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米大統領候補バラック・オバマ氏が連邦上院議員になるまでの伝記です。
基本的に英文ですが、中高の教科書のような大きい文字と豊富な写真、日本語の要約も付いているので、ちょっとした英語の自己啓発と時事ネタのサプリメントに適当な本だと思います。
他のオバマ氏に関する本と比較して格段に薄いというの初心者にとっては重要。
2008年1月10日の日本経済新聞の中で、オバマ氏が演説で使う最近のキーワードは
「Yes, we can.」
と書かかれていましたが、本書によると連邦上院議員選挙の時から使っています。
思想が変わらない、ブレないというのは非常に良いことです。特に政治家にとっては尚更ですね。
ケニア出身の父を持ち、ハワイで生まれ、インドネシアでの生活を得てアメリカに戻ったオバマ氏。
『ローマは一日にして成らず(Rome was not built in a day.)』
と言われるように、一日で世界が変わるような事はなくとも、国境も人種も超えて生きてきた彼が米大統領になったら何かが変わるのではないか?
何の根拠もありませんが、そんな風に思えて仕方ありません。
※原題は『Barack OBAMA Working to Make a Difference』