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完結篇
2021/11/22 10:29
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投稿者:某読者 - この投稿者のレビュー一覧を見る
前巻に引き続き、矢城先生らしい、エロエロで濃厚なストーリーでした。そこまでハードにいじめなくても、と思いつつも楽しませていただきました(笑)
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相手が人間じゃないんだから、こういう展開でしかハッピーエンドって言わないよな…ってことで!!矢城さんのサイトで正月企画「王子隷属プチ祭り」開催中です。その後の二人のSSが2本読めますよ。
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面白いと思うんだけど、どうも受が攻に惚れる瞬間に違和感が…。あと受の性格がなんか好きじゃなかった。もうちょっと男っぽい方が好きなんだろうなぁ…私。
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「王子隷属」完結編です。面白かった~♥中華ファンタジーで陵辱系なので、読み始めはエロばかりで内容がスカスカ&いい訳程度のストーリー設定だったらどうしようと危ぶみましたが、まったく問題ナシ!でした。人外、仙人、王族が上手く絡んで、エンターテイメント的要素も充分に満たした良作です。
ファンタジーは、読者を納得させる必然性を備えた世界観がとにかく重要だと思うのですが、そこが確固としているのですんなり入り込めました。そして、キャラ立ちがはっきりしているのもよかったところ。
炎流、紹維のメインはもちろんのこと、勇圭や子鳳など脇キャラも強烈個性が際立っていてすごく魅力的。
ストーリーは、紹維が誤解を受けたり陵辱されたり散々な目に遭うんで痛いのは確か。でも、紹維の炎流に対するかたくなな心が変化していくのがそんな究極の危機の最中だったりするわけで、決して無駄なシーンではないんですよね。
黒牙はとんでもない粘着系逆恨み男でした。
紹維が黒牙のもとへ再び捕らわれた場面では絶体絶命のピンチにハラハラさせられました。
どす黒い展開もありながら、そこに炎流が登場すると途端に爽快な活劇テイストになっていきます。俺のものだと突っ走って強大な敵から紹維を奪い返す気概はかっこよくて、安心させられます。たぶんに単細胞で大雑把で乱暴なところがあっても、性格がかわいいので憎めません。
一途に紹維を守り抜くところもいいです。
そういうところに紹維もだんだんほだされてしまったんだろうなと、頷けます。頭の中がエロばっかりなんじゃないかと思う発言で、毎回生真面目な紹維を怒らせちゃってるのはご愛嬌です。
狐の姿の時にはもふもふして気持ちよさそうにしてるのに、人間の姿になったら紹維はツンツンしてちっとも触ってくれない…!と疑問に思っている炎流に爆笑。
エロシーンは、バリエーションたっぷりで堪能できました。攻以外からの陵辱もありますが、その分メインの炎流×紹維の濡れ場は回数も多くて萌えます。しかも、あまりの下品発言に炎流は、呆れた紹維からツンツンされること多々あり。楽しく仕上がっています。
シリアスなところでは、黒牙の私怨が紹維と炎流に関わるすごい伏線になっていて、それが2巻目で明らかになるところなど、ストーリー設定の細やかさに大満足でした。妾腹だからと気を遣いすぎる紹維の気持ちや、知らされなかった親の情までが丁寧に描かれていて、うるっときた。そして、子鳳の役どころもツボつきまくり。
かゆいところに手が届く、作者さんのサービス精神がずば抜けています。
読後感がすごくいい作品です。
センセのサイトで番外編SSも読みましたが、それだけじゃなく続きをもっと読みたいですね。
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綺国内乱のさなか、弟で王太子の勇圭を守るため仙狐の炎流に隷属し、性奴隷となる契約を結んだ妾腹の王子・紹維。一度は攫われた黒牙のもとから助け出されたが、体内に仕掛けられた蛇の術に操られて勇圭を切りつけると、再び黒牙のもとへ連れ去られてしまう。妄執にとらわれた黒牙は紹維を犯しながら心を失わせる術を施していく。一方、紹維と父王の辛い過去を覗き見た炎流は、子鳳の助けを得ながら単身敵地へと乗り込んでいく。炎流を突き動かすのは、まぎれもない紹維への想い。しかし、運命は生死の境をさまよう紹維に厳しい選択を迫る―。書き下ろしは旅に出た直後の二人を描く新婚編+短編。