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初めてこの本を購入した時はハードカバーで、何度も読み返した。
存在しないけど、居て欲しい未知の生物を紹介した確信犯的な本。
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コンセプトから内容まで全てが読者の「驚き」を期待している。
15世紀にグーテンベルクが活版印刷を発明して以来、印刷物が社会構造の上位を占め、権力を握るようになった。人は「教科書」や「図鑑」「論文」などの印刷物に書かれていることを全て事実のように半ば盲信する。
そう考えると、この印刷物は印刷物として致命的だ。
だが思考にとってはこの上ない御馳走だろう。
絶叫マシンに乗るような楽しい不安と驚きがこの本にはある。
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6対の鶏の足の生えた蛇、ヒヒと馬のケンタウロス、翼の生えた猿、樹上生活する鴨、発光する象・・・。
『鼻行類』『平行植物』の系譜に通ずる奇怪でキッチュな書物。
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原書名:FAUNA SECRETAFontcuberta, Joan, 1955-、Formiguera, Pere, 1952-)
著者:ジョアン・フォンクベルタ(1955-)
著者:ペレ・フォルミゲーラ(1952-)
監修:荒俣宏(1947-、台東区)
訳者:管啓次郎(1958-)
解説:茂木健一郎(1962-、中野区)
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楽しい!
文庫本で手にしたけど、こういうものこそ装丁やディテールに拘って、さりげなく辞典に混ぜて販売して欲しい。
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8本足の蛇や、光る象や、亀の甲羅を持った鳥類。世界各地の珍獣を発見したペーター・アーマイゼンハウフェン博士の偉業を、観察記録、フィールドスケッチ、写真、レントゲン、鳴き声のソノグラムなど残された膨大な資料から紹介。
という設定、なのだけど、引き込まれました。本当に。この世界観、たまらないです。
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[ 内容 ]
光る象、多足蛇、水面直立魚―。
世界各地には驚くべき未知の動物が棲息していた!
数々の珍獣を「発見」したのち謎の失踪を遂げた動物学者、ペーター・アーマイゼンハウフェン博士の偉業を、膨大な写真や詳細な観察記録などから紹介。
「存在するとは写真にうつるということである」という逆説が、動物たちの存在証明を主張する。
幻の生物たちが闊歩する「あったかもしれない地球」を夢見させ、想像力の冒険へといざなう驚愕の書、待望の文庫化。
[ 目次 ]
1 ペーター・アーマイゼンハウフェン博士の生涯
2 新種・奇種の動物たち(ソレノグリファ・ポリポディーダ;ミコストリウム・ウルガリス;トレスケロニア・アティス;アナレプス・コミスケオス;ミオドリフェラ・コルベルカウダ;ペロスムス・プセウドスケルス;イクティオカプラ・アエロファギア;ウォルペルティンゲル・バッカブンドゥス;インプロビタス・ブッカペルタ;フェリス・ペンナトゥス ほか)
3 解説
[ 問題提起 ]
[ 結論 ]
[ コメント ]
[ 読了した日 ]
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光る象、多足蛇、水面直立魚―。世界各地には驚くべき未知の動物が棲息していた!数々の珍獣を「発見」したのち謎の失踪を遂げた動物学者、ペーター・アーマイゼンハウフェン博士の偉業を、膨大な写真や詳細な観察記録などから紹介。
「存在するとは写真にうつるということである」という逆説が、動物たちの存在証明を主張する。幻の生物たちが闊歩する「あったかもしれない地球」を夢見させる書。
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CG 全盛な昨今ではこのくらいの写真では驚かなくなってしまっているのが残念。
91 年の出版当時に読みたかったな。
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数十年ぶりに文庫で再読。写真はもちろんですが、発見の時のいきさつや博士の調査ノートもリアリティを高めてるなぁと。ノートが不完全にしか残っていなかったり、削除の跡があったりするするのが、本物っぽさをかえって印象付けてくれます。
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「実在するもの」は存在しうるものの小さな一部分にすぎない。謎の失踪を遂げたペーター・アーマイゼンハウフェン博士の偉業を、膨大な写真や観察記録から紹介。そう言って真面目な顔して想像した生き物の特徴や生態を写真付きで解説する。シュテンプケの「鼻行類」などと同じ頃に日本でもいくつか紹介されたうちの1つですね。これのすごさは写真付きなので信憑性が高い?次は動画付きでお願いしたい