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イヤなことは後を引く。良いことがあったときと比べると5倍は長い。
会社で攻撃を受けたときは、「会社の管理が悪い」と会社を巻き込んで訴える姿勢をしめす。
上司が卑劣だと、部下は報復を考える。
くそったれが会社に与える影響を考えろ。
組織において上と下の処遇が少ない方が障害は少ない。生産性は上がる。
自分が正しいと思って戦い、自分が間違っているかも知れないと思って相手の話を聞け。
深くつきあう前に、どういう人かしっかり見極めよ。そうでないと後から離れることは難しい。
くそったれはできるだけ避ける。
仲間意識で協力しあうこと。
イヤな性格はうつる。
上司がいじめるときは、状況を客観的に見る。そして逆らわず流れに身を任せると気持ちが楽になる。
くそったれは簡単には変わらない。
大きい問題は小分けにして一つづつクリアしていく。
威嚇を戦略的に使え。怒りを示した方が説得力があるときがある。
厳しい態度とやさしい態度を使い分ける必要がある。
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気遣いのできない人にならないための覚書。
ストレス下での自分のコントロール法。
嫌な奴への対処法。
読んで損はない
字が大きく、情報量は多くはない
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【クソッタレの基準】
・標的が憂鬱、無力、卑屈になる
・標的が弱者
↓
相手が弱者と強者の場合でどう態度を変えるかを見れば人間性がわかる
クソッタレ1を払拭するのにポジティブ5
"卑劣なくせに成功する"ことはあっても"卑劣なおかげで成功することはない"
【クソッタレに対して】
・クソッタレが出席する会議には出来るだけ行かない
・クソッタレからされた質問は出来るだけ返答を遅らせる。出来ることならあまり答えない。←笑
・クソッタレとの接触をどうしても避けられない時は出来るだけ短く切り上げる
☆これらを実践するために、小学校で教えこまれた
・良い子は自分の席から離れない
・授業がいくら退屈でも我慢する
・全然がどんなに嫌なやつでもとにかく耐える
などなどを忘れること。クソッタレ相手の会話は会議から逃げ出すのは悪いことではない。
作家ニック・ホーンビィの言葉「ぼくよりも若い世代の人たちにこれだけはアドバイスしておきたい。『きみは出ていってもいいんだ』」は、退屈なコンサートや映画の話だけれど応用がきく。
【良い人間の見分け方】
・仕事の話をする時、一人称が「わたし」ではなく「わたしたち」と言う。同じ組織内の別の部署の人間を「わたしたち」と言うか「彼ら」と言うかもポイント
【サバイバル方法】
ボートでは急流でボートから落ちた時には「ライフジャケットに頼って身体を浮かし、脚を前に突き出しておけ。そうすればたとえ岩に叩きつけられても脚のバネで衝撃を和らげることが出来るし、体力を蓄えておける」という。
この戦略の優れたところは、状況に流される自分を「意気地のないダメ人間」と思わず「わたしは自分の意志でこの道を選択した」と思えること。
「いま自分がおかれているこの困難な状況は一時的なもので、自分の落ち度で生じたものではない。私生活とは切り離して考えるべきだ」というフレームでものごとを見る。
自分を責める非合理的な思い込みをしないことが大切。
反面、クソッタレの変化にはポジティブにならないことも大切。変わらないクソッタレのために失望し続けるのは非常に危険。
復讐は時に人を救う。復讐出来ると思うだけで自分をコントロール出来る場合もある。
クソッタレと仕事をする時は割増しで料金を請求しよう。法外な料金にクソッタレが退散してくれれば安泰、仕事をすることになっても報酬が君を助けてくれる。クソッタレの多くはこの割増しに気が付かない。
クソッタレは逆境に立った時、必ず復讐される
【クソッタレ撲滅ルール】
・信頼出来る人からの推薦を重視←無理なら大学で講義を持たせ教室での振る舞いを視察するなどする
・面接は出来るだけ多くの社員と話させる
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全世界で共通してこのようなことがあるのなら、組織と言うものは80:20の法則以外に、一定の率でイヤなやつを発生させる機械なのだろう。
この本を読んで気が楽になる社会人(特に女性)は多いだろうからそういう人がいたら薦めたい。
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いくつかの覚えておきたいことや、言葉をメモ。
p.121
「自分は正しいという前提に立って戦い、自分が間違っているという前提に立って相手の話を聞け」
p.163
自分は人より勝っていると考えている人間は傲慢になり、他人を否定的な目で見るようになる。一方、自分は劣っていると考えている人間は、他人に対して嫉妬や敵意を持つようになってしまう。
p.246
