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人生は実は別れの連続で、「また今度」とまた会うことがあるつもりだったのに、実はそれが一生の別れだった。。。という出来事の連続である。若いときには、そういうことに気がつきもしないが、年をとると実感がわいてくる。
内容はミステリー仕立てであるが、登場人物の造形が面白い。
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予想できない唐突の別れ、というのはたしかにあります。ふと気づけばあれっきり会ってないよな、と思い返したり、思い返すことすらない人はそれこそごまんといるはず。でも意識しませんでした。考えれば、それぞれに重要な出逢いだったのかもしれませんけどね。
という人生訓のような物語かと思いきや。この展開は予想しませんでした。やはり人と人との繋がりはおろそかにしてはいけないものなのですね。
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あらすじだけを見ていると、ラブストーリーものなのかなと思ったが、途中から話が急転。
ラストの締め方はちょっと納得いかないが(ネタばれになるので詳細はかかないが)
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この小説は、主人公の社長が自分の人生を書き残そうとして、 パソコンに日記みたいに書いていくという形式。
意外な結末だけれど、この社長の本音が描かれてるのかなって気がした。
妻を大事に思う心と、妻が亡くなった時を思うと浮気相手とも別れられない。
男の身勝手さと言ってしまえば、それまでだけれど、、
きっと、、誰もが持っている弱さ、狡さなのかも。。
妻が生きてるうちに「ありがとう」を言えなかったのは、、罰なのかも。。
いや、それ以上の罰、、がラストなのかも。。
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さて、表紙がすごく綺麗な海だったこの本。
TSUTAYAでなんとなく手にとってみた。
生前葬をやろうとした企業の社長さんがいたんだけど実は奥さんがガンに冒されてたってお話。
で、実は感動系のお話かと思ったら…実は最後にミステリー!
といい感じに裏切られたので満足♪
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感動ものかなと思ったけど、ところどころ驚かされた!一章ごと、書き方が変わるあたりが初めて小説?を書いてると思わせるあたりがうまい。生きているうちに、さよならを言わないと、本当に一生言えないで終わっちゃうこともあるんだな。
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主人公の社長が語る形で進んでいく物語。自分の生前葬を開こうと思い、愛人のさゆりに告げるのだが、そのあとに自分の妻・涼子の寿命が短いということを知る。涼子のその姿によって、主人公は妻の過去を知る旅に出るのだが…(鬼無里村)
「しがらみ」から抜け出したかったという涼子。その涼子と、愛人のさゆりとの関係とは?最後の悲しくも切ないラストに少し涙が出そうになった。
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なんというか、最終的にすごいどんでん返しをくらう。
うっそー!?
ってかんじ。
そんでもって後味が悪い!
あー…
なんかね、どんでん返しぶりは素晴らしいですが、好きじゃない…
というのが結論。
正妻、愛人、そして主人公。
愛人、怖い…
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本屋で立ち読みして読み終わった本。
内容はライトで、その分いろいろ想像を掻き立てられた。もう少し読み込めば違った読み方ができるかもしれない。
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【書店の「どんでん返しフェア」的なポップにつられて買った直後に夏風邪で倒れ、寝込んでいる間に読んで若干後悔した3冊の本その②】
話の筋書き的には悪くない。初老の男の訥々としたラブストーリー系と見せかけて、あっと驚くどんでん返しに持って行く手腕はなかなかのものだと思う。私はハッピーエンドのカタルシスに対するこだわりがないので、後味の悪い結末も嫌いじゃない。
しかしどうも私はこの手の「大御所男性作家の手による三角関係における男のホンネ赤裸々描写」が胸くそ悪くて仕方ない。女なら誰しもいい気がするわけないが、大御所男性作家は文章技巧がうまい分、自信たっぷりに開き直った感じが透けて見えて何とも嫌な気分になるのだ。開き直り感なく男のホンネを描写する男性作家(つまり私が許容できるタイプ)は残念ながら大御所的出世はしない。世の大多数の男性の共感を得られないのだろうな。
