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テレビドラマで2夜連続放送だったのを初日しか見てなく終わりがわからなかったので気になって読みました。警察に勤める親子三代に亘り続いたミステリー小説。後半が楽しみ。
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祖父、父そして子の三世代に引き継がれる謎に立ち向かう話。個人的には「清二」のシンプルででも堅実な性格がなければ、民雄そして和也には引き継がれなかった話だなぁとしみじみ思った。
さすがに一気に読み上げるには、すこしばかり暗さを感じる小説なので、ゆっくりと読んでみました。
全然関係ないが、3代ものの物語というと、話の内容は全く違うながら「赤朽葉家の伝説」を思い出す。
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07'《このミステリーがすごい》の1位に納得です。
親子三代にわたる警察官の血。そして警察の闇と病みに肉薄したスケールの大きい人間ドラマです。
清二の謎の死。息子・民雄の殉職。その息子もまた警官に。血を受け継ぐことの運命と翻弄‥
そして戦後史を丁寧に追っていくことで,
登場人物と同時に読者にも同時進行のリアル感が伝わってきます。
さらに民雄の職務の内容には驚きと震えが‥。
こんなことがあっていいのか‥。
読みごたえのある作品です。
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佐々木譲、警察小説モノの集大成、ってカンジでしょうか。
つうか、文庫版も図書館で予約しているなんて(殆ど本は図書館で借りる)
どれだけ佐々木譲の警察小説が好きなんだ、ってカンジですよね(笑)好きなんですが。
2010-5-6読了
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2010/05/05:初めて佐々木譲氏の作品を読みました。
清二の死の真相は大体予想出来ましたが、それよりも巧みに時代を織り込んだ主人公たちの歩みに引き込まれて、分厚さの割にすぐ読んでしまいました。
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一気に引き込まれていった
とにかく次が気になって仕方がない
戦後まもなく警察官になった父親の時代から
大学闘争の嵐が吹き荒れる息子の時代
親子2代の警察官の人生模様がその時代の事件や社会現象を
背景に綴られていく。
父親はなぜ死んだのか?
そのなぞの確信に下巻では触れていくのだろうか?
早く下巻が読みたくて仕方がない
久しぶりに読み応えのある長編小説に出会った感じだ。
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ページをめくる指がとまらなかった。
佐々木譲の小説、いままでハズレを読んだことがない。
この人を知ったのは、もう10年ぐらい前のNHKドラマ。
「エトロフ発緊急電」「ベルリン飛行指令」
あまりにもドラマがおもしろくて、原作読んだら
さらにおもしろくて、かなりの衝撃だった。
タイトルの”警官の血”の血は、血液ではなく、血筋のこと。
3代にわたる警官の家系、しかし祖父も父も不可解な死を遂げる。
そしてそのなぞは、3代目に明かされる。
戦後のごたごたした東京の描写が生々しい。
こういう描き方は、さすがに若手の小説家には無理だと思う。
ワタシは、戦争に絡んだ小説はあまり好きでないけど、
この人の作品だけは別格。
戦後史とミステリーのバランスが絶妙な作品だった。
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上下巻4週間かけて読む。面白さについては読み終わるのに4週間もかかってしまう程度であるとも、4週間かけても読みきるほどとも言えるのかな。あと、毎日カバン入っていて重かった。
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ミステリー自体は内容は薄くてたいしたことないけど、タイトル通りの「警官の血」親子3世代に渡る人間模様、最高に面白いです。
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ふむ、面白い。
父の背中を見て警官になった子ども。
そういうのっていいなと思った。
まだ予定すら無いけど、息子・娘には立派な背中を見せてあげたい。
自分が望む自分自身になって、社会や他人のせいにして愚痴るような親にはならない。
自分が望めばどんな未来だってつかむことが出来る。
そのことを出来ることなら言葉ではなく、背中で伝えたい。
--気になった言葉--
3人って数は揉めるもとだ。男と女の組み合わせでも、男同士でも。(P187)
ひとはみな、自分が馬鹿であったり、軽かったりすることの責任を引き受けなきゃならないんだ。(P307)
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親子三代にわたる警官物。作品全体に漂う暗さが独特の雰囲気だが、読後感のキレの悪さに繋がっている点が残念。
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下巻が楽しみだ。
なぜ、清二は自殺と処理されたのか? 激動の時代を背景に真相は明らかにされるのか。
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戦後、家族の生活の為に警官になり地元の駐在所勤務を目標に手柄をあげるために任務を遂行した安城清二。手柄を立て念願の駐在所勤務となるが、3ヶ月で死亡。原因がはっきりしなかったが、自殺と扱われた。息子(民雄)も警官となったが、赤軍派への潜入調査が長期にわたり精神面がかなり損なわれる事となった。
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テレビ朝日2夜連続のドラマは面白かった~。
椎名桔平の絡みなんかもう、ぴったりで。。BL物はぜんぜん興味ない私ですら、おぉ~と思いましたもん。
2代目の吉岡秀隆も迫真の演技で、すごかった。。
とくに2代目の舞台が地元の北海道大学だったのでちょっと興奮。当時の学生運動はすごかったんだろうなぁ。
3代目の伊藤英明くんのところは、ちと物足りないというか。おじいちゃんとお父さんの話に時間を割いたせいか、いまいち説明不足。わかりにくかった。。時間がたりなくなったのかな?
ということで、説明不足と思われた部分を補填しようと原作を読んだ。
んー。
やっぱり3代目編はわかりにくい。。。もしかしたらTVドラマよりわかりにくかったかもしれない・・・。原作の方では、真犯人は最後の方までわからないのね。ドラマでは、最初からばればれだったので、しらっと葬儀に出てたり、親切なオジサン面しているのをみて、(゚皿゚メ)となったけど。
原作はちょっとまったりした進行で、じれったいというか。ドラマがかなりスピード感あった分、原作は長く感じた。
3代にわたる警察官の話、ということで、すんごい昔にNHKで見た(気がする)海外ドラマ「警察署長」だったかな?に似てるかなーと思ってたんだけど、どうやら、原作者も「警察署長」影響されて書いたらしい。あれも面白かった(と思う。)
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素直に言って面白くなかった。
文庫で呼んだのだが、親子三代の警官の話という帯の文句だけで、もう落ちまで読めてしまったような気がした。
少し推理小説にすれてしまった読者にとっては、(これ以上ないほど悪いことに)予想をまったく裏切らない、そういう話だったように思う。