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『イニシエーションラブ』・『リピート』に続く新刊という乾くるみの作品ですが迷わず買いました。
『マリオネット症候群』は朝目覚めたら意識はあるのに誰かに体が操られてしまうというなかなかSFチックな話。
『クラリネット症候群』はある事故がきっかけであの童謡と同じようにドとレとミとファとソとラとシの音(声)が認識 出来なくなるお話。ミステリーっぽく楽譜で暗号など自分は楽しく読めました。
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乾さん好きなんだけどこれは合わなかったかな。
クラリネット症候群もマリオネット症候群も、内容的にありえない非現実的なことで、ラストに裏切りもなかったから物足りなく思えた。
今まで読んだリピート、Jの神話、イニシエーションラブのどれもすごく気に入ってたから、期待し過ぎてたのかも。
ちょっと残念。
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中編2作が集録。1作目は魂の憑依というありふれたテーマながら、非憑依者の視点で書かれていることや、お約束の「別人になった戸惑い」が殆どないこと、更に加えて後半に用意されている予想外の展開は、流石に著者ならではのトリッキーさ。
表題作は面白い設定であるものの、何せ読みにくくて疲れた。
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表題作もなかなか面白かったのだが、どうしても収録作の「マリオネット症候群」の方が印象に残っている。思わぬ展開ということではこちらのほうが上だったからか。こんなことになったらと考えると恐ろしいが、因果応報的な結末になってしまうのが、いかにも作者らしい。笑い声で終わるのだが、忘れられない笑いになっている。
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『イニシエーション・ラブ』の著者がおくる中編ミステリー小説。表題作も勿論だが、同時収録の『マリオネット症候群』も著者ならではのトリックと構成。その中にあるギャグを交えた絶妙な軽さもよかった。
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読みやすい文体。意外な転がり方。『マリオネット症候群』という本がまず出ていて、それに「クラリネット〜」という中編を足したのがこの文庫本。僕は『マリオネット〜』の方を買わずに先にこっちを買ったからいいけど、逆だったら最悪。
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『マリオネット症候群』『クラリネット症候群』を収録。
前者は、自分の体が大好きな先輩にのっとられちゃうお話。
よくある「入れ替わり」みたいな感じの。
読み始めの数ページが、かなりの苦痛でした。
というのも、()でわたしの心の声が長く描かれるのだけれど、
それが「え!」「どうしよう!」みたいな戸惑いの声の連続で
それが読んでいてしつこすぎた。 早く進めろ、的な。
ただ、それを乗り越えれば話自体は割とさくさく読めます。
ミステリーまではいかない、ユーモアある不思議なお話程度。
後者は、単純に面白く読めました。
ドレミファソラシドが聞こえなくなってしまった主人公の設定が
上手くいかされている展開には、作者の賢さを思ったし。
その音が聞こえないことで、普通の台詞を上手い具合に
エロちっくな台詞に変えてしまったあたりは、笑えましたし。
いやな気持になることなく、清々しく読めるライトなミステリー。
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この本は二本立て。
マリオネット・・・の出だしを読んで挫折しそうになったけど、読み終わったらとっても面白かった。あの人もこの人もやっちゃったかぁ。でもみんななんだ幸せになってよかったね!
クラリネットは読みにくい~。面白いんだけどね。
乾くるみの「イニシエーションラブ」「セカンドラブ」を読んだ後、この人の本って苦手かも・・・って思ってたけど「リピート」を読んでからイメージが変わった。次は「Jの神話」!たのしみ!
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マリオネット症候群はややこしわ!!
クラリネット症候群は読みにくいわ!!
ってなってしまったのは否めないわけですが。
内容はやっぱりおもしろいのでどんどん読んでしまいました。
マリオネット症候群はもうなんか怖いですね。
なんか笑ゥせぇるすまんみたいな空気感があってゾッとしました。
ブラックすぎるぜまったく
クラリネット症候群は主人公のトボケた感じがよかったです。
ただのエロい子でしたまったく。
まじでユーとか言う人なんてわけわからんて
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11/06/15 No.9
乾くるみさん独特の書き方。全作品と比べるとインパクトはないが、面白い切り口の作品。
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あっというまに読んだ。おもしろかった。現実離れしすぎてて。たまにはこういう話も読みたくなるよね、っていうのが素直な感想。
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「マリオネット症候群」と「クラリネット症候群」の2本立て。
短編ならではの展開の早さもあり、物語の世界に引き込まれ、一気に読んでしまった。
正直、個人的には、「リピート」の方が面白かったかな。。
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面白かったー!!!
歓喜。歓喜。
2本の短編が入った本作品!両方とも今までにない切り口でした。
よく考えて作られているなぁという印象。
おお〜っとなるトリックが出てくる出てくる。わしゃわしゃと。
伏線てんこ盛りでしたわ。やられましたわ。
代表作のクラリネット症候群よりマリオネット症候群の方が個人的に面白かった。
満足。
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こんなヘンテコな話をよく考えるものですねえ。しかしそれにしてもこの人の書く女の子像はいつもゆがんでるなあ。
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「そうか。やっぱりオレ、死んじゃったんだ」
うーん。
イニシエーションラブがあたしにはまりすぎた所為か、リピートもあまり面白く思えなかったし、この作品も同じ。
奇想天外な展開が待ち受けているという点では面白いかもしれない。