投稿元:
レビューを見る
本文より
《才能》
つまらない仕事を毎日きちんとできることが、社会で求められる一番の才能なんだ」
《言う》
もっと大人は、子供が将来の人生に生かせる得意なことを見つけて、「キミの得意な
ことはコレだから、その個性を生かせばこんなことができるよ」と自信を持って言う
べきでしょうね。「人より速く走れて体力があるんだから、宅配便のドライバーになれ
るよ」と具体的に言ってあげればいい。
《世の中》
「世の中はこんなふうになっているんだ」と感じてもらう
《楽しい》
自分が年を取って楽しいなと思うのは、人に批判されたときに受け流すことが出来るように
なったことですね。(中略)
お前のここがだめたって言われると、そのどこが悪いんだって反論しちゃう人間だったけれど
今は、ここがだめだって言われると、そうなんです、だめなんです、すみませんって言っちゃう
からね。(中略)だいぶ進歩したよ。
《仕事を通じて》
自分らしさを実現するには段階がある。(中略)
自分ではどうにもできない「自分らしさ」を抱えながら、それを仕事を通じて武器に変える
ことができたとき、きっと人は自由になれるはず。それにはやっぱり時間がかかる。だから
「自分らしさは定年後にとっておけ」なんです。
投稿元:
レビューを見る
<印象に残った考え方>
・好きなことを仕事にするのではなく、得意なことにする
(得意なものであれば、ある程度のクオリティを出せて、人にも喜ばれる)
・誰からも頼まれてもいないのに、それでもやってしまうことが「好きなこと」
投稿元:
レビューを見る
自分が仕事をする上でとても
シンプルにバイブルになりうる。
夢なんて探さずに、目の前のことやれ。
人の為にするのが、仕事、自分の為のが趣味。
他の人が当たり前にできることを当たり前にできるようになれ。
好きなことで、仕事しなきゃいけないって
確かに誰が言ってんの?
投稿元:
レビューを見る
チェック項目23箇所。面倒、楽がしたい、勉強したくない、働きたくない・・・下流の考え。好きを仕事にするだけじゃない。自分の好きなことにお金を払うのが社会ではない。やりがいは仕事をきちんとやった後についてくる。個性をみつける・・・社会での居場所を見つける。夢が無かったら目の前のことをとことんやる。仕事は悪、最低限の仕事しかしないのは奴隷の原理。体力がないと知識・技術は発揮できない。若い社員をマネジメント・・・考え方をシェアする。マニュアルを使って型に一度はまったほうが最初はうまくいく。ナナメの関係がこどもを育てる。
投稿元:
レビューを見る
三浦さんの肉声を息のかかる距離で聴いているような語りです。
若い人だけでなく、ほかの世代にも、お薦め。
投稿元:
レビューを見る
「下流社会」の著者 + そうそうたる面々との対談。
このままでいいのかと日々悩むサラリーマンに、勇気をくれる。
投稿元:
レビューを見る
昔から「夢を持ちなさい、夢は何ですか」と問われてきたので、夢を持つことは人生において必要不可欠なものだと思っていました。そんな私にとってこの本のタイトルは、目を惹くものでした。今勤めている会社があと何年続くかが不透明な時代になってきた今、現在やっている仕事を好きになって、自分が成長していく大切さを痛感しました。
私が社会人を始めた20年前と今とでは、働く意味が少しずつ変化してきていると思いますが、一日の多くを過ごす会社で行っている仕事を通じて、自分を成長させていく大切さを感じました。更に、自分の子供に対して親としてどのような姿を見せるべきか(p68)、好きなことで稼ぐための覚悟(p137)については大いに参考になりました。
以下はためになったポイントです。
・「このままでいい」と思う人が下流、「もっと旅行したい」「下流ではいけない」というのは中流の考え方、下流の人と比較すると中流は大変である(p46)
・他社を満足させたときに初めて対価がもらえる、「社会はあなたの好きなことにお金を払うのではなく、出来ることに払う」(p49)
・一番速くお金を稼げる能力を使って、仕事をすれば良い、本人の好き嫌いに関係なく、他人が価値を認めることで稼げば良い(p56)
・自分の子供をニートにしたくなければ、「親が楽しそうに仕事の話をする」ことがポイント(p68)
・賃金相当分しか働かないのは、ある意味では奴隷の論理である、仕事は悪であり、労働は罪であるという価値観である(p95)
・日本でグローバルな人材が育たない理由は、宗教観をもっていないことが大きい、宗教は教育だけではカバーできない人の生き様に関する指針であるから(p112)
・仕事で漫画を読んでいたら疲れる、音楽、ビールが楽しいのも、仕事の後に行うから楽しい(p129)
・好きなことを仕事にするには、たとえ「お前はダメだ」と言われても、自分を信じる力が必要(p137)
・面白い企画を1本だせと言ってもつまらないものしか出ないが、10本出せと言うと、中には面白い企画が出てくる、出すほうでの取捨選択がなくなるから(p151)
・長いあいだ続けられることは、上手くできた(得意)からである、下手なことで努力を続けるのは難しい(p153)
・就社して、あらゆる雑務に関わらざるを得ないという状況に身をおくことは、非常に人間を育てる(p161)
・仕事が嫌というのは言い訳で、本当は嫌なやつに会いたくないというのが多い(p168)
・中学校の年間の授業時間は400時間程度なので、テレビ・ゲームの時間は1日1時間15分程度が限界(p179)
・戦前の商店街は、モノつくり街である、専門店の集合体(p189)
・好きなことを仕事にするのではなく、まずは「仕事を好きになれ」である、あなたが仕事を選ぶのではなく、仕事があなたを選ぶので(p196)
投稿元:
レビューを見る
なにか考え方が変わるのかな?解決する道が見えたりするのかな?と思って読んだけど、特に刺さる言葉は、なかった。とりあえず生きるためには働け、好きなものより得意なものを仕事にして稼げ、
それをどうやって見つけるのかの方法論はなかった。
投稿元:
レビューを見る
現実的でとても有益な内容だと思った。
筆者の実体験から得られた知見が説得力ある。
インタビューと何人かの対談。
以下、響いた内容のメモ。
・教育の役割は、子どもを社会化させること。
子どもが将来の仕事に活かせる得意なことを見つけてあげて「その得意なことを活かせばこんな仕事ができるよ」と言うべき。
・つまらない仕事を毎日きちんとできることが社会で求められる一番の才能。
・まずできることをやる。すると好きなことがみえてくる。
・自分の好き嫌いではなく、相手の好き嫌いを考えるのが仕事の基本。
・実体験が大切。日本人はあまりにも勉強しすぎ。
・必要な型は身につける。身体性。生活習慣。
若い人は実は規則や型を欲している。方向を示す必要がある。簡単なことでもいいからやらせて、それができると動き出す。
・人生の大半はつまらないことをきにんとやっていくことで成り立っている。つまらない仕事だと思うから面白くしようとする。工夫。
・「仕事が嫌なんです」という場合、仕事がしたくないのではなく、嫌なやつに会いたくないということが多い。これは嫌いなやつとどう付き合うか訓練ができてないということも大きい。
・働く身体を作ることが大事。
・自分らしさを実現するには段階がある。
・自分らしさは定年後にとっておけ。