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地球温暖化について、その歴史みたいなものから説明してくれる。
気候、熱帯雨林、文明等、さまざまな角度から地球温暖化を検証しているところはかなり面白かった。
もちろん、経済学の分野にある炭素税についても触れている。
最後の2章では当時(1995)からの為すべきと著者が考えることに触れる。
刊行が古くて現状を知るためには直接は役に立たないが、
現状の背景を理解する上では読んでみると分かりやすい。
数値や用語など「小学生にもわかるように」という点は達成できていないと思うが、高校生以上なら普通に理解できると思う。
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今、世界でかなり問題になっているのが地球温暖化である。世界では、どの国もほとんどはCO2の削減を提示している。それほど、地球温暖化は深刻な問題に広がっています。今は、地球温暖化について考えなくてはなりません。この本は、読んでいくうちに地球温暖化について考えさせられます。この本を読んで地球温暖化の怖さや人類への影響、恐ろしさを考えながら是非、読んで、知ってみて下さい。みなさんの地球への考え方が変わると思います。
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課題で読んだのだかいまいちわからない。専門的な目で見ても作者がいかに異端かどうかがわかる。面白いかどうかは、専門家としてまだ未熟な私にはよくわからないが、好きな類の本ではなかった。
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経済学者の著者が、地球温暖化の問題について分かりやすく語った本です。
大気中の二酸化炭素の濃度が上昇することで、地球温暖化が生じて、世界中の様々な地域でこれまでになかったような問題が生じていることがルポ形式で解説されます。後半では、炭素税など経済学の立場から地球温暖化問題を解決へ導くための方途が探られています。
「小学校をはじめ、中学校、高等学校の皆さんによんでいただきたいと思って書き上げた」と述べられているように、たいへん分かりやすい言葉でていねいに地球温暖化問題が解説されています。
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著者宇沢は、基本的には懐古的な精神(歴史主義的美観?)に大きく依存して問題認識を獲得している。それだけに、熱帯雨林の「すばらしい」自然が、だの、日本の「美しい」風景が、だのと、大事なところではそうした主観的な価値判断に頼り、感情に訴えようとするところがある。
だから、「炭素税」のような(もしかしたら妥当なのかもしれない)提案をきかされても、それまでの記述の根底にあった「偏った」価値観のせいで、つい疑ってかかってしまう。
そうして、ああ結局この人は、近代的民主主義の、「経済学」の枠組み(金儲けの図式)の中だけで解決しようとしているにすぎないのだな、ということを思うのである。
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この本の初版は1995年。地球温暖化が具体的に問題にされたのは1985年のファラハ会議だったそうだから、へええ、流石、この速さ、と思う。まだインターネットなんかない頃ですもの。増してや経済学からのアプローチとしては、まだまだだった頃なのではないかしらん。前半は地球温暖化という現象のわかりやすい解説、そして後半が経済及びその効率化がが温暖化にどんな影響を与えているか、という内容。
2022年の今読んでもちっとも古いと思えない、とても良い入門書だと思うし、巻末の参考文献についても経済学、地学の両面から十分考慮されてつくられている。
ほんとうに良いものを遺してくださった方なのだなあ、と改めて思う。
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1995年の発行だが、古くならない部分があり、
しっかり読んでいく必要がある。特に、炭素税や農村については今なお課題である。
この考え方を入れた取り組みを進めるところが出てくることを期待したい。
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1995年だが色褪せない。
30年が経とうとしており、異常気象が誰しもに感じられるようになっている。
本当にこの美しい地球を守らなければならない。