急性期病棟の看護師をしているので、癌告知のムンテラ(医師から患者への病状説明)を無数に見てきた。離婚や別居をしていたり、相手も重篤な病気で動けないようなカップルは別として、ちゃんと同居して結婚生活を継続している夫婦なのに、致命的な告知のムンテラに夫を呼ばない妻はたまにいる。妻を同席させない夫は見たことないが。私もその立場になった時、主治医から「家族を呼べ」と強く言われてもたぶん夫を呼ばない。この小説のヒロインは壮絶な過去と深い心の闇を持っているが故に、夫との冷え切った関係を甘受し、ひとりでムンテラを聞いて自分の言葉で家族に伝えるという手段を選んだが、そんな過去を持たない平凡な妻でも同様の選択をすることがままある、という事実に気づいているのだとしたら、やはり大御所作家はなるべくして大御所になったのかもしれない。
ところで、葬儀におけるしらじらしい弔辞についての描写なら、わが贔屓の清水義範の『死神』のほうが断然秀逸だ。初版も10年以上古いが、全然古びた感じがしない。
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隠れたどんでん返し名作小説、と言われる一冊。先輩から借りて。どんでん返しは私の大好物である。
上場企業の社長・本宮が主人公。彼が語り手となり、物語は進んで行くのだが、1章ごとに語る相手を変えている。そこがまた緊張感を煽るのに良い効果を生んでいる。
知人でありベテランの人生相談回答者でもある元大塚綾子先生と、本宮の友人の死がきっかけとなり、彼は生前葬を企画しようと動き出す。そこから物語は、目をみはるほどのスピードで急展開していく。
妻の涼子、2人の子供たち。そして愛人のさゆり。涼子に突然、不治の病に侵され、余命が幾ばくかしかないことを告げられてから、さゆりとの関係や、そして涼子の過去。様々な事実が明らかになっていく。富と名声を手に入れ、スピーチも饒舌、揺るぎない自信の持ち主であった本宮が、次々と明るみになる事実に動揺して、狼狽し、精神が少しずつ崩壊していく姿の描写がとても巧く、著者の力量を感じた。
登場人物一人一人の存在が、後半の伏線を読み解く重要なキーパーソンになってるし。キャラクターの魅力は大きい。
しかし、ラストの数ページが残念…。事実が明らかになった後の、本宮のラストシーンまでの展開が異常なほどの速さ。もう少し丁寧に描いても良いのでは??
それと、さゆりの復讐への執念がそもそも尋常では無い気がする。両親を失ったのは、5、6歳のころ。そんな子供の頃から、大人になるまで恨みを持ち続けるって、少し現実的じゃ無い気がした。
でもやはり全体を通しての物語の運び方が天晴れである。夢中になって読んでしまった。東北への旅の良いお供となった。
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どんでん返しで有名なものということで読んでみたが、確かに面白かった。ただドンデン返しが大抵より悲しい結末になる気がする。実在する村や実際に伝承されている話をもとにしているのでそれなりにリアリティがありそうで怖い。
地理&歴史が趣味の新井はキンシオに通じるものがあるなとふと思った。意外とそういう趣味の人っているよね。
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最後の最後に、あまりに耐え難い「おわり」があります。
隠れたどんでん返し名作小説。
…の帯に惹かれて購入した1冊。
基本、それなりに厚くて、読み応えのありそうな本を買いたい派なんですけど(笑)。
通勤の電車内(わりと短時間)でしか読まなくても、2~3日位でさらっと読めてしまう本。
題名からして、生前葬に関するお話かと思われそうですが。
まぁ、古い友人の死を経験し、人生をリセットする意味での生前葬を考えた主人公の話ではありますね。
<以下、ネタバレです。>
傾きかけた親の会社を建て直す為、家庭を顧みずに仕事に没頭してきたワンマン社長の本宮。
親の勧めるままに結婚した妻との仲は冷え切っており、愛人をとっかえひっかえしてきたが、現在の愛人だけは、長く続いていて、結婚という形に拘らずとも、この先ずっと一緒にいたいと思っている所に、妻の病気を知り、動揺する本宮。
妻を理解する為に、今まで気にもとめなかった妻の生い立ちを知ろうと、妻の生まれ故郷に足を運ぶ事になり…。
そこで知ったのが衝撃の事実。
本宮の妻である涼子は過去に、妻子ある男性と不倫関係にあり、そのせいで男性の妻は幼い娘を残して自殺。
その後、涼子と男性は無理心中を計るが、亡くなったのは男性のみ。
という事実が分かった辺りで、ぴーんときますよね。
案の定、本宮の愛人の正体は、両親を亡くした幼い娘で、涼子に復讐する為に、本宮に近づいた訳ですよ。
ここまではありがちな展開ですけど、最後の最後はちょっとびっくり。
この話、みーんな不幸ですね。
本宮息子の言い分も分かるけど、そもそも、そういう事になった原因は涼子だろう! という気がしないでもない。
話としては面白かったけど、スッキリするようなしないような。
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後半で地元が舞台として登場するので親近感が湧き、一気に読めた
実は復讐者がそばにいたっていうのは、安っぽさしか感じない
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モノローグで語られた創業者の主人公の人生の締め括りについての話。
終盤に一気に展開して、続きが気になったところでストンと終わった。
途中まであまり楽しめなかっただけに、途中まで丁寧に書かれていただけにもう少し読みたかった。
でもこの体裁ならこれで終わるのは自然なのかも知れない。