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シリーズ番外編第3弾。それぞれ1人か2人にスポットを当てた前2巻とはちょっと違う作り。昌浩・敏次、玄武、太陰、六合・風音の4作品。玄武の話は彼がメインだと良く解るのだけど太陰の話は誰がメインか解らない。彼女をメイン、と言っているのなら彼女で締めるべきじゃないのかしら。まぁ、最後の掛け合いは楽しかったけど。如何でも良いんですがいつまで六合と風音で引っ張るつもりなのか。もう良いよ。鬱陶しい。
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少年陰陽師、短編集。『百鬼夜行の蠢く場所は』昌浩の日常。今回も呪詛かけられちゃった行成を昌浩たちが救うのだが。相変わらず犬猿の中(一方的に)なもっくんと敏次や、いつの間にか交友を深めていた成親と行成が楽しい。『思いやれど行くかたもなし』十二神将玄武の淡い初恋と銘打たれているが、淡すぎるv盲目の汐姫との交流で動揺する玄武が珍しくて面白かった。『疾きこと嵐の如く』十二神将太陰がメインの話。大陸の神仙、巽二郎と共に妖異を追って都を風が吹き荒れる。外堀を埋めていると公言する成親が素敵v『それはこの手の中に』十二神将六合と風音の話。守護妖に八つ当たりされる六合や、観察眼鋭い公陣が面白かった。
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図書館。
玄武が可愛かったです。
十二神将といえど、感情や考えることは人間とそう変わらないのだね。
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ただいま感想書いてます。
今回は脇役の「恋」ネタが多かったです。
感想の続きを書こうとしたらヤプログがメンテナンスでしたorz
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時は平安。稀代の陰陽師・安倍晴明の後継として数々の妖と戦っている昌浩も、普段は陰陽寮の直丁として勉強中の身。昌浩と先輩陰陽生・敏次の二人で、右大弁・行成に対する呪詛返しに乗り出すことになったけれど…!?(「百鬼夜行の蠢く場所は」)、道反の聖域を訪れた比古神が、力を貸した見返りに風音を妻によこせと言う。普段は感情を出さない六合だが…?(「それはこの手の中に」)、など計四作収録の大人気シリーズ待望の短編集。
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安倍晴明の孫昌浩の活躍!シリーズ第20巻
読了日:2008.05.25
分 類:ライトノベル
ページ:237P
価 格:476円
発行日:2007年10月発行
出版社:角川ビーンズ文庫
評 定:★★★
●作品データ●
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主人公 : 安倍 昌浩
語り口 : 3人称
ジャンル : ライトノベル
対 象 : ヤングアダルト向け
雰囲気 : 歴史オカルト
結 末 : 一話完結
イラスト : あさぎ桜
デザイン : micro fish
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---【100字紹介】----------------
時は平安。主人公の14歳の昌浩は、
稀代の陰陽師・安倍晴明の末の孫。
十二神将にスポットライトを当てた物語など短編4編。
昌浩と敏次、成親と行成、玄武と汐、太陰と巽二郎、
六合と風音、様々なコンビが物語を彩る
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シリーズ第20巻であり、珂神編が終わったところで番外編の短編集。今回の4編はそれぞれ、昌浩&敏次、玄武&汐、太陰&巽二郎、六合&風音…のコンビが、中心になっている…と言ってもいいでしょうか。まあ、実際はもっともっと沢山のキャラたちが入り乱れ、それぞれいい味を出しているのですけれども。第1話の成親&行成もいいですし、第3話の昌親 or 成親&彰子なんてのも面白いですし、第4話の勾陣&天一なんてのもありですし、同じく第4話で勾陣&もっくんだって…。まあ、どれをとっても、基本的にはキャラもので。キャラとキャラのつながりで読ませるというのは、まあライトノベルの基本形であるわけですけれども。
●「百鬼夜行の蠢く場所は」
昌浩の兄・成親の友人でもある右大弁・行成が呪物を
受け取った。陰陽生の敏次と共に、陰陽寮直丁として
呪詛返しに行成のもとへ遣わされた昌浩だが、
敏次とはまだまだ行き違いがあって…。
<感想>
とっしー、著者に愛されていますねー。
いつか、もっくんの存在にも気付いて欲しいものです!?
知らないせいでむしろ、彼の本質が見えてくる…のかも。
それにしても普通の相手なら、昌浩はもう一人前ですよ!
いつもありえない強敵ばかり相手にするから
ぼろぼろになりますけれども。
成親の伝言「すまん」にちょっと笑った菜の花でした。
評定:★★★
●「思いやれども行きかたもなし」
晴明の夢に現れた、助けを呼ぶ声。
占じたときに見えた屋敷へ飛んだ玄武と太陰は、
盲目だが彼らの存在を感知できる幼い汐姫に出会う。
彼女は7つの春に水神に召される巫女だというのだが…。
<感想>
玄武…どうしたー!!!…と叫んだファンは多いこと
でしょう。メインではないではないところですが、
朱雀の一言「案ずるな、俺の天貴が汐姫を守る」
…で思わず、お前のかよ!…と叫んでしまってから、
まあそうなんだろうけどさ、ぶつぶつ…と菜の花が
独り言を言っていたのは内緒です。
うーん、天一はどうしてこんなのがいいのでしょーか。
って、本気で本筋と関係ない。。。
評定:★★★
●「疾きこと嵐のごとく」
都で突風による被害が続出。行成も怪我を負い、
市に出掛けた彰子も被害に。どうやら風の中に
何かの影があったらしい。これは妖異の仕業かと
調査に乗り出した十二神将と昌浩。
その影はどうやらふたつらしい。
<感想>
また大陸からお客さま。太陰、大活躍です。
さもありなんな感じで。
最初から最後までとっても「らしい」。
しかしこれ、実はこっそり彰子物語とも言えたりして。
ラストのオチは…、頑張れ、昌浩!そろそろ認めようよ!
評定:★★★+
●「それはこの手の中に」
戦いの終わった道反の聖域で、「仁義なき戦い」勃発中。
養生のために残った勾陣、天一、それに六合だったが、
そこへ国津神の比古神がとんでもない要求を持ってきた!
<感想>
六合、「馬の骨」から「まだまし」に昇格(by 勾陣)。
前巻の後日談になります。六合、苦労人ですねー。
これからどうするのやら。結局引き立て役にされた
国津神…。ちなみに著者曰く、裏主役は姫至上主義の
守護妖たちでした。
評定:★★★
他の巻に比べると、全体的に春だねえ…みたいな。
たまにはこんな少年陰陽師の世界も、ありということで。
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文章・描写 :★★★
展開・結末 :★★★
キャラクタ :★★★+
独 自 性 :★★★
読 後 感 :★★★
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菜の花の一押しキャラ…安倍 昌浩
「失礼な。これは外堀を埋めているというんだ」(安倍 成親)
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シリーズ21作目、短編3。
百鬼夜行~:とりあえず成親兄がいっぱいで、とにかくそれが嬉しい。/思いやれども~:玄武の初恋? 可愛くてちょっと切ない。玄武の頭をわしゃわしゃしたい。/疾きこと~:やっぱ成親兄がいるだけで場が明るくなる。大好きだ。/それは~:もう風音さんはいいよ……と思ってしまう。もっくんと勾陳の舌戦がいい感じ。
短編の方がスッキリして読みやすい気がする。あと成親兄の活躍が多くて嬉しい。