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中学生の頃に読んでドキドキした辻真先の「パラレルワールド大脱走」のようなちょいエロ具合に懐かしさを感じました。下巻を早く読まねば。
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「裸者と裸者」「愚者と愚者」と続くシリーズ作品。
著者である打海文三氏は07年にすでにこの世を去っており、
遺作となっている。こういう作品がこれから出てこないのは惜しい。
日本崩壊?
政府軍と反乱軍の戦い。
ゲイ、レズ。人種差別に性差別。
そんな話が盛り込まれた作品。
主人公海人は妹恵、弟隆とともにさまざまなことに巻き込まれ、
立ち向かいながら成長していく。
海人は孤児兵になり、さまざまな出会い、場面に遭遇していく。
彼らの勇士が刻まれたストーリー。
ミリタリー好きに限らず、すべての人にお勧めする。
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とりあえず上巻読了。戦争、ドラッグ、人種差別、などなど、とにかく重いテーマがみっちり。その中を生き抜く、教育を受けていない海人の、ひらがなばかりのセリフの純粋さが胸に残る。
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ぶっちゃけ表紙買いも否めないので、あまり期待していなかったのだけど、
いい意味で期待をうらぎられた。
最初の入り口とキャラの口調でくじけかけたけど、
慣れてしまえば何のその。むしろそれがいい味だしたり。
何気に色々考えさせられたりもしました。
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ハードカバーの表紙の方がなんとなく好きかも。
しかし表紙のアニメっぽさからは想像もつかないくらい、
けっこうハードな本格戦争もの。
けっこう細かく時代設定を練ってるから、
のめりこんで読んでしまう。
海人のセリフのほとんどがひらがななのも、すぐ慣れた。
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もう、作品キャラクターのかっこよさにべた惚れ・・・
結局は、ハードボイルド小説ってのはどこまで行ってもキャラクターに惚れるもんなんだなぁってのが、よくわかった気がする。
もちろん、色々考えさせられる事も多い内容だけれども、それよりも一番に言いたいのは海人と椿子桜子などのメインキャラだけでなく、全てのキャラがもう身悶えするほどカッコいい!
文章的には癖も多いけど読み易く、中々の作品です。
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平成生まれのセンスではないですね。昭和の臭いがします。
著者はお爺ちゃんだから当然ですが。ただ、だとしたら、もう少しディティールにこだわって欲しいです。昭和生まれの粘り強さが欲しいですね。正直、戦場となってる町がどれだけ破壊されているのか、スタバはあるのか、何故女性だけの戦闘集団がいるのか等重要な点がうまく理解できません。戦闘シーンも淡白すぎます。こう、もう全ての分野でねちっこくやって欲しいです。設定やテーマが面白そうなだけに残念です。
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近未来の内乱状態の日本が舞台。弟妹を養うために軍隊に入ったカイト13さい、「状況に適応してみる」と混沌に身を投じた月田姉妹14さい(双子)の物語。表紙がティーンズ文庫っぽいですが中身はかなり骨太い。皇国とかローレライとか(どちらも小説の方で)あの辺りが好きな人には向いていると思います。ちなみに第二部もある…あった模様ですが、途中で作者急逝のため未完。くっ。
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大陸の情勢が悪化して、日本に難民が押し寄せた事から治安が悪化し、ついには日本でも内乱が起きる。
そんな世に、きょうだい三人放り出された佐々木家の長男海人七歳と十一ヶ月。五歳の妹と二歳の弟を守る為、一家の主として働き、やがて軍隊に身を委ねる。
架空の日本を舞台とした話だが、将来こういった事が起こらないとは限らないし、今もどこかの国では起きている。
母をなくし、家族を養う為に働き、軍隊に連れ去られ、戦い、逃げ、働き、今度は自分の意志で軍隊に入り、戦い、戦い、戦っていく。
そんな年端もない一人の孤児兵の十年余りを描いた上巻。非常に中身が濃い。
戦闘場面や、性描写など、結構過激な描写が多いが、陰鬱さを全く感じさせないのは海人の真っ直ぐなエネルギー故だろうと思う。
各都市と幹線道路の位置関係や軍隊の敵味方関係が上手く飲み込めず、戦略面が読み飛ばし気味になってしまうのは勿体なかったが、戦術や戦闘そのものにおける部隊の連携や部下との信頼関係は見応えがある。(2/8)
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08/09/10上下巻読了
混乱を極めた世界の中でサバサバした文章と主人公達がさわやか。
上巻は少年兵のカイトの話、下巻は双子の椿子と桜子の話。
カイトの方がワクワクはしたかな
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打海氏の孤児部隊シリーズ第一作。戦争物として、成長譚として、そして文学として。あらゆる要素において圧倒的。
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面白かったけど、いい人が多すぎた感じがした。
もっと「他人なんか信用しない」みたいな感じでも
よかった。
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積読していて放置しているうちに、『愚者と愚者』も刊行され、そして『覇者と覇者』を執筆中に作者はお亡くなりになり未完となってしまった。今から読んでもどうせ未完・・とわかっているのに読んでしまった。読んでしまったら、混沌とした中での、佐々木海人の、そして月田姉妹の生き方の虜になってしまった。奪うか奪われるか、殺るか殺られるか、そんな生活を強いられる少年少女の力強さが眩しい。特に月田姉妹の考え方にはいちいち考えさせられる。「三人が三人とも善人では生きていけない」「おまえが罪を犯すなら、わたしも罪を犯そう」。彼らが話し、動くのを読めたことを思うと、未完のこのシリーズを読んでしまったことについて後悔はない。上巻は海人、下巻は月田姉妹を書いているわけだけど、上下巻を通し、煙草売りなどをしていた7歳の海人が、ボディーガードに囲まれながら生活する軍人になっていく様子は、読み応えアリ。
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性と暴力に溢れながらも、人の絆について考えさせられる作品。
詳しくはブログにて。
http://bookwormblog.seesaa.net/archives/200904-3.html
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頑張って読んだ
途中何が何だか分からなくなりつつも頑張って読んだ
頭に残っているのは…生々しい描写です…ぎゃー