坐禅をすれば善き人となる 永平寺宮崎奕保禅師百八歳の生涯 みんなのレビュー

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私のない生活、前後裁断、真っ直ぐに当たり前のことをする、それしかすることがない、とてつもなく高尚な人物でありながら、その発する言葉には親近感すら感じさせる温かい人間味を漂わせ、余分のない言葉の数々に魂が震える。一度お逢いしたかった･･。

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「禅というのは、そのものと一つになるということ」、「座るから坐禅で、歩いておったら行禅。だから、ご飯を炊いたらご飯を炊く禅なんや。」、「仏になるということは、親が子に言って聞かせるのと同じで、善い人になることにすぎない」、「欲は克服する術を覚えんといかん。それが坐禅だ。」
心に染みる言葉が満載でした。