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エロイ話を描こうとしてこれが出来上がるんだから、沙村広明はやはりアレである。
とにかく読中・読後感の嫌な話。虐げられる女の子を怖々覗きたい人にのみお勧め。
一番気持ち悪いのは、作中行われている事を大人達がシステムとして割り切ろうと終始する事。
どうやっても割り切れるはずのない物を坦々と行おうとする不自然に、怖気が走る。
作品世界が完結している所に、作者のちょっぴり良心が感じられる。
あー目に焼き付く。のどにしこりが出来た感じ。上手い。
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絶望を描写することで、希望を表現する。希望を描写することで、絶望を表現する。
書かれていないことを想像させるとても味わい深い作品。
幸せな風景が続く裏に実は、みたいなギャップが素敵。
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ミクシのレビューでエグイとか酷いとか書かれてたのでどんなもんだと思って読んでみたけどそれほどのことは・・・。
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好きなサイトで、すごいけどえぐい、と、かかれていた作品。
作者は「無限の住人」の人で、「赤毛のアンのような作品を描きたい」との希望で描かれたらしいが・・たちの悪い冗談だとしか思えない。
苦痛の果てに妄想に逃げ込み、ありもしない希望にすがりつく少女。
認められた自尊心が無惨に踏みにじられ、理不尽な地獄へ追いやられる。
ごろんと目の前に投げ出された暴力。
彼女たちの痛みが、苦痛が、脳味噌に、神経に直接ガンガン響いてゆく。
吐きそう。頭、痛い。気分、悪い。
なんどもなんども、これがフィクションであることを確かめ、妙な安心と焦燥感を得る。
いや、これは。
ここまで救いのない苛酷な物語。
フィクションであることが唯一の救いである、と、思う自分を少し卑屈に感じてしまう、このサイアクの居心地悪さは、ナニ?
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沙村広明の
感情的でもあり、情緒的でもある
特殊な性的世界観。
これを手にとって
この世界観が異常と感じるならば
それで正しいと思う。
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鬱マンガだよ!と言われて読んだので構えて読んだが、そんなでもなかった・・・?感覚が麻痺してきたのかもしれない。
でも鬱マンガには間違いない。
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時は20世紀初め、女の子であれば誰もが憧れるブラッドハーレー歌劇団。
きらびやかな衣装に身を包み、優雅に歌う彼女たちは全てブラッドハーレー卿の養女たちである。
孤児院の少女たちにとっても当然彼女たちは憧れの的であり、さらにある噂が少女たちの胸を高鳴らせるのだ。
『ブラッドハーレー卿の娘たちは全て孤児であった』
そして、ブラッドハーレー卿の馬車がある孤児院にやってくる。孤児院から一人の少女を、養女としてブラッドハーレーに迎え入れるために。
夢に胸を膨らませながら、馬車に乗る少女。その馬車に乗るということは、舞台に立つという夢の切符を手に入れること。
そう、彼女たちはただ、舞台に憧れる夢見る少女であっただけなのだ・・・。
あまりに凄惨なストーリー、希望と絶望のコントラストが激しく、だからこそ惹きつけてやまないものがこの漫画にはあります。
最近の漫画がご都合主義でつまらない、そう感じているあなたに、お勧めの一冊です。
ただし、虐げられる少女たちの描写に耐えられるかはあなた次第です。
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TUTAYAレンタル
風刺系の結構濃い内容の作品。
孤児の少女が騙されて刑務所の慰安婦として連れて行かれる話。
は、まー序盤で、そこでの少女達の話と、それをどうにかしようとする大人の話。
といっても、なんだか少女が暴行(レイプ)されるシーンばかりが
記憶に残ってしまうのはどうなのかなぁと、後味はそんなに良くない。
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少女が酷い目に遭います。その他の人も結構酷い目に遭うけど、権力者たちは特に糾弾されずに物語は進んでいきます。
そんな暗い話の進行の中、登場人物たちの一瞬の輝き的なのが見れるのでキツイ描写がある漫画の中でも結構好き。
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地獄は現実に存在している―――
甘い誘惑が夢見る少女を地獄へ誘い、無残で残酷に人間性を奪い取っていく話。人によっては嫌悪するだろうけれども、これを読んで考えてみるのも良いかもしれない。
本当に現実に、こういう甘い誘惑で地獄へ堕ちる子供はまだ消えていない
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未レビュー消化。沙村先生のサディズム全開の作品。直接的な描写は少なかったけど、ボロボロになりながらも連れて行かれる姿や疲れ果ててベッドで横たわるなど惨事の結果を読者に提供しているところがこれまた重くのしかかる。
沙村先生はこの物語を「貴族のバカな行動に巻き込まれた可哀想な少女の話」と言っていました。自分がそれを感じたのは第6話の澱覆う銀で最後の雪が降り積もる中マフラーを締める少女の姿をみて憐憫の情を感じない人間はいないと思う。
どんな感情でもそれを引き出せる沙村先生は力があると言わざるを得ない
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はじめはただのエロ本? と思ったけど期待は裏切られなかった!
設定だけ見ると、沙村さん特有の性癖を満たすための同人誌的な都合のいい感じに思えた。言葉で表すの難しいなぁ。調べてみると、なにか小難しいのが裏にあるみたいだけど。この、救われない状況を平和なムードで描くのがたまらん!!
本人も書いてる通り、エロ部分が途中から減ってた(笑)
続き読みてええ! って思ったのは久しぶりかも。この本は重宝したい。
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「かつてこれほど残酷な、少女の運命があっただろうか。」
帯が嘘ついてない漫画。
ばーっと立ち読みしてしまったので買いたい買いたい・・・と思い続け、結局買ってしまった。
ひどいことの話。読むんじゃなかった、とか、もう読みたくない、とかならない、買って読んで良かったと思う。
構成がすばらしかった。これが、ブラッドハーレー家の謎を探る新聞記者がたどりついた馬車の行く先とは・・・みたいな流れだったらこんなに考えたくなる本にはならなかったと思う。
毎回終わり方が最高。最高に、黒いっていうか、うわあ!・・・うわあ。ってなる。
何がひどいって、そこにあると思ってたものがなかった。という、それこそ絶望っていうんじゃないのかという、そういう酷さ。
見て見ぬふりをできなかった人間も、なんにも助けになれなくて自分も破滅する、そういう酷さ。あるいは、気づけないことの惨さ。
井戸の子が一番きついなあ、と思った。できる限りの最大の努力をして、大切なものも犠牲にして、幸せになろうとした人間だから。あとマフラーの子。あのラスト、もう言葉にならないのでもうちょっと考える。
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一言で言うと、かわいそうな少女たちのお話…。鬱になるにもほどがある……orz けど、それだけストーリーとして秀逸ということだと思います。色んな意味で覚悟を決めて読まないと、軽い気持ちで手を出さない方がよいマンガ…かと。
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余りに酷な内容です。
でもこれが最高だ!という人もいるのですから
この世界観に共鳴、共感できる人は溺れるほど
浸っていると思います。
人間は残酷な部分、黒い部分に惹かれるようなところもあり
たまたまその趣向の強いという人もいたりして
そういう人はこの世界観にうっとりするのでは、、、
私には受け付けない内容でしたが、、、
無限の住人もそうですが
これ以上酷く描く必要あるの?と後半はより一層顕著に
やっぱり漫画家と言う職業って精神的にきついのかなとか
余計な憶測までしてしまいました。