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「言葉は心をのせて伝える器、相手の心に届けるための」
2009/04/13 00:15
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:リーマン・シスターズ - この投稿者のレビュー一覧を見る
恋愛を恐れると言葉が出てこない。
年齢も立場も諸条件も関係ない。
そう、一人は男で、ひとりは女。
ただ、それだけだ。
良いところを一つは見つけて、口に出す。
ほめて、ほめて、ほめまくる。
本当にいいと思っているのだから嘘はない。
相手が謙遜しても、自分の気持ちに嘘はないのだから
堂々と、言い続けることができる。
もし、こころが違う方向むいていたら、
言葉は通じない、届かない、動かない。
器と中身が合っていないのだから。
「意識を適切な状態にしておかないと、発せられる言葉には必ずそれが表れる」
著者の言葉が、こころに、とどいた。
ーー「思い込めるかどか」が最大の鍵ーー
もともと「この商品いいなぁー」と思えたなら、伝える言葉もそれがにじみ出る。
問題は、そうでないと時にどうするか。
コトバを通じて誠実さを伝えるコツとして著者は教えてくれる。
「それは、商品やサービスに自分自身がほれ込むことです。」と。
そして「これ、大好きなんだよな。大切な人たちに使ってほしいんだよな」という気持ちをそのままコトバにすることですと。
本書では書店の熱い手書きポップも例として取り上げている。
「店員さんの感動がバシッと一言、つづられている。あなたは、どんなポップに心引かれますか?」と。
『やっぱり店員さん自身が「読んで感動しちゃった」という思い、「この作家が好きだ!」という気持ちをそのまま言葉にしているものに、心動かされませんか?」と。
「そんな素直な気持ちをただ表現しているものこそ、みんなの心に伝わります」と。
では、いつも感動しているのか、そうでない時のヒントを著者は与えてくれている。
「ポジティブな表現が多い人は、自分で意識して、直してきていることが多い」
そのためには「まず意識して現状に気づくことが大切」
気づくためには「自分から出てくる状態を意識する」ために「自分の発する言葉を意識し、見つめなおす」ことだと。
ネガティブに気づいたら直す。「どこかに一つでも、よいところはないか」と。見つけることができたなら、その一点にまず集中する。そして、懸命に思い込む。「いい!」と。本当にそう思うまで思い込む。
思い込みをいかになくすかに苦労する時、なかなか困難であることを逆利用する。「そうだ、思い込みの力を逆に利用すればよいのだ」と気づいた。
ーーー世界一大切な人へ伝えるとしたら、どんなコトバを使いますか。ーーー
目の前にいる人が、知らない人だという前提で発する言葉と
世界一大切な人がいた時のコトバの違い。
そこに着目すると
本書のタイトルは「コトバを変えなきゃ伝わりません」と読み解くことができる。
伝わるとは、相手が具体的行動(買うこと)に移れること。
すなわち伝える側からすると、「売れる」ということだ。
言葉は抽象レベルが高い。著者が指摘しているように「(目の前に)たとえ存在していなくても、まるでそこにあるかのように物の存在を作り出すことができる」
そして具体的レベルである五感をコトバで刺激すると、それぞれ電気信号へ置き換わるので、体に刺激を与える。理性抜きにして、たまらない、という感じになると。
そのためには、発する言葉が、自分の五感を刺激し電気信号があったかどうかが、伝わるかどうかの分かれ目となる。
もともと”ビビビ”っときているかどうか。きてもいないものを言葉にしても、当然、相手にも伝えることが出来ない。抽象レベルのままだ。いわゆる言葉の意味を理解しただけで具体的行動まで至らない。なにせ、動かす電気信号が無いのだから。
好きな人に「ビビッと」走った電気信号を言葉にする。
大切な人を思う気持ちを言葉にする。
そして、世界一大切な人に伝えるとしたら・・・。
そのコトバに、にじみ出ている気持ち(電気信号)はそのまま相手に伝わる。
著者の根底にあるもの、それは、普段「世界をどう見ているか」によって、発せられる言葉が違ってくること、コトバによってリアルさが伝わる度合いの意味が「本当に自分がそう思っているかどうか」だと理解できた。
「気持ちを変えられるかどうかで、伝わるかどうかが決まります」とさらに読み解くことができた。
ーーーーダイヤモンド・ワードーーーー
「たとえ一つでも、ダイヤモンドの言葉を見つけることができたら、そこには何にも勝る素晴らしい価値が生まれます」
これは本書の表紙カバーの折り返しのある言葉です。
プロローグの中で「すぐに溶けてなくなってしまう”氷”」との対比の中で解説されています。
『いい意識から出てくる言葉は、まさに「水槽に落ちたダイヤモンド」のようなもの。水面にはたくさんの「氷」の言葉がプカプカと浮いています。すぐにすくい上げて使うことができても、形をとどめているのは、その場限り」だと。
手に入れるのは大変かもしれないけれど、必ずどこかに存在するダイヤモンド。
「手軽な氷の言葉を使い捨て続けるのか、無限の美しさを放つダイヤモンドの言葉を見つけるのか。同じように透明な氷とダイヤモンドでも、そこには大きな違いがあります。」
キーワードというと引き出しの鍵のような、扉を開く言葉。ダイヤモンド・ワードはその中に入っている、永遠に輝き続けている言葉。
自分の本当の「夢」を語る言葉。多くの書に言われる、言葉に出すと夢が叶うという趣旨のことは、まさにこのことを指しているのだと気がついた。
思いつきで言った言葉がたまたま本当の夢であることも無いとはいえないが、普段から考えている熟成されつつある「夢」。その言葉自体に既に、自分の気持ちが乗っているエネルギー体。それを伝えられると、伝えられた側に、エネルギーが入り込む。電気信号となって五感を通じて、心に届く。その信号が感情に代替し、行動としてエネルギーが放たれる。
著者は「そもそも、人は感情で行動するもの」と次のように述べている。
そのパターンは二通り。 「快を求める行動」と「不快を避ける行動」
優先されるのは、もちろん「不快を避ける行動」だ。
ただし避けることが出来れば、早く忘れようとする特徴もある。
「自然に穏やかに人の心へ入り込んで、長く続く」行動の誘因は「快感を伴った言葉」その源は、その思いから発せられた言葉にのった気持ち(エネルギー)であると読み解ける。
”私達は言葉を選んでいるのではなく、気持ちがコトバを選んでいるんだなぁー。”としみじみ感じた。
そこにダイヤモンド・ワードを見つけられそうだと期待してやまない。
ーーーーー導き出される結論ーーーーー
”コトバは相手にも届くと同時に自分にもとどく、それ相応のエネルギー(気持ち)をともなって。”
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