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みんなのレビュー918件

みんなの評価4.0

評価内訳

911 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

痛快時代小説

2008/09/28 14:51

7人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:いけちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

今の埼玉県行田市にある忍城に、時は秀吉の北条攻め、石田光成、大谷吉継、長束正家の連合軍が、成田氏居城を攻める。結局は、小田原開城で戦争は終結するが、この城はおちなかった。高松城ばりの水攻めまでしたが、光成はかてなかった。この主人公のぼう様の人身掌握(?)には脱帽。本当に痛快な歴史小説。本の内容からは、かなり調査がれたあとがあった。うれしいのは、成田氏のその後がしっかり説明されているので、すごくすっ清美終えられます。

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紙の本

ある地方ではそこそこ有名でも、全国レベルでは無名の存在や事件というのがあります。それに新しい角度から光を当てれば思いもかけなかったものが見えてくる。相手は大物ほどいい。それに魅力的な人間が配されればもっといい。その好例でしょうか。ま、知らないのは私だけかもしれませんが、忍城・・・

2010/02/26 21:03

5人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

私のモットーは、他人が騒いだ本は読まない。無論、私が読んだ本を人が騒ぐのは構わない。これでもあまり困らないのは、昨今の本の出版点数が新旧取り混ぜてあまりに多いのと、デビューする新人の数も空前ではないか、という出版界の現状があります。で、この「のぼう」も書店がかなり気合をいれて売っていました。だから、私はそっぽを向いていたわけです。

しかも、この本、1500円もする割りに装幀が安っぽい。新人だから軽装、というのは分かりますが、このカバーデザインの安っぽさは、紙質、装画も含めて、いかに出版元がこの作品を軽く見ていたかが伝わるものです。特に色のセンスの悪いことといったら。要するに私に近寄るな、ってオーラをダブルで発しているわけです。

でも、気にはなる。だって、一年近くにわたって書店に推薦させ続けるっていうのは、生半可じゃあない。「2009年本屋大賞」2位受賞!! っていうのも、書店の支持があればこその結果です。で、ついに私も落城。嫌々ながら? 手にしました。早速奥付チェック。初版第一刷が2007年12月3日で、手元にあるのは2009年2月18日16刷、ふむ、30万部というのも嘘じゃあなさそうです。

で読みました。序、本文四章、終、の六章構成なんですが、はっきり言います、序で躓きました。豊臣秀吉? 石田治部? 私、徳川方の人間としましては、この二人、皇族なみに嫌いなんです。特に三成が。無論、小栗旬は好きですよ。でも、三成だけはいや。あの官僚然としたところが、現在と全く同じ。手を汚さず、頭の中だけで小賢しく動き回るその姿が、ゴキブリなみに嫌いなんです。

読まなきゃよかった、って思いましたよ、実際。でも、後悔したのはここまで。序が終ると、ありがたいことに秀吉が登場しなくなります。後半、ちょっと素っ裸で顔をだしますが、それだけ。それと、これは書いてもいいと思いますが、三成が負けるんです。誰にとは言いませんが、負ける。いや、勝ちはするんですが、でも負ける。それが嬉しいです。

で、この小説の成功はやはり、有名な合戦を扱わなかったことにあると思います。ま、私などは未だにこの話が史実に基いているのか全くの嘘っぱちなのか半信半疑なんですが、ともかく誰もが知る戦いではありません。無論、背景にある秀吉の小田原城攻めや一夜城は私でも知っていますが、武州・忍城なんて全く知りません。

埼玉県の人で、特に行田近辺に住む人はともかく、普通の日本人なら知らないでしょう。行田だって知らない。ま、宇都宮のギョーザなら分かるんでしょうが。そういう場所のお話、それだけで新鮮です。そのかわり、といってはナンですが登場人物の性格付けは決して斬新ではありません。ただ、その分、親しみ易いことは事実です。

しかも、チョイ役で有名人が友情出演してくれるわけですから、歴史心を擽るわけです。あ、あたい、この人知ってるよ、なんてコチョコチョ。で、こういう話の持っていき方っていうのは、一つのあり方として正しいと思うんです。舞城王太郎みたいに「新しい酒を新しい革袋に入れる」っていうのは、これはこれで凄いんですが、それを皆がやる必要はない。

「新しい酒を古い革袋に入れるな」は当然としても「古い酒を新しい革袋に入れる」ことは、そんなに悪いものではありません。しかも、ちょっと現在テイストが入れば十分楽しめるわけです。たとえば〈のぼう〉こと成田長親ですが、名前の由来が〈でくのぼう〉というのはともかく、器量が大きいのか、ただのバカか最後まで分からない男、なんていうのは目新しくありません。

