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作者はよく研究してるな、という印象。一般社会とはかけ離れていて 没頭はできなかったけど あまりにも醜い女の戦いがついページをめくらせていた。
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美貌と知識と経験を活かしに活かし、勝負する。
少々恐ろしいですが、綺麗、可愛いだけではない、強かな女性にあこがれました。
読後感は爽快!なんだかちょっと元気になります。
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オデパンとは、親のすねかじり、をフランス語でいった頭文字からきてるそうな…。
お金持ちでハイソな子息令嬢の集まりであるオデパン。そのリーダーだった真織は結婚し、オデパンから長く離れていた。が、そのオデパンの存在を脅かす女の出現に、仲間から請われ、彼女はオデパンに復活する。
も、地でいく「家庭画報」ですか。
とにかく、ハイソでセレブな感じが、あますところなくでてきます。ま、こういうのを屈託なく描けるのが藤本ひとみの強み。林真理子が書いたら、間違いなく、野心をもてあますようにオデパンの男を狩りにきた庶民の女に肩入れし、そっちの視点でしか語れないんだろうな。
とはいえ、真織も順風満帆な生活を送ってる訳じゃない。彼女の夫というのが、とっても庶民でしかも俗物、ついでに「朱にいれば朱に交わろう」なんて考えもない男なのだ。
でも、藤本ひとみの筆はその状況に同情を抱かせるようにはいかない。
若さゆえの過ちであった、だから今、その代償を払っているのだと、あくまで冷静なのだ。
この突き抜けたクールさは、すごい。
物語は、短編の連作になっていて、庶民の女と、また別の男が絡んで、まるで万華鏡のようにすすむ。
読後、何かを得たという感覚は薄いが、ただ「美しかった」とそれは強く思える。
美しいものを、美しいと感じさせるように描くのは、実は難しいだよね。
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もうね、いいんです、やまなしおちなしいみなしでも。
これ本気なの?ギャグでしょ?でもいいの。
何もなくとも萌えがあるのが藤本ひとみ作品だもの。
いいの、33歳の美馬さんが出てきてれば、もうそれで。
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藤本ひとみの本読んだのって何年ぶりだろうか。。。中学生のときにすっごくはまってみんなで読んでたな(笑)
そんなときの気持ちがよみがえったこの本。
たまたま、こんな本があることを検索して知って、購入して読んでみたら、
すっかりはまった。
読みやすいし、若いころ、コバルト文庫で藤本ひとみの本読んでた人は、
楽しく読めるのでは。
33歳になった美馬くんがでてきて、きゃーっと思った私。
主人公がどーやって、社交クラブに入り込んだ意に沿わない相手を、
追い詰めていくか、どきどきしながら、爽快に読めます。
続きも買ったので、読むのが楽しみ。
これからどーなっていくのか、なんか序章になりそうな終わり方だったし。
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天神橋筋商店街の古本屋さんで思いつきで購入。得した気分。
知らない世界を本で知る。理想通りの時間を得た。
全く知らない、全く縁のないセレブの世界。
単純に面白かった。
残念なのは、爽快感、すっきり感が半端になって終わったこと…
シリーズを今度は電子書籍で購入した。
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「オデパン」とは「親のすねかじり」をフランス語で表した頭文字から。
大手企業の役員子弟だけが集まるハイソなサロン。
結婚を機に会から遠ざかっていた高宮真織は、ある事件をきっかけにオデパンの女王としてリーダーに返り咲く。
上流社会の男と女の駆け引き、きらびやでよそ者には底意地の悪い世界。
ブランド、ジュエリー、食器類など登場する品々は楽しく読んだが、趣向を凝らしたバーティの余興は何が面白いのかわからなかった。
ストーリーとしても普通。