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卒業式の日に、研究室の先生が「読みやすいから読んでみて〜。」と言って渡してくれた本。
女性として、母親としてあるべき姿が書かれており、これからの自分にとってとても良い影響を与えてくれました。
私もこのようなセンスで物事を考えられるような人になりたいです。
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内容(「BOOK」データベースより)
生きることは食べること、食べることは生きること。「性」と「生」と「食」はつながっているのです。
内容(「MARC」データベースより)
助産師として生と死を見つめてきた基本哲学や、15年以上、性教育に携わってきた体験談、乳児期・幼児期以降の子育て論を紹介。家事の力、特に食べることの大切さを指摘し、自らの体験を振り返りながら家族の絆について語る。
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講演活動に全国を巡られていらっしゃる、助産師 内田美智子さんの本。
「いのち」の大切さを見つめています。
それは「食」の大切さや、子供への愛し方のヒントも綴られており、
親が子に遺せるものは何なのか?を考えさせられます。
涙なくして読めません。
手にすることが出来たことに感謝しています。
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著者の内田さんは助産師で、
性教育の講演活動や思春期の子供たちの悩み相談をされている方です。
先月、倉敷で内田さんの講演会がありました。
講演会に行く直前、大雨が降っていたにも関わらず、
9才の娘が突然、「私も付いて行きたい」と言いました。
結果的に、娘にも聞かせてあげることができ、本当に良かったです。
娘は娘なりに理解したようでした。
性を大切にしようと思えば、生が大切になります。
性教育は生教育です。
生を大切にすれば食が大切になります。
生きることは食べること、食べることは生きることです。
「性」と「生」と「食」はつながっているのです。
という内容のお話でした。
死産したお母さんが、その夜赤ちゃんを抱いて眠り、初乳を含ませていた話、
乳癌で亡くなられたお母さんが5才の娘さんに1番に教えたかったのは味噌汁の作り方だった話、
どれも涙無くしては聞けませんでした。
食事を作ることは『あなたの事を愛しているよ』と伝える一番簡単な方法で、
毎日「美味しいよ」とか「お母さんありがとう」とは言ってくれないけれど、
食べる側には伝わっているよ!ということでした。
私は決して料理が得意ではありません。
キャラ弁は時間がかかるので、せめてウインナーを「たこさん」にするくらいです。
でも、学校が休みの時には必ずお弁当を作って仕事に来ます。
下手な私の料理でも「給食よりもお母さんのごはんが好き」と言ってくれます。
そう言われると嬉しくて。
また早起きして頑張るぞ!!
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性に対する価値観と日々の食事が深く関係していることを再認識する。簡単に許さない「敷居の高さ」は、日々の食事によって培えることを感じた。愛に包まれて育った子は、今度は与える側になれる。希望を感じた一冊。
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助産師の内田さんによる産婦人科の内実を読むと少し寒気がした。
現代はとても豊かな時代だと思っていた。しかし、お金で何でも買える代わりになんと大事なものを失ってしまうのだろう。
お金で何でも買えるからこそ、大事なものを見失わないような眼を培っていかなくてはいけない、と親になったからこそ思う。
誰かのために食事を作ることは、命をつぎ込むこと。二時間かけて夕食を作ったらそのための二時間を人生で費やしている。命をつぎ込んで作った食事を食べ続けた子どもたちにも、きっとその思いは伝わる。
そしてその子ども達に料理を作れるように教えていくこと、それがその子どもにとってきっと将来 宝となる。
これらのことを心に刻んでおこうと思います。
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子どもたちにできること。それはただ愛情を惜しみなく注いであげること。それをするかしないか。子どもはきっと目に入れても痛くないはずだ。
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なかなか良い本でした。前半が面白くて、特に家庭における性教育に関する指摘はめちゃくちゃ参考になりました。以下、抜粋「家庭の役割は性の話をオープンにすることではない。家庭ではそうした話はしなくてよい。どころかしない方が良い。家庭では性の話はそう簡単にはできない、しないという雰囲気を作り、子どもが「うちの家は厳しい」「へんなマネはできんぞ」と思わせることが大事。家庭で性の話をすればするほど、子どもたちにとって性は身近な存在となり、超えやすい敷居となる。日常会話は十分に保ちつつ性の話はしない。それが親子のコミュニケーションのあるべき姿だ」。また食卓の大切さについても書かれており、子どもを持つ人にはお勧めの一冊です。
