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紙の本
だるまブーム到来!
2008/04/15 15:40
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:のはら そらこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
かがくいひろしさんの『だるまさんが』(ブロンズ新社)がおもしろい。読み聞かせでは、小さな子から大人まで大人気だ。そしてこちらも「だるまだ!」。だるまブームの到来? もちろん、そう!
海から大量のだるまが渡ってきた。海辺の町にだるまがあふれる。ひとりがだるまを持ち帰ると、それを見てたくさんの人が持ち帰り……だるまブームがはじまる。
さあ、だるまを手に入れたあなたは、だるまをどうする? とりあえず飾る? それだけじゃあつまらない。ほかには? ほら、想像力を働かせて。では、高畠那生さんはどうしたか?絵本のページをめくれば――。
生活のこんなところにも、あんなところにも、だるまが斬新に使われている。いったいどこからこんなきてれつな発想が生まれでてきたのか。ものすごく奇妙だ。ところが、絵本の中の人々は、だれもそう思っていないらしい。すまし顔で日常をおくっている。満足げでもある。人間だけじゃない、動物までも。だるまはもすっかり生活に馴染み、もはや、ありふれたものとなっている。
けれど、絵本の外から見れば、やっぱりおかしい。滑稽だ。だって、だるまはだるま。だるま柄のスーツやだるま型スカートがおしゃれだといえるだろうか?!
でもまあ、中高生の腰パンも彼らのなかでは、かっこいいんだもの。だるまだって、ね。
紙の本
妙な、尋常でないだるまがやって来た。ありえない!想定外!に出会いたければ、この絵本を。
2010/09/26 11:26
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:月乃春水 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ちょっぴり妙なだるまのおはなし。その数、形状。尋常じゃありません。
登場の仕方もすごいんです。ずいずいっ ずいずいっと海を渡ってくるんですから。
海辺の街は、だるまだらけ。びっくりした人たち。けれども受け入れるのも早い。
お持ち帰りされただるまは、どうなったのでしょう…?
見ている読者にとっても、だるま自身にとってもこれはかなり、想定外でしょう。
でもね、流行りものってこんなかんじかもしれません。
だるまの侵略、人からみると流行?は、海辺の街のみならず、世界中にも…!
そして、あらたなる来訪者は空から。それはなんでしょう…?
だるまと並ぶ人気の、あの縁起ものです。
だるまといえば、わが家では毎年初詣に行くと購入しているのですが、三男はこの絵本を読んで
「うちのだるまとちがう…」
そうなんです。デフォルメされていて、まるでリーゼント頭のよう。
表情も怒ってるみたいな、困っているみたいな。
下から見上げた状態のだるまは、なんだか別モノ。実物を見てみたい、という気もします(あればの話だけど…)。
絵本の中でありえないーっ!てなものを見られるのも、なかなかいいものです。
見返しは、点を番号順に結ぶとあるかたちが浮かび上がってきます。
カバーの袖には答えも掲載されていますよ。
本についてのよもやま話。 <ブログ> 本のことあれこれ