罰をうけたり、人まえで恥をかかされることを、人間はできるだけ避けようとする。その心理につけこめば、恐怖を鞭にして人のやる気を引きだすことができる。
p.248
温かい態度やほめ言葉を巧みに織りまぜることで、部下や教え子のやる気や忠誠心を引きだす。このテクニックが非常に効果的であることは、心理学者による<対比効果>の研究でもはっきり実証されている。
p.269
「ネガティブな印象がそのときの気分にあたえる影響の強さは、ポジティブな印象のあたえる影響の五倍もある」
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本を開くとあらゆるページに「クソッタレ」という単語が並んでいるという、素晴らしき「ビジネス書」。
自分がイヤな奴にならないために、自分の周りのイヤな奴に巻き込まれないために、非常に役立つ本だと思います。
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あくまで読み物。これといった解決法を挙げられているわけでなく、クソッタレなやつの事例を多くあげていることがメイン。
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クソッタレに慄きおびえるのではなく、うまくあしらって利用しろ、と。その戦略で生き抜いた例が元HPのCEO、カーリー・フィオリーナ。
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上司は選べない。Assholeどもの跳梁する職場でサバイブするちょっとの秘訣。そして組織として取り組むべき施策について論じられている。その職場の人間関係がビジネスの側面から考察されているのが日本の同様の本との違いだろう。居心地の良い職場は生産性も高いことがデータで示されるのが米国らしい。人間関係に悩めるビジネスパーソン必読
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HBRがきっかけだったとは。
原題『NO ASSHOLE RULES』これが、素晴らしい。
そのままのタイトルでは出せないのがつらいとこではある。
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堂々と連発される「クソッタレ」が愉快痛快!
しかしどこにでもくそったれっているんだな・・・。
ほんと、もっともっとくそったれが追放される世になって欲しいものだよ。
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The No Asshole Rule:
Building a Civilized Workplace and Surviving One That Isn't ―
http://bookclub.kodansha.co.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=2141361 ,
http://bobsutton.typepad.com/
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哺乳類の集団において、序列の高い者と低い者の社会的距離が小さく、その距離をより小さくしようと努力がなされる場合、序列の高いメンバーがゲス野郎のようにふるまう傾向は低くなる。
「有能なマネージャーは私ではなく私達という」ピーター・ドラッカー
〈距離を置いた関心〉『思いやりを持ちすぎもせず、無関心になりすぎてもいない、医療従事者にとっては理想的な状態』
ネガティブな印象がその時の気分に与える影響の強さは、ポジティブな印象が与える影響の5倍もある。
これと言った対処法はなく、事例から学べるものは少ない
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タイトルではイヤな奴となっているが、本書内ではクソッタレと呼び、クソッタレを連呼している。
クソッタレがいかに周囲の人間に毒をまき散らし悪影響を与えているか、いかに集団や会社に損害を与えているかについて述べ、クソッタレ撲滅ルールを推奨している。具体的エピソードが満載なので、読んでいて自分の周りのクソッタレの顔が頭に浮かぶ。
一応クソッタレのメリットも書かれてはいるが、しかし著者曰く、クソッタレだから成功したのではなく、クソッタレなのに成功したと考えるべきで、クソッタレはやはり職場からは撲滅した方が良いだろう。その対処法もいくつか紹介されているが、日本社会でどこまで実現可能なのかは疑わしい。しかし、クソッタレに対する静かなる抵抗法も記述してあるので、参考にはなる。心理実験についての細かい記述は読み飛ばしても全く問題ない。
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ケンカのない企業はダメ。考えぼ否定は良いが人格否定はNG。ごく当然だがイヤな奴はできていない。
しかし、原文を読んだらFワードだらけなんだろうな。