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『床下仙人』 の原さんの本。
要領よく生きることが出来ず、樹海にたどり着いた人たちが私有財産が無かった縄文時代のような共同生活をして、、、
前半とても面白く読み、中盤では意外な展開になり、後半〜最後は読み始めた時には思いも寄らなかった結末になってビックリ。最後の3ページに、言いたいことが全部ぎゅーっと凝縮されてつまっている感じがしました。
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設定は面白い。
人を動かしていくのって、やっぱり欲って大きいような気がする。
欲にもいろいろあるけれど。
でも、どうせ欲で動くなら、どこにでもあるようなつまらない欲で動きたくはないなーと思う。
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借金まみれで離婚された脱サラ男。
口封じのため代議士に命を狙われた秘書。
玉の輿に乗り損ねた女。
皆、富士の樹海で死のうとやってきたが幸か不幸か死に損ね、先住者ロク爺の指導のもと溶岩洞窟で自給自足の縄文ライフを送るようになるが…
タツコに希少鉱石で大儲けという野望を焚きつけられ、外界に戻ったところ思いもよらない騒動が巻き起こり…
「東京島」もそうだが限界に近い環境で男女比が狂っている場合、怯えて男に従うばかりでなく強かな女である必要があるのかも。
荒唐無稽な設定のはずが、意外にぐいぐい読めてしまう。コミックや映画など映像化されるとなお面白いかも。
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富士山麓、青木ヶ原「樹海」の洞くつで生活する謎の老人、自殺崩れの32歳の男性、40男の政治家秘書、26歳の役員秘書、老若男女4人の自給自足の縄文生活。奇妙な洞窟生活の将来やいかに? 原宏一さんの「穴」、2008.3発行、暗中模索・支離滅裂な感じの物語です。お薦めはできないかもw。