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主人公の目線から、ウィットの利いた書き方で進んでいくから読みやすい^^
主人公が脚本家という設定だからかもしれないけど。
漢方に触れたことはなかったけど、ちょっと興味をもった。
30代になると、今までに感じたことなかった孤独感を感じちゃうのかな・・・焦るな。。。
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滅多に読まない小説に挑戦。面白くて一気に読んでしまいました。
読んでる最中に漢方の陰陽五行説に興味が湧いてきた。なんとなくイメージとして入ってきて、少し勉強になります。
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これは良かった!
漢方、ひいては東洋医学に興味が。
食生活も疎かにしちゃいけないね。
私は31歳にはまだ遠いけど、自分のテーマについては悩む日々だったので、主人公の気持ちがわかる気がした。
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年下の本好きから借りて読んだ。以前から読んでみようと思いながら、手にできずにいた本なので、びっくり。くすりと笑いながらも、私もこういう不調がやってくるのかなぁと、まだ人ごとのように思う。漢方の世界も興味があるので、ほ~と思いながら読んだ。それにしても、私の年齢なら面白いと思うけど、貸してくれた彼はどこに面白さを見つけたのかが気になる。
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漢方には前から興味があり、「癒される」と評判のこの小説を手にとってみました。
想像した通りのストーリー展開で、安心して読めましたが、特に盛り上がるところもありません。
元々漢方など東洋医学の考え方がしっくりくるタイプだったので、全く違和感なく読めました。
──── 「何も問題がないという人はいませんよ。体は常に変化してますし」
「変化、ですか。病気は?」
「自分が生みだす変化ですから。自分の一部でもあるわけです」
だから先生は円形脱毛症でも恥ずかしくないんだと思った。最後にやっと先生と自然に話ができて嬉しかった。(p94)
病気に対する漠然とした不安感がありましたが、それを自分の一部、変化なんだと考えれば受け入れられる気がしました。
また、脚本家らしいシナリオ作法の知識が、少しですが盛り込まれており興味深かったです。
ただ、文章について言えば気になる点があります。
地の文に頻繁に出てくる、冒頭の「なので」。
私は「なので」が接続詞として使われる度に違和感を覚えるので、出くわす度に気持ちがどこかに行ってしまいました。
会話文に使われるなら良かったのですが。
まあ、既に市民権を得ている使い方なので気にならない方が多いでしょう。
酒井順子さんによる巻末の解説は、非常に考えさせられました。
人生の選択肢は年をとるごとに減っていく…
そして、そのことにはっと気づくのが30代前半ころ。
精神安定剤としての何かが、誰にでも必要になる…
それは茜ちゃんにとっては手芸であり、主人公にとっては漢方だった。
もがいて、何かを見つけるしかない。
誰にでも訪れるであろうこの人生の危機は、もがいてもがいて乗り越えることができる。
それを知っているだけで救われる気がします。
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主人公みのりさんのような女性が好きですね。ものの感じ方、表現の仕方、行動態様・・・みたいなものが。「もとよりない胸はほぼ消滅して、一応ブラジャーは着けているけど、水泳用メガネみたいにとっかかりがないからだんだん上がってきてしまう。」という点が気になりますが(笑)。
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西洋医学の検査や診療では異常が見つからないけれどどうにも体が不調を訴える。原因は元彼の結婚話を聞いたこと。ようやく漢方医に処方された薬が効いて何とかなる。30代の女性の微妙な精神状態とそこからくる身体の異常が淡々と書かれている。読み出してすぐ、エッセイだったかと思うくらい淡々としている。「病名はありません」そういいきる漢方医、でもこれはあなただけの病気です。そう認めてくれたら、私なら泣いちゃうなあ。
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たなぞうに参加していなかったら、出会ってなかったであろう作者と作品その一。私自身漢方薬をずっと服用していて、少なからず興味もあるので、大変勉強になりました。小説を読んだというよりは、東洋医学について学んだ。という感じ。
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題名からはもっと医学的な難しい話しかとおもったけど易しくて日常感溢れて読み終えてうんうんと納得させられるような話しだった。
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31歳の主人公が原因不明の体調不良のなか出逢った東洋医学の世界。
あの何ともいえない漢方の匂い。
先生の笑顔。
彼女は自分の変化に、心と身体の繋がりに気づく。
小難しくなくとても読みやすい。
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んー、面白かったんだけど、淡々とした文章だからか、印象がうすい・・・あと、私自身が結婚してるとはいえ、結婚しなくてもいい派だったので、「元彼が結婚したからってそんなにショックかなあ」などといまひとつのめりこめなかったのもあったかも。それと、「漢方は私だったら、頼らないだろうなあ」とも思ったりして、共感できない部分は多かったかも。あんまり話もしてないお医者様を好きになる?こともないだろうしなあ。でも、漢方の考え方などはよくわかってよかったです。30代女子は周囲にいっぱいいるけど、結婚してるにしろ、してないにしろ、現代の女性は選択肢がいっぱいあって、正解というものがよく見えなくなっているので、自分がなんだか道から逸れてしまってるのではないだろうかと不安にかられちゃうんですよね。私自身も、体力や気力に自信がないときはそうなってしまう。いつか、彼女たちのようにドスンって沈み込んでしまうかもしれないなあって不安になるときもあります。そういう意味ではよくわかるところもあったなあ。
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おもしろそうな本、と予想したが、期待していたほど…だった。最近よく行く内科医は漢方薬を処方する。「自己治癒力を信じなさい」と暗に言われているような。でも、その医者はすぐ点滴しようという(苦笑)。
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自分も主人公のように「変化を恐れない心」が欲しいなぁと思いました。
そして、あたりまえだけど漢方も植物からできている。
その植物の生命力を感じました。
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タイトルに惹かれて読んだけれど、いったいどんな内容になるのか興味深々でした。
元彼の結婚を知ったショックで体調が悪くなり、病院を転々とするものの病気では無いと診察されてしまう。心療内科に行くべきか迷ったけれど、ふと思い出した漢方医にかかってみた。
そして主人公を取り巻く人間たちの微妙な恋愛模様を絡めながら、東洋医学とはも語っていく。
かなり読みやすく、意外な設定に面白さを感じました。
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著者は脚本も手がける小説家です。
主人公は30代前半の独身女性。脚本家でほぼ著者と等身大ですね。ある日、元カレの結婚話を期に、彼女を激しい胃痛が襲います。病院を点々としても原因すら不明。そんな彼女が最後にすがったのが漢方です。と言っても、闘病記という訳ではありません。30代という微妙な年齢の中で、置いてけぼり感にさいなまれる主人公。周りの友人たちも、様々な変化の中で自分探しを続ける。若くなくなった人々が、根本的な解決策を探るのではなく、全体として何となくバランスをとって幸せ探しをする、ホッとした読後感の小説です。
第28回すばる文学賞
著者:中島たい子(1969-、東京、小説家)
解説:酒井順子(1966-、東京都、エッセイスト)