることができる。
それは、数が多くなるから薄くなるという単純な数式の世界ではなくて、クオリティを保ったまま、アウトプット、(その時点での)正解への速度をあげるということ。
アウトプットへの速度をあげることで、見えてくる世界がある。
それは、100mの記録に挑戦するアスリートみたいなもので、鍛錬と集中により、どんどん速度をあげていくことができるものだ。
これからもっと速くなれると思うと筆者は言う。
仕事に対してのそのスタンス自体が、非常に刺激的だったし、本当に学びが多い本だった。
マーケティングとか、何かアウトプットを生み出す仕事をしている人、つきたい人、必読。
ただし、つきたい人には、ただの整理術としてしか読み取れないかもしれないので、ご注意ください。
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空間の整理
整理するにはプライオリティをつけることが大切
・定期的にアップデートする→モノを増やさないため
・物の定位置を決め使用後はすぐに戻す
・フレームを決めてフォーマットを統一する
情報の整理
プライオリティをつけるためには視点の導入が不可欠
・視点を引いて客観視してみる
・自分の思い込みをまず捨てる
・視点を転換し、多面的に見てみる
思考の整理
視点を導入するためにはまず思考の情報化を
・自分や相手の考えを言語化してみる
・仮説を立てて恐れずに相手にぶつけてみる
・他人事を自分事にして考える
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目に見えるもの、見えないものの整理術を学ぶことが出来ます。
目に見えないものの整理と言っても、
『紙に書き出し明確化すれば、あとは目に見えるものを整理するだけなのである。』
この言葉に刺激を受けた。
思考、感情、アイデアなどなど。すべてを整理することが出来る。
もともとデザイナーとは、クライアントの雑草としたニーズの中から、粘り強い問答を繰り返すことによって本質を見いだし、そしてそれを形あるものにすることであるのだと痛感した。
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「どうしてあらゆるジャンルの仕事ができるのですか?」という質問に、「常に対象のなかから本質をひきだしているからアイデアが尽きることがない」と述べました。これにぜひ、「他人事を自分事にできるから」と付け加えたい
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キリンの発泡酒極生や、原宿にあるユニクロのTシャツブランドの店、ドコモ携帯電話、ひいては明治学院大学のブランディングまで行った、アートディレクターとして名高い佐藤さん。 書いていることの本質としてはやはり、「知的生産性を上げる」系の他の本と大差ないと言えばないのですが、実際に佐藤さんが受け持ち成功を収めた各ブランディング事例のエピソードを交えながらの、キャッチフレーズやコンセプトの立て方、アイデアに詰まった時の発想の転換のしかたが細かく書かれていてとても参考になりました。 佐藤さんの、「答(アイデア)はいつも、自分ではなく相手の中にある。それを引き出すために、相手の思いを整理し、相手の心の中にブランドイメージを構築する」という考え方は、問題解決にあたっての非常に合理的かつ効果的なアプローチをしていく上での秘訣になると思います。 広告やコンサル業界で働く人、またはその業界を志望する人にはぜひ読んで欲しい1冊です。
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2008.8/9-10
仕事に整理がどれだけ大事かという話。整理術というより佐藤可士和の仕事を紹介する内容。物書きじゃないからちょっと文が硬い。/「答えはクライアントのなかにある」という考えは参考に。分析して本質を見えやすくする。
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思考、情報、空間など効率化を図るためには整理することが必要不可欠とした本。
整理とは要素を全て表出させ、視点・軸を導入し取捨選択、優先順位付けすることと記す。
思考を文字、言葉として表出させることで情報とし、情報に視点を導入することで空間を整理する。
仕事ができる人の共通点をあるインターンで十数人に聞いてみたが、共通している回答に整理整頓ができている人があった。
空間が整理されているとミスが減り、効率化が明白なのは当然として、天才肌の例外は稀にいるが思考が整理されている人は空間も整理されているとのことである。
整理することで問題解決が見えてくるとし、クリエイティブの答えは自分の先入観ではなく対象側にあるとのことで、それはおおむね賛成だが、整理することでコンセプトは見つかっても、作品とする上で整理だけでは厳しいと感じたので、そこの経験も語って欲しかった。でも感動したので★5つ。
