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  • 星 1 (0件)
5 件中 1 件~ 5 件を表示

紙の本

A・クリスティへのオマージュ。

2009/02/11 23:45

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:読み人 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「閉じた本」のギルバート・アデアが、
早川のポケミスから出るときいてずーっと楽しみにしていました。

 舞台は、吹雪により外部との連絡手段が途絶えたロジャー・フォークス邸。
登場人物を一同に会し行われたパーティ。深夜を経て朝になってみると
密室の状態で、ゴシップ記者の死体が発見されます。
 なんとか、同じ街に住む元警部を邸に呼び、捜査が開始されるのですが、、、。

 この、下界と完全に隔てられた閉鎖状況での、密室殺人、そして、
殺された人物は、嫌われ者で、動機は殆ど全員が持っているという設定。
ミステリ好きには、ピーンと来ると思います。
そう、アガサ・クリスティが好んでよく使ったシュチュエーションなのです。
 これ、ミステリの女王、クリスティへのオマージュを込めたミステリなのです。

 巧妙な登場人物たちの描きわけ、一同集合もの、そして舞台は限定されている、、と。
しかも、クリスティ同様めちゃめちゃリーダブルで読みやすい!。
全く、完コピーと言っても過言ではありません。
 元警部が捜査を進めると思いきや、(実際は、そうなのですが)
なんとラストで探偵役をつとめ鮮やかな推理を披露するのは、、、、
ネタバレで書けませんが、ここにも、クリスティへの愛と言うか、オマージュが感じられます。
トリックも書き尽くされたといわれる、密室ネタとしては、充分。
又、本書、表題のマーガトロイドのネーミングから、その他にも、
普通に読んでいて気付くのは、数個ですが、
読者向けのサービスといいますか、隠されたネタが満載だとか。
ここまで、完コピーされると比較に意味でも、クリスティの作品をなにか読みたくなります。
 ギルバート・アデアは、ですね、前にも、「閉じた本」を書き、これも
地の文が一切ない、ホラーチックなミステリで、凝りに凝った作風でした。
なんか、ワン・メイク・ワン・アイデアみたいな感じの作家で日本で言うと、
ワン・メイク・ワン・アイデアの清水義範!?の短編を長編にした感じでしょうか?
(ちょっと違うか?)

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紙の本

殺されてもしかたのない男

2008/03/25 17:04

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:かつき - この投稿者のレビュー一覧を見る

時は1935年。ミステリの黄金時代。
イギリスの田舎町ダートムアのはずれの屋敷。
吹雪に閉じ込められた人々。
時はクリスマス。
密室殺人。
思いっきり、本格ミステリコードに満ちた設定で
本格ミステリへのオマージュとなっています。

集まった人々は家主の大佐夫妻、
地元の医師夫妻、牧師夫妻、
ロンドンから女優と女流推理小説家。
そして大佐の一人娘と、そのボーイフレンドふたり。

閉ざされた屋根裏部屋で殺されたのは
悪態と侮辱を屋敷に集まった人々に
まき散らしたゴシップ誌の記者レイモンド。
誰もが「殺してやりたい」と心の中でつぶやくような嫌な奴です。

アガサ・クリスティの
「アクロイド殺し」(最近は「アクロイド殺人事件」)と似ている
というウワサを先に耳にしてしまい、やや考えすぎてしまいました。
「アクロイド殺し」を知らなくても全然大丈夫。
もちろん、「アクロイド殺し」へのリスペクト(?)であり
批判作品でもあります。

また、女流推理小説家に
「あたしが密室ものを手がけたことがないのを知っているはずよ。
 あれはジョン・ディクスン・カーに任せているの」
「どうだ参ったか、アガサ・クリスティ!」
と言わせていて、ミステリファンを爆笑へと誘います。
海外古典ミステリを読んでいれば読んでいるほど、楽しめます。


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2008/04/22 21:21

投稿元:ブクログ

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2010/05/04 14:37

投稿元:ブクログ

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2008/02/19 21:15

投稿元:ブクログ

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