投稿元:
レビューを見る
「買ってはいけない」論争を思い出した。世間にインパクトを与えた本と、それに対する批判本。読み比べ、調べ、自分の頭で考えるのが大切だと思う。
投稿元:
レビューを見る
リサイクルのウソのウソ、地球温暖化のウソのウソの優しく説明した本である.こっちのほうが売れてしかるべきであった。2008年出版されていて原子力発電が事故を起こしたら重大になるという最後のあとがきがこんなにも早く当たってしまったことが残念である。
投稿元:
レビューを見る
環境問題のウソは結構世の中にセンセーショナルを巻き起こした。その本が捏造データを使ったトンデモ本だったという話・・・個人的には現在流行の環境問題への取組み方についてはかなり懐疑派である。特に企業に流行の排出権取引などが一番胡散臭いと考えている。そんな人がきっと結構多いのではないか・・・その中で出た環境問題のウソが売れてしまったのだと思うけどインチキとは恐れ入った。違う本だがレジ袋を廃止すると環境が悪化するというのはどうなのかな?こちらはかなり信憑性があると思うのだが・・・
投稿元:
レビューを見る
武田邦彦「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」に対する徹底的な批判本。元の本を読んでないので、自分が批判するのはフェアじゃないからしないけど、これをよんだら元の本は読まないなぁ……。
資料の出典元をしっかり提示しながら考察していくところは、さすがと学界元会長だと思った。あと、武田邦彦がどんだけ適当なこと言ってるのかもわかった。
投稿元:
レビューを見る
2008年の10年以上前の著書。
大好きな「と学会」代表の著者が、トンデモ本をバスターする手法とノリで武田先生の著書に突っ込みを入れる内容。
終盤に別個に地球温暖化のチャプターがあるが、内容は薄め。
こちらでは著者は温暖化ビリーバーの立場で論を進める。
(1)「環ウソ」批判、「PETボトルリサイクルは無駄」への反論
(←序盤意外は読んでません)
amazonレビューでは、
著者の数値や引用不備に注力した表面的かつ品位に欠ける指摘が嫌われている。
まあ、これが、と学会のやり方なのだけれど。
一方、厳密なデータ運用を欠くものの、ぶれない主張の武田先生を擁護する方が多い。
皆さん、いいバランスしてますね。
武田先生のご意見は、話半分で「過激な提言」を楽しむスタンスで聞かないといけない。
リサイクル先進国の事業継続性はどうなのだろう。止めている国とかあったら笑うな
(2)地球温暖化
著者は温暖化推進派だが、慎重な記述に終始している。ここは好印象。
以下の4段階(懐疑論も同じステップ)分類は大変参考になった。
①温暖化に向かっている?→確実にイエス
②人間排出由来のCO2が要因?→かなりの確率でイエス。ただし、まだ疑問は残る。
③温暖化で発生する被害は深刻か?→よくわからない
④温暖化を止める努力をするべき?→あなたの考え方次第
提示されたデータは、1960~2000年の温度上昇、CO2上昇グラフ程度。
議論になる産業革命前後比較データ(ホッケースティック曲線)などはない。
自分は、②③あたりの確度がまだまだ不十分な状態で、やれ削減目標などと国際会議で語りだす温暖化推進派には大いに疑問。
(温暖化防止という世界的サヨク活動がやりたいだけなんじゃないのかと)
(例のあの娘を持ち上げたのは、完全に推進派の戦略ミスだね)
でも、仕事(環境機器)では、国際会議などが権威的にメディアで扱われれば、それに便乗するいやらしさは持っている。
京都議定書の頃からやっているw
(当社の製品は、ご家庭のCO2を大幅に削減できます。国際的に取り組まれている温暖化防止に貢献できますよ)
実際は、実利的な光熱費削減を前面に出したあと、補強的に使用するw
著者は、再生エネルギーに牧歌的な期待をかけていて、10年前の古い著書だなと感じる。
再エネこそ、LC評価的に厳しい。途上国への導入は簡単ではないと思う。推進派が政治問題化して途上国が反発する逆効果を招いている。
原発事故は可能性を払拭できないと明言しており、数年後の東日本大震災の事故を示唆している。ここはえらい。
投稿元:
レビューを見る
ややこしいタイトルだが、とりあえず武田教授著のベストセラー「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」は信用できないということはよく分かった。大学教授なのに、いい加減な議論をしてもらっては本当に困る。ゲーム脳もそうだが、どうして科学的な議論ができない人が教授になれるのだろうか。本当に不思議だ。またこの本の後半の温暖化は本当かどうかの議論は冷静な論調で好感が持てる。山本氏自分の個人的見解であることをはっきり述べた上で、判断を読者にゆだねている。環境問題はあらためて難しいと思う。現時点では判断できないというのが実際だろう。現時点で、温暖化を判断するとしたら、どうしても宗教的にならざるを得ない。もしくは、感情論に終始することになるだろう。自分なりに考えて信じる道を進むしかないのかもしれない。
投稿元:
レビューを見る
正直言って、この本を読んでよかった。
「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」の論理のおかしいところ、こじつけているところ、引用のしかたが変なところ、などなど、そういうのがよくわかった。
が、それでもなお、「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」の武田教授の言っていることのほうが共感できるように思う。
なぜって、この「ウソのウソ」の本は、武田教授のどこが間違っているということはいっぱい言っているが、「どこが正しいか」は言っていない。武田教授の言っていることのうち正しい部分と、誤っていることに対する自分の見解を示したうえで、自分なりの結論を導くべきだったのではないか。この本は、結局、批判だけで、結論のない本になってしまっている。著者自身が環境について「どうするのがよい」と思っているかが全く伝わってこない。論敵の間違いを指摘するのはけっこう。だが、間違いを指摘するだけでは、何か建設的な結果が生まれてくることはないのだ。
武田教授の言っていることだけを盲目的に信じるのが危険だということはわかったが、・・・この本の著者に対しては「この人が友だちじゃなくてよかった」と思う。