紙の本
味のある短編と中編
2010/06/06 23:14
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投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズ初の短編集(中編1+短編2)。なかなか味のある作品が並んでいる。
【少年と少女と白い花】
最初の作品が全体の半分を越える中編ながらロレンスが全く登場しないのが特徴的。ホロの過去編である。ふと知り合った少年と少女の「愛のキューピッド」になる話だが、これが何とも大仕掛け。狼だけが森の主じゃないんだなぁ、といったことも盛り込みつつ、旺盛に“吊り橋効果”を狙うホロのとんだ意地悪である。ただ、何とも覚束ない2人に対して、その覚悟を問い、試練を与え、これからも手を携えて共に歩むための勇気と信頼と愛情を確認したようにも見えるところがニクい。あまりにも無知で幼い2人の行く末をホロならずとも応援したくなる顛末である。
【林檎の赤、空の青】
食い意地の張ったホロに始まり、両替して買い物して“女の武器”で値引きして、最後に仕入れと販売のちょっとした小ネタを盛り込んだ小品。ストーリーよりも会話の妙を楽しむ内容である。ホロと両替商ワイズの掛け合い漫才に心穏やかでないロレンスが相変わらず面白い。これに限らずウィットに富んだやり取りが随所で見られる。
【狼と琥珀の憂鬱】
ホロ視点の破壊力は予想以上に凄まじい。体調不良のためなのか、それともノーラと仲良くするロレンスを目の前で見たためなのか、普段以上に余裕を失ったホロの心情が皮肉とともにキュンキュン描かれている。200を越す齢の落ち着きはどこへ?という乙女心が炸裂して悶絶必至のヤバさを呈している。同性ならではの心の機微を察し合う言葉の応酬(と、なんにも気付かないニブチンなロレンス)に続く最後の独白では「おいおい、そこまで想いがはっきりしてるのかい?」という“静かなる爆発”をたった1行で示している。本編でもたまに入れてほしいなぁ、ホロ視点。
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投稿者:甘栗 - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズ初の短編集。ホロ視点なのが新鮮でした。
本編と違ってハラハラせず、ロレンスとのやりとりにニヤリとさせられて楽しかったです!
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狼と香辛料の短編。
ロレンスと出会う前や某町でのロレンスとホロの買い物を描いた短編。
そう…初めてホロ側の視点が描かれているというモノ。
『狼と琥珀色の憂鬱』ではホロのキャラ全開(笑)ホロ好きを自称する方は是非お手元にドウゾ
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狼と香辛料、短編集です。
もうにやにやしっぱなしでした。
最後のお話がたまらなくにやにやにやにやしちゃいました。
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今回は本編より番外編ということで書かれており、前半は少年少女とホロのお話。
後半はホロが主体となったストーリーになっています。
狼と香辛料はロレンスとホロの言葉の駆け引きが面白いので、
ホロ側からの視点で書かれているというのは、これまた面白いものでした。
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ホロかわいいですね…
小悪魔ツンデレっぷりがたまらないですね。
でも本編未読ゆえ羊飼いとか結構
キャラがわからないという罠…、
とにかくちなはこういう年増(失言)女さんが
好みだ、というのはガチですね。
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3つの短編集から構成された作品.特に,ホロ視点で描かれた作品は,普段から裏の裏をかくホロの思考の道程が垣間見えて興味深い.また,普段はなかなか本音を言わないロレンスへの気持ちが伝わってきてほほえましい.
