投稿元:
レビューを見る
キンバリーは脅迫状を受け取った。五百万ドル用意しなければ、息子を誘拐するというものだ。短期間でそんな大金を用意するなど不可能で、彼女はやむなくある人物のもとを訪ねた。その人物とはブラジル人の大実業家ルス。彼本人は知らないが、息子の父親でもあった。七年前に別れて以来、一度も会っていなかったルスは、キンバリーの話はすべて欲得ずくの嘘だと決めつけながら、条件をのむなら必要な金額を彼女に渡そうと約束する。だがそれは、彼女が期限つきの愛人になることを意味していた。贅沢のために大金を欲しがっていると思われたままルスの愛人になったキンバリーは、心が深く傷ついていく。ルスが彼女の言葉に耳を傾けてくれる日はくるのだろうか。好調サラ・モーガンの新作。
ヒーローは人の話しを聞かなすぎ。本当に子供がいるかどうかなんて、ちょっと調べればすぐにわかることなのに一方的に否定するのは酷すぎる。しかもその子供を確認してからの態度も褒められたものじゃない。そんなヒーローが良いというヒロインは自虐が過ぎはしないかと。実際の脅迫もヒーローの責任だったし。
だいたいヒロインにのめり込みたくないからという自分勝手な理由でヒロインと別れたというなら、再会のときの態度が変すぎる。もう少し整合性が欲しかった。