投稿元:
レビューを見る
女子高に通う生徒、先生などなどいろんな視点から一つ一つ大切に描かれているような短編集。
すんごいリアルだ、と思った。
自分がかつて通っていた女子高にそっくりでびっくりした。
登場人物もそうだし、なんていうか、教室の配置とか?
人気者競争や仲間外れや、ひがみやねたみ。
そういうどろどろした空気が流れるときもあれば、
きゃーきゃー盛り上がったりほわほわとしていたり
あったかくてぬるーい空気が流れるときもある。
すんごく女子高だな、って思う。
女の腹黒い部分とかを、ずたずたに描くのではなく、
そういう部分までもを爽やかに描く作者に拍手!って感じ。
投稿元:
レビューを見る
タイトルだけ見て、女の子同士の恋愛の話かと思ったけど。
それだけってわけじゃなかった。
高校時代を思い出す感じ。
わーあまーい、すっぱーい、リアルにいたーい。
今は昔の話なので、やたらめったら懐かしい感じ。
ちょうど、現代に生きる女子高生たちの話。
そうだ、確かにそんなだった。
そんなこともあった。
そんな子もいた。
さらに年くってから読みたい本です。
投稿元:
レビューを見る
仙台にある私立女子高が舞台。
女子って色々あるよね。
目には見えない上下関係、嫉妬、見下したり見下されたり。
卒業して、教育実習生として戻ってきても、先生となって戻ってきても、女子はみんな、それぞれ周囲の女子に複雑な感情を抱いている。
最後の「ゆうちゃんはレズ」って話は、如何にも女子高っぽい話。良くも悪くも。
この作者の凄い部分は、これだけネガティブだったり嫌な感情を書き表してるのに、最後にはちゃんと何処かに行き場を持っていってくれること。
お陰で安心して読める。
投稿元:
レビューを見る
なんかこんな生活というか感情もあったなーって思い出して懐かしくなった。
すべての人にそれぞれの生活があるっていうのは当たり前のことだけど、
実生活ではすれ違うクラスメイトとか先生のことをそんなに気にしているわけではなくて。
ましてや本当に何を考えているのかなんか絶対わからなくて。
1つの空間の中で起こることを別々の角度から書いている作品は好き。
女子校っていう密度の濃い空間にそれぞれの思いがあるってなんか不思議だよなぁと思う。
投稿元:
レビューを見る
同じ女子高に通う生徒だったり卒業生だったり先生だったり教育実習生だったりの短編集。日常っぽくて本当にありそうでおもしろかった。檸檬のころを読みたいけど図書館になくてどうしようかなと思っていたり。
投稿元:
レビューを見る
・・・好きっちゃ好きなんだが・・・
実際の女子校とは正反対すぎて笑えてまう。
本場を知っている身としては只のドリーム。
女子校の男性教師は平気でスカート丈注意する上
むしろ女性教師は笑ってスルーです。
でも作品としては割と。
投稿元:
レビューを見る
表紙がかわいい。
刺繍、ビーズ、キラキラきらきら女の子の世界。
1つの女子高を舞台にした短編集です。
うーーーんと思うものもありつつ。
特に感想がない。
投稿元:
レビューを見る
初豊島さん。 読みやすっ!!!(笑)
これは高校生くらいの子が読むと良いよ!!!
恥ずかしかったりしんどかったり浅ましかったり
若い時ってこういうのあるよ。
甘酸っぱい短編でした。 うん。結構好きでした。
投稿元:
レビューを見る
図書館でいっきに2時間くらいで読みました。
読みやすかったです。
この人の作品を前読んだときはちょっと合わないなぁと思っていたのになぁ。
姉妹の話がすきでした。
何か、気持ちの集まる、育てる、学校というもの。
投稿元:
レビューを見る
2008.06.19
女子高を舞台とした連作短編集で、高校時代を懐かしく思い出しました。私も女子高だったもので。
この本の中には、いろんな想いが登場します。憧れや友情はもちろんですが、きれいなだけじゃなくて、意地悪い気持ちや妬みなども。女子高ならではの楽しさというのは絶対にあると思うけど、女子高ならではの嫌なことってのもあるかもな~。幸いにも、私が通ってた女子高は、みんなサバサバしてて気持ちいい付き合いができましたが。
あの頃のささやかな、けれど当時は「人生の一大事」だったような出来事や心の揺らぎを思い出してしまう、丁寧なタッチです。細かいところまできちんと書かれているからリアリティがある。情景が浮かぶ。共感しやすい。
彼女の本を詠んだのは実は初めてなのですが、他のものも読んでみたいと思いました。
投稿元:
レビューを見る
何となく、豊島ミホを読もうかなと思った。知人の車に無造作に放り込まれていたエッセイを見て、小説は読んだ事無いんだけど、と笑う彼女の姿を見て。
「嫌いじゃないけど、のめりこむほどでもないんだ?」
そう。その通り。
2010.01.29読了
投稿元:
レビューを見る
ジャケットの可愛さに惹かれて手にとってみた。
七篇あって、どれも女の子と女の子の話。
友情、姉妹、恋愛、いろいろあったけど、
「ハッピーエンド」「バッドエンド」にくくれるものじゃなくて
曖昧に、ふわーっと終わるものが多かった。
「いちごとくま」がいちばん印象に残ってる。
女の子、というか誰もが、心のどこかに
「優位に立ちたい」願望をくすぶらせてるんだなーと思った
近ければ近いほどそうなのかもしれない
女の子ってムズカシイ
ってことやな! ←
投稿元:
レビューを見る
なじ■タイトルの通り微・百合もの。きれいで可愛くてきらきら。
豊島さんを初めて知ったのは『純情エレジー』でしたが、心情の描写がとても温度があって、一気に好きになり著作を読み漁り中です
投稿元:
レビューを見る
大人だけど子供。
子供だけど大人。
みんな、見えないところでいろいろ思ってる。
高校時代の楽しいと、息苦しいと。
思い出した。
これ、仙台が舞台なんですね。
アーケードの名前が出てきて、びっくりしました。
投稿元:
レビューを見る
この本を見たとき、表紙を見て、アレっと思いました。この表紙のデザインの描かれたものを持っているからです。それから、興味を惹かれ、読んでみました。
読んでいて、なんだか懐かしいような、女子高生にもどった気分で、自分に重ね合わせていました。