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実はここから買っていない。
だが、買う予定はある。
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02/15
雪蟷螂を読み終わりそうだったので買っておいた。
来週の通勤のお供。
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02/23
Side Colors というだけあって、どの話にも色をもたせてある外伝。
「狼と琥珀色の憂鬱」が1番面白かったかな。
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短編集です。
アリエスはええけど、クラスががきんちょ過ぎてあんまり好かんかった。
ホロ視点で書かれた「狼と琥珀色と憂鬱」。
可愛かったッス。
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コルが旅の仲間に加わったことで、動きをだしてきた本編は一旦休憩。
箸休め的に挿入されたのは、3つの短篇からなる短篇、サイドストーリー
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●2009年8月読了
「少年と少女と白い花」「リンゴの赤、空の青」「狼と琥珀色の憂鬱」の短編・中編3本立て。
今回は長編ストーリーではなく、それぞれ別のお話で構成されています。
「少年〜」はおそらくロレンスと出会う前。少年と少女と旅をした時の話です。
「リンゴ〜」はパッツィオの街での番外編。
「狼と〜」はノーラに嫉妬するホロのお話。
たまにはこういったそれぞれ独立した話だけのものもいいなと思いました。
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狼と香辛料第7作目。今回の内容は外伝的な話を含む3っつの話を盛り込んだ短編集である。
1つ目の「狼と少女と白い花」はいつか書くだろうな~と思ってた内容でニヤニヤしながら読んだ。笑
つまりはロレンスに出会う前のホロの話で、これまでに何回かそんな伏線が入ってきているので、あわよくば…って感じで期待してた。
「狼と琥珀色の憂鬱」は個人的にかなり好き。今まで書かなかったホロが一人称のホロ視点の話。結構こういううだうだする展開は好み。まあ毎回続くのは正直勘弁だけど、、、でも萌えた。萌えましたがなにか??笑
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今回は短編集。一つ目はロレンスと出会う前のホロの旅について。二つ目と三つ目はこれまでの旅の描かれていなかった部分のお話。
個人的に押したいのは三つ目。このお話は、ホロ目線のお話。初めてホロの内面を描いていて、ホロも普通の女の子なんだなぁと思った。
さらに久々のノーラもでてきて、満腹。
次は一つ目。このお話は子どもの二人旅にホロが同行する形のもの。
もしアリエスが現実にいたらいらつくだろうな(笑)
クラスは子どもだがアリエスを守り、男をみせていた所がよかった。ほほえましいなぁ。
ここでコルとの旅をすぐに描かずに、サイドストーリーを挟んで読者の飽きを払拭した作者は巧みだと思う。そういった意味でも★5!!
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色にまつわる短編集。
*少年と少女と白い花
*林檎の赤、空の青
*狼と琥珀色の憂鬱
「少年と少女と白い花」は、ロレンスとの旅よりずーーーーっと前の話。
しかし、そこで終るかぁって感じ。
うむ。色々つっこみたい、悪くいえば、甘いところが多いんだよねぇ。
ま、ホロの潔さが、物語を真直ぐに常にしていくんだけどさ。
うん、雰囲気と、真直ぐさと楽しむ物語。
「林檎の赤、空の青」は、1巻の後日談。二人でお買い物です。大量に買った林檎に悪戦苦闘するホロがかわいい。
と、わかりやすい商人との付き合いかたのレクチャーww
「狼と琥珀色の憂鬱」は、2巻の後日談。ホロが体調崩します。
うーーーん、神に近い存在であるホロが、体調崩すんですかねぇ。
ともあれ、初のホロ視点なのであります。なので、かなりロレンスにほろっとしているホロがわかるのであった。
にしても、この世界には日本でいう「鶴の恩返し」とか「羽衣」とか、そういう話はないんだろうか。教会の力が強いから、そういう異端の話はなし、ってことなのだろうか。が、異端の話はなしですって世界なら、ホロに対してもっと畏怖がありそうなんだけどな。でもって、反対にそういう異形のものとの話が残ってるなら、ホロと云々となることにもっと抵抗が少ない気がするんだけど。
…微妙に、中途半端。
ま、そういうのを気付かせない(?)魅力に溢れてるんですけどね。
…さっさと8巻でやがれww
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6巻が出てから2ヶ月というハイペースで刊行すげぇ・・と思ったらサイドストーリーでした。
話としては「ホロが麦の神様となる前の話」「1巻終了直後の幕間話」「2巻終了後の幕間話」の3つ。
ロレンスとの掛け合いがおもしろい「狼と香辛料」なのだが、ロレンスと出会う前の話もほのぼのの中にもスパイスが効いていて面白い
・・・・
が、やはり一番の読み所は2巻終了後の幕間話。初のホロ視点での展開なのだが、これがイイ。
一言で言うなら
『ホロ、かわいいよホロ』
に尽きるw