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佐藤可士和が整理術?というのが誰もがはじめに持つ疑問だと思いますが、広告ビジネスはもちろん、仕事に限らずいろんな場面で使える話なのでどんな方にもおすすめ。
著者いわく、整理は空間・情報・思考の3段階あり、徐々に難度も上がるものなので、まずは机の整理から、というのも納得がいく。
個人的に感じてたことを著者に(思考の)整理してもらった気がします。
そういえば著者の作品って全部すっきり整理されたのが多いよね。
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佐藤 可士和さんのビジネススタイルは「こうだ」みたいな本。
身の回りだけでなく、情報も整理整頓しよう。そこに本質があるよ。的な本ですかね。
佐藤 可士和信者にはおもろーな一冊です。
「アイデアの作り方」「思考の生理学」と内容がかぶっている気もしますが。
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2007年で読んだ本の中で、BEST10に入る秀作。
超・・・面白いです。
整理術の本というより・・思考法の本ですね。
むちゃくちゃ、参考になりました。
整理術の本というより、思考法の本です。デザイナーの思考法の一部を覗けたようで・・・みさ吉的には、超インスパイヤーされる本でした。
実は、佐藤可士和さんって、この本読むまで、何やってる人か知らなかったんですけど・・・手がけてる作品・・・ステップワゴンとかキリンの発泡酒とか・・・なんか凄いなと気になってるCMやデザインだったわけで・・・
本を読みながら・・・えーー!これもなの?これもなの?と
彼の才能と思考法を確認しながら、非常にアイデアを触発されるものがありました。
超、お勧めの本です。別にデザインやってなくても、考え方のヒントをくれますし、こうやって考えて作ったんだというのが判るいい本です。
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整理することの効能や整理の仕方について、自分も同じような考えをもっていたので、「目から鱗」は無いものの納得できる部分が多かったです。ですが考えを持つことと実行できることは別の話で……さて、とりあえずカバンの中身を整理しよう。佐藤可士和らしく、要点がすっきりまとまった読みやすい本です。
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2007年で読んだ本の中で、BEST10に入る秀作。
超・・・面白いです。
整理術の本というより・・思考法の本ですね。
むちゃくちゃ、参考になりました。
整理術の本というより、思考法の本です。デザイナーの思考法の一部を覗けたようで・・・みさ吉的には、超インスパイヤーされる本でした。
実は、佐藤可士和さんって、この本読むまで、何やってる人か知らなかったんですけど・・・手がけてる作品・・・ステップワゴンとかキリンの発泡酒とか・・・なんか凄いなと気になってるCMやデザインだったわけで・・・
本を読みながら・・・えーー!これもなの?これもなの?と
彼の才能と思考法を確認しながら、非常にアイデアを触発されるものがありました。
超、お勧めの本です。別にデザインやってなくても、考え方のヒントをくれますし、こうやって考えて作ったんだというのが判るいい本です。
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佐藤可士和には注目していましたが、巷に整理術、仕事ができる術、人脈術はごまんとあるけど、グラッフィクアートデザイナーとしてのアプローチは珍しいのでは?
「空間」の整理術はまさに今からでも手がつけられるべきタスク。
目の前のデスク、部屋。最低必要充分なアイテムに絞ることで、溢れる空間を確保し、イメージが湧きやすい状況にしながら、必要なものが見つからないというリスクを極力失くす。
「目の前をスッキリ整理する→業務のリスクヘッジ」という発想は新たな発見。
特に「思考」の整理術については、その方法よりも著者の参考例である作品を通じての思考整理過程がおもしろい。
ユニクロのCMはどういった過程を経て生まれたか?
ドコモ702iDのデザインフォルムはどういった流れで完成したか?
正直「整理術」としての中身よりも、そういった部分には興味が湧きます。
【佐藤可士和の超整理術 】
佐藤可士和(著)
単行本: 224ページ
出版社: 日本経済新聞出版社 (2007/9/15)
言語 日本語
ISBN-10: 4532165946
ISBN-13: 978-4532165949
発売日: 2007/9/15