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紙の本
これでいいのか薬事業務、命の重さが第一ではないのか
2007/12/17 17:48
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:筑波太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
生あるものは病と闘い続けなければならない。国が認めた難病はごく僅か、大半は近代医学でも解明できないほど多い。治療法も難事でまったくお手上げの状態。我が友人も難病と診断されて早5年、いまだに完治の見込みはたっていない。突然あなたのお子さんが難病と診断されたのに、希少な治療薬(日本では未承認)さえ使用できない状態が待ち受けていたら。尊い命が燃えつきてしまうのを見守るしかないなんて、言葉では語れない。
本書は「ドラッグラグ(他国で承認されている薬が日本で認可が下り、使用できるまでの時間差)と命の狭間」に揺れ動くノンフィクション記である。
少女の命は朝露のように消えた。聞きなれない病名、呆然とする両親。昨日まであんなに元気だったのに、ぴくりとも動いてくれない。手の施しが打てなかった無念の医師団、「ドラッグラグ」が厚い壁となって立ちふさがった出来事である。対岸の火のように感じるが、突然我が子が、愛する人が発症したら、とても他人事ではすまないだろう。
「世界の売り上げで上位百位に入る薬でも、日本で承認されるまでの<ドラッグラグ>は平均で四年近くの」時差が生じる。四年間も待てない患者や家族は、どんな気持ちを抱くだろう。様々な問題を抱えている厚生労働省だが、人の命ほど大切なものはないのだから、認可が下りる時間差だけは、短縮第一にしてもらいたい。
難病に罹っている患者や家族だけの問題だととらないで、健康なあなたや私たちも、目を向けなくてはいけない。最初の波動が、大きな山(政府)を動かす近道だから。
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