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裁判員は、医師、教師、主婦、OL、無職男、それにあなた。二転三転する評議、そして事件の真相は!? 綿密な取材にもとづいた、裁判員制度のすべてがわかるリーガルサスペンス。「審理」「評議」「自白」の3編を収録。
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弁護士の活躍が一番地味で目を引く(表現矛盾だけど本当)ので、うっかり途中で市民裁判官の立場を忘れてハラハラ・・・・・。裁判員制度を学ぶ目的は達成できなかったけど、地味派手な弁護士を堪能できたのでよし。
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もうちょっと堅苦しい内容かと思ったら、けっこう面白かったです。
逆転裁判みたい。
自分が裁判員に選ばれたら、こんな裁判だったらおもしろいのに。
でも、現実はもっと退屈なんだろうな。
森江春策シリーズはちゃんと読んだことなかったんだけど、これを機に色々読んでみようと思います。
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2009年5月21日から裁判員制度が始まります。
「あなた」が裁判員に選ばれたら・・・?
この本では、実際の裁判の手順にのっとって、3件の事件に参加します。
真面目に、真剣に頭を使って参加しなくては、という思いにかられる内容でした。
物語の中では、探偵的な存在(森江春策弁護士や、第六の裁判員)が登場し、事件の真相が明らかになっていきます。
実際の裁判ではどうか。
現実の世界では、そんなに頻繁に探偵は現れないし、そうすると真相がみやぶれずに冤罪・・・なんてことも起こってくるのかもしれない。
裁判員に選ばれた一人ひとりがいかに真剣に頭を使うか。面倒くさがらずに、一人の被告人の人生を(もちろん被害者の人生を)真面目に考えるかにかかってくるのだと思った。
物語としても、なかなかおもしろく読めました。
裁判員制度のことも分かって、一石二鳥な感じ。
森江弁護士のキャラクタも楽しいし、最後にちょっとしたトリックもあったり。
ただ裁判員制度を紹介しただけの本ではありません。
実際に裁判員に選ばれたときのことを考える機会になるかも。
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来年から始まる裁判員制度をテーマに、自分が裁判員になったような気分で読めました。
最後にはどんでん返しもあって、楽しかった。
でも、自分が裁判員になったときに、こんな込み入った事件に当たったらどうしよう
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昨今話題の裁判員制度が分かりやすく、そして当然ながらミステリとしての面白さも楽しめる作品。森江春策の法廷シーンって珍しいですよねえ……?(今までそういう作品を読んでなかっただけかもしれないけれど)
おそらくこんな事態は現実にはないのだろうけれど、もし起こるのならこの場に居合わせてみたいですね(笑)。びしっと法廷で真犯人を名指し、ってのに憧れます。そう思えば裁判員制度も怖くないかも?
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【裁判員法廷】 芦辺拓さん
「審理」「評議」「自白」の3ツの章からなり
読者が裁判員に選ばれた第6人目の裁判員としての
目線で物語が進行されていきます。
まだ始まったばかりの裁判員制度、いたる所に穴がある。
それは職業裁判員としては「当たり前」のコトであっても
一般国民から選ばれた素人裁判員にとっては初めての経験なので
理解不能なコトもあるようです。
そこをあえて「当たり前だから」と議題の中で問わなければ
素人裁判員にとっての公正は判断を下す材料を減らすという
コトにもなりかねない。
これから時間と回数を重ねて職業裁判員の方は
素人裁判員の方が陥りやすい錯覚や注意点を勉強すると
ともに裁判員制度の不備を逐一なおす努力が必要に
なるかと思います。
ひとつ意外に感じた点がありました。
それは、裁判員制度で選ばれた一般の裁判員
全員の意見が一致していても、少なくとも職業裁判官
一人の賛同が得られなければの評決には至らない
というコトでした。
それっておかしくないかな?
まるで職業裁判官が判決を決める決定権という
既得権だけは手放ないで、形だけが一般市民の裁判への
参加という風に思えて仕方が無いのだけれど・・
確かに素人裁判員はその場の雰囲気や情に流される危険性は
多分にあるとは思うんだけれど、何か納得いかない部分がある
コトは否めません。
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宣伝文句につられて手に取りましたが、ちょっと期待が大きすぎたかな。タイトル、表紙とも重々しい雰囲気ですが、軽めのミステリーといった印象でした。
※文庫あり
(図書館で借りた本)
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「史上初の裁判員ミステリー」 だと。ある日一通の手紙が届き、裁判員として法廷に出席することになったら…裁判というものがどういう風に行われて、自分がどんな役割を果たすのかがミステリ仕立てで語られていく。もし自分だったらどの証拠を基準に「無罪」か「有罪」か判断するだろう。いや そもそも判断なんてできるんだろうか。不安だ。3つの事件が語られているけど、最後の「自白」が一番興味深かったな。つい最近実際に起こった「自費出版を扱う版元の倒産」がベースになってるんで。しかし遠くない未来に自分にも来るかもしれない一通の手紙。それまでにある程度知識を仕入れておかないといけないんだろうな。
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もうすぐ始まる「裁判員制度」。結構興味あります。しかし、詳しく書かれた教養新書とかはちょっと敷居が高い…。そんな自分にピッタリな一冊だと勝手に思い込み読む。 「なるほど、こんな目に会うんだぁ」っていう感じ。 同時に「こんなミステリー仕立ての法廷は(きっと)あんまり無いだろ」とも思った。でも、結局は「裁判員」になるって事は、真実を見極めてジャッジ(量刑も含めて)するんだから、推理(推察?)の要素を含む作業になるのかなぁと認識を広げた。 (そんな事、一般人を巻き込んでなんかいい事あんのか?)選ばれたらどうしましょ…。
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2009年本格ミステリベスト6位。3つの短編集。裁判員制度開始時期に書かれたようだ。ちょっと途中途切れ途切れで読んでしまったせいで、ちょっと難しかった。弁護士の森江春策は探偵役としてすでにレギュラーで書かれているそうだ。飄々としてなかなかいいキャラだ。しかし裁判員に呼ばれたら、やっぱ躊躇するなー。
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2009年に始まった裁判員制度を取り上げた、2008年刊行(初出は2006年~)の短編集。法廷ミステリとして素直に面白かった。物語自体は軽めだったけれど、実際自分が挑むことになればまた違うんだろうな。
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有罪、それとも無罪?
被告人の運命は、あなたたち六人に委ねられた。
いわくありげな裁判員たち、二転三転する評議、そして炸裂する究極のどんでん返し!
裁判員制度のすべてがわかる、傑作リーガルサスペンス。
(アマゾンより引用)
まぁまぁ…かな
実際裁判員ってちょっとやってみたい(´・ω・`)
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検事の菊園綾子と弁護人の森江春策が繰り広げる裁判の話だが,裁判員も最終判決に加わるという制度であることから,弁護人の戦術が楽しめた.3つの事例が出てきたが,最後の「自白」が特に面白かった.証言者の時間が不正確であったことを追求することで,話がどんでん返しになった.面白かった.
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裁判所から呼出状が届いた。裁判員となって裁判で有罪か無罪かを判断しなければならない。司法とは関係ない市井の一人が一通の書面で人の人生を決めなくてはいけないのが裁判員制度だ。裁判所でどのように裁判が行われ、数日間の内に、裁判員と職業裁判官とどうやり取りをして判決が決まるのかが、おおよそ分かる。65人に一人の割合で裁判員になるとか。人の人生を決める役はきついなあ。