紙の本
コンビニに関する、あれやこれや。好かれる客とそうでない客の分類も。
2012/01/29 18:11
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:p-dock - この投稿者のレビュー一覧を見る
かつて京都に旅行したとき、堀川御池交差点で、見える範囲にローソンが4軒くらいあってびっくりした事があったのですが、あれが本書にある「ドミナント戦略」だっだのでしょうか。たしかにセブンイレブンが完全に挟み撃ちに遭ってました。といったような、日本で独自の発展を遂げたコンビニについて、立地や店舗設計(入り口から時計と反対回りで壁伝いにレジへ至る)、商品開発の様子などを紹介した内容です。また、飽和状態と言われる業界での新たな試みもいくつか紹介されています。「店員から見た、好まれる客・嫌がられる客」とか面白いですね。気持ちよく買い物したいですから。気を遣いすぎかな。
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簡単に読める本。 特に新しいことは書いてなかったなー。もちろん、知らないことがゼロだったとは言わないので、簡単に読めることと照らし合わせて、まぁいっか、と思える感じです。 コンビに経営が厳しくなっていっているということが分かったという意味ではまぁ面白かったかな。
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本書は、コンビニの成り立ちから、店内動線設計の方法、陳列方法、物流システム、
発注システム等々、コンビニの裏の裏まで、細かに分析し、解明している内容に
なっています。
非常に身近なコンビニエンスストア、改めて考察し直してみると、なかなか面白かった
と思います。ただ、既知の情報も多少ありましたね。例えば、コンビニが立ち読みOKな
理由、雑誌→飲み物→お弁当といった動線設計、左周りの法則などなど。しかし、
新しい情報や、改めてコンビニの強さはどこにあるのかを考えられた良い内容であると、
個人的には評価しています。
本書の中で特に重要であると思った点は、
1.データマイニングの重要さ
2.常に新しさを提供する事
3.物流のシステムの大切さ
の三点ですね。
1については、POSデータとの戦いという事です。性別、年代、服装等々から人を
カテゴリーに分けして、そのカテゴリーの人達はどのような物を買っていくのかを、徹底的に
統計分析する事の重要さですね。
2については、これは説明不要ですよね。やはり、人は変わらないものを求める部分もありますが、
ファッションと同じで、常に新しい刺激を得たいと思う事も事実ですから。
3については、本書を読んで非常に驚きました。なぜなら、コンビニでは発注から納品まで6時間で
済むという事実を知ったからです。これは、すごい。だから競争力があるのでしょう。
そして、上記3点は、他業種でも十分使える戦略ですので、今後何かを考察する時は、
物流・新しさ・統計分析されているかの三点を加えて考察すると思い白いかも・・・と
感じました。
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人文地理学・箸本先生の講義と同じような内容。
コンビニの配送システムなど流通に関して。
読みやすい。