でも、酒巻靭負が、家老になって一年たらずの、合戦の経験がなく兵書ばかり読みあさった22歳の若者で、男勝りの甲斐姫に思いを寄せる、しかも童貞だというあたりは今風でしょう。隆慶一郎なら、さっさと吉原に連れ出して筆卸をさせてしまうのでしょうが、和田はそこまで旧弊ではありません。

成田氏長が藤原鎌足から続く名家成田家当主で、容姿端麗で挙措も鮮やかだが凡庸で、大勢に流されるタイプだが、あんがいものの見方はしっかりしているあたりは、よくありそうですが、その娘で18歳の甲斐姫が傾城の容色として、忍領内はおろか、他領にも知れ渡る美女、まではともかく、性格が男勝りで、なぜか長親に惹かれていて大胆な行動をとるあたりは、ちょっぴり今風。

長親の父で75歳の成田泰季は氏長の父 長泰の弟で、血筋と傑出した実績から長泰亡き後「一門の棟梁」「脇総領」とも称され、この老武者の発言は当主氏長より重いとされるものの、老齢のため床に伏せっていることが多いとか、正木丹波守利英が成田家の家老で、家中で武辺の最も優れた者だけが持つ「皆朱の槍」を許された男というあたりは決して新しくはありません。

でも同じ成田家の家老でも、柴崎家の総領息子の和泉守が子沢山の武辺者であるのはともかく、強さだけでいえば、丹波守より自分のほうが強いと思っているとか、妻の〈ちよ〉が成田家のものに乱暴されたことから、城主をはじめ成田家に恨みを持つにいたる〈かぞう〉や、娘の〈ちどり〉、父親の〈たへえ〉などはちょっぴり今風。

文章は、極めてオーソドックス。だから売れるんです。老人でも理解出来るし若者でも共感できる。主人公が単なるスーパーマンより身近なわけだし、酒巻靭負の子供っぽいオタクさかげんなんて、俺もそう、なんていう若者が出てもおかしくない。そこまで美女じゃなくても甲斐姫みたいな奔放さをもった娘っコなら案外多いでしょう。

そういう意味で、凄い、とか、斬新、とかいう言葉が当て嵌まらなくても、面白いことだけは確かなわけです。ただ、これがよく知られた時代や場所、人ばかりになった時、どこまで楽しめるか。和田の将来はそこにかかっていそうですが、次作の『小太郎の左腕』は『のぼう』を凌ぐ、といわれていますから当分は安心かもしれません。

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紙の本

本屋大賞を見て読みました。

2014/10/12 10:44

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:shingo - この投稿者のレビュー一覧を見る

本屋大賞を見て読みました。
石田三成VS成田長親の歴史小説。歴史的な話で物語がよく中断しますが、それでも実に読みやすく、メリハリが利いています。歴史も知れる、エンターテイメント小説と感じました。

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紙の本

痛快です!

2013/04/23 09:33

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:櫻良 - この投稿者のレビュー一覧を見る

こんな 歴史小説まってました! といった感じです
読み進めば 読み進むほど 加速していくそして、のめりこんでいく
もう 最後の1ページまでまっしぐらです
終わり方も 後腐れなし! よみ終わった時には爽快感さえありました^^;

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紙の本

これもひとつの英雄譚といえます。際立つキャラクター。

2012/01/29 16:29

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Pin - この投稿者のレビュー一覧を見る

映画か、マンガのような「ビジュアル」歴史小説といえばいいのでしょうか。登場人物にキャラクターがきっちり割り振られていて「キャラが立って」ます。内容は、秀吉の天下統一の仕上げである「北条・小田原城攻め」に遭遇した忍城(埼玉県行田市)の奮戦記。攻めるは石田三成・大谷吉継・長束正家、守るは「でくのぼう」を略して「のぼう様」と呼ばれる城主の従弟で城代となった成田長親(城主・氏長は兄弟で小田原城へ籠城中)。力攻めで作戦負けした三成は、秀吉の備中・高松城の水攻めを、より大規模にして再現を試みるもこれも打ち破られ、忍城は小田原城落城後まで唯一攻め落とされなかった支城となる。「のぼう様」とそれを取り巻く登場人物や敵方とのやりとりがとっても面白い。

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2012/01/19 06:08

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2013/06/08 11:00

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2007/11/28 01:51

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2011/09/06 02:09

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2010/10/07 12:30

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2008/03/06 18:45

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2008/03/09 20:11

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2008/03/21 00:44

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2008/03/23 22:13

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2008/03/30 01:56

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