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率直に言うと、素晴らしい。
まず、流れるように綺麗な文章だったので非常に読みやすかったです。言葉の響きが心地よく、「私」視点で書かれているので堅苦しい感じでなく親しみも持てました。
内容はレーイと名乗る奇妙な青年を巡る話なのですが、「私」とレーイの関係、何気ない会話、流れる空気がたまらなく好きです。
終盤に少しアクションシーンがありますが、それ以外は(事件は起こっていますが)比較的ゆったりとした話です。
読了後、ジーンと染み渡るように心が温かくなりました。そして、もっと彼の話を読みたいという気分にもさせられました。
是非、色んな方に、紅茶を片手にでも読んで貰いたいです。
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リアルとファンタジーが合わさった内容で、サクサク読めるので面白かった。主人公の小説家の一人称で進む。
綺麗にまとまって終わったので、後味すっきり。
短編読みたいと思う人にはお勧めだと思う。
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いつかの再読
確か初読したときは、最後のトゥリスとの戦いが他の3編と比べて毛色が違うのではないかと思ったことを覚えている。けれど、今回は呪いのくだりに対して同じことを印象を抱いた。実体のある呪いという現象が、この世界観にいまいちそぐわないような気がした。魔法の世界に妖怪がまぎれているような。退魔の仕事をたつきにしていることを描写するためには必要だろうけど。
あと首をくくって死んだファンの女の子の話があまり本編に絡まなかったな。
そして、誰もが~はやっぱりセリアに書いた物語という設定なのだろうか。楽しみである。
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■華やかさとも成功とも無縁で、幸福や繁栄は手に入らない対岸のもののように感じられる、そんなひとりぼっちの冬の寒い夜。ひょんなことから死にそうな目に遭った私を救ったのは、奇妙で不思議で美しい「彼」…レーイだった。出会いと喪失をいちどきに運んだ不思議な力、老婦人の昔日の想いが込められた手鏡と櫛、天使をも魅了する声を持つ女帝とも称された歌姫、そして「彼」を追う魔術師―私は彼にまつわる不思議な事件に巻き込まれ、そして―?第14回電撃小説大賞"金賞"受賞。「彼」と「私」をめぐる数奇な運命を綴った物語。
■■少年向けライトノベルって滅多に手に取らないのですが、イラストにひかれて。大ヒットでした。肉厚で重厚な文章。大きな起伏はない代わりに、淡々と静かでいながら重みのある文章と物語でした。切なさと温かさに感動しました。美しい物語だ。
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主人公は小説家を目指すライター。彼といつも突然に現れるレーイとの物語。連作短編集となっている。その中でもニ章目の鏡の話が気に入った。いつまでもその鏡を想い生きてきたミシェールと時を経て再び出会うルーイにはよかったねと。鏡にも気の利いたメッセージが添えられてあり、実物を見てみたいと思った。ルーイにとっての私の存在の大きさが読んでいてうかがえ、自分の命をかけ、見捨てずに助けにきたルーイがかっこ良かった。淡々とした様子を見せるが友思いであった。そんな友人を私もつくりたい。
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ストーリーはいいと思うけど、全体的にわりとあっさりとした印象を受けたので後半の重要な場面であまり感動がなかったのが残念。嫌いではないんだけど…なんだか惜しい。
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ほどよいファンタジー。
ともすれば私たちは、物事の白黒をはっきりさせたがるけれど
何が善で、何が悪なのか。
レーイの存在は、私にそのことを考えさせてくれた。
戦闘のシーンは絶対に必要な要素だとは思えなかったな。
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作家の夢を持つ主人公と、不思議な青年レーイの物語です。
二人の掛け合いが見ていて楽しいです。
これは二人の友情の話にもなるのかなぁ……
とりあえず二人のやりとりを見ていると、楽しくなるのは事実。
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救いの無い物語を主人公は書くのを諦めた。そういう物語を書く作者ってどんなことを考えながらその物語を完成させるのだろう。
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再読ー。買ったのは高校生の時だからもう何年も経つんだけど、ふと読みたくなる。もう何回読んだか分からないくらい。1番好きなタイプの話なんだよなぁ。設定とか世界観とか何もかも。最近はラノベとかほとんど読まなくなってしまったけど、これ(とキノ)は別ww
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敢えて言います。今まで1000近く読んだライトノベルの中で1番好き、と。
作家を諦めきれない「私」と、奇妙で親愛なる「彼」との出会いから始まる物語。
きれいな世界観と、彼らを描く丁寧な文章がとても上質。大好きです。
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小説家を目指す私と奇妙な青年レーイの数奇な運命の話。
とても好きなタイプの話なんです。
連作短編なんだけどどの話も雰囲気あって透明感のある何度読んでも飽きずにふと読みたくなる、そんな本。
特に好きなのは一章とエピローグ。
最後の方の展開がなんとなく雰囲気が違う気がするのが残念。
でもとても良い本です。
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文章は普通に読めるし、構成やストーリーも特段悪いところはないが、残るものがなかった。趣味じゃないの一言に尽きる。
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買ったのはもう何年も前のことになりますがずっと心に残っていてふとしたときに読み返したくなる。
ずっと手元に置いている本です。
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知り合いの勧めとタイトルが気に入ったから買った本。電撃小説大賞金賞受賞作だけあって、各章のクライマックスには所々琴線に触れる箇所があり、割と楽しめました。二章の老婆の話は心温まる素敵な話でお気に入り。最後の方は何か展開急だった感じ。