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私とこの本との出会いは保健所実習に行ったときのことでした。
近年、十代における避妊や妊婦の喫煙、親子の絆の希薄化における児童虐待や育児放棄、いじめ自殺、親の食に対する認識の甘さ(朝食の欠食、間食の過剰摂取)など、子育てにおいて非常に深刻な問題を多く抱えている。
ここで、生命を授かることの素晴らしさ、生きていることの有り難さ、思い遣りをもって人と接することの大切さ、その原点にあるのが家庭における食卓だということが書かれたのがこの本です。著者は「生教育」「性教育」「食育」この3つは深い繋がりがあるものであると述べています。
将来、子育てを考えている学生さんは男女問わず読んでもらいたい本だと思います。
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これからお母さんになる方。
もうすでにお母さんの方。
読んで下さい。
これからお父さんになる方。
もうすでにお父さんの方。
読みなさい。
僕は思うんです。
育児がどれだけ大変か。
仕事してる方がよっぽど楽なんですよ。
仕事して疲れたから、子供の相手はしない。妻との会話もしない。
ゴロゴロして飯食って寝る。
そんな男は死んで下さい。
妻をいたわりなさい。
子供と会話しなさい。
妻も子供も抱きしめなさい。
当たり前なんです。
子供は生まれてくることが奇跡なんです。
妻は子供を、生命を宿すことが出来るんです。
ひっくり返っても男性が女性に勝てるわけがないんです。
妻、そして子供を包み込める夫でありたい。
心からそう思いました。
またいい本に出会えました。
ありがとう。
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こどもができたらもう一度読み直したい本。
愛情が希薄だとか家族間のコミュニケーションがとれてないとか現代の問題点の原因が、
書かれてるような気がした。
うちの家もパーフェクトな仲良し家族ではないけど、両親のことを尊敬できる部分はあるし、これから両親に感謝していきたい。
自分が親になったら、体力とか精神に自信はないけど、子どもを抱き締めて見つめて話しかけて、作ったごはんを食べさせてあげたい。
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読んでいて何度か泣きました。「性」と「生」と「食」のつながり、参考になりました。著者よ内田先生の講演会に行ってみたいな。
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性・生・食から子育てを考える。
『授乳、食事は何を与えるかだけでなく、どのように与えるかも大切』
『乳児には肌を離さないで、幼児には手を離さないで、小学生には目を離さないで、思春期の子供には心を離さないで。』
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食を重視することが基本だと説いた教育の本。
読み始めて怪しさを感じたのだが、そんなことはなかった。自分の偏見を恥じた。
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助産師であり、子育てアドバイザーや思春期の子どもの相談を受けたり、「生」「性」「いのち」「食」をテーマにした講演活動をする内田美智子さんと九州大学農学部助教授の佐藤先生の著書。
ふつうの人が一生で何度かしか体験することのない出産の現場に何千回と立ち会って、赤ちゃんを取り上げてきた助産師さんから見た「生」の在り方について教えられる。
子どもが小さいうちは、なんでこんなに泣くんだろうと思うくらい泣き続けることもあるけど、子どもが泣くのは本能であり、ひとりでは何もできない自分を守ってもらう唯一の手段。そのうち子どもは、人に見えないとこで泣くようになるんだから、しっかり泣かせて、しっかり抱き締めてあげることが大切。
そして、最近あまりにもオープンになりすぎた「性」に関しては、理解がよすぎる親になるのではなく、昔のように家庭で簡単に「性」の話ができない環境が望ましい。
「性」は秘め事であるという意識をもちつつ、性の役割、大切さは同性の先輩や同性の専門家から話を聞く機会をつくる。それも、できればマンツーマンで。
また、子どもの心をつくるのは、やはり家庭での「食」が原点になる。
もちろん何を食べるかにもよるけど、家族で食卓を囲むこと、子どもに料理を手伝わせることで、心の豊かさを育み、いつでも帰れる場所をつくることができる。
飽食の時代と言われる今、何かあればおやつや間食、家になくてもコンビニですぐに買い食いをする習慣はなくし、お腹を空かして家族でご飯を食べることが大事。
「生」と「性」と「食」は繋がっている。
子どもを育てるというかけがえのない大仕事ができる今、今しかできない体験を噛み締めて、たっぷりの愛情を注いでいこうと再確認させられる一冊でした。