こぐまくんこぐまくんなにみているの？ みんなのレビュー

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投稿者：ぽんぽん　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

こぐまくん何見ているのかな？
視線の先を追う繰り返し絵本で幼い子むけ。
ぐるうりだな。
うちの赤は興味いまいちだった。

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投稿者：月乃春水　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

絵本の魔術師と呼ばれるエリック・カールの最新作です。
おなじみのコラージュ（貼り絵）で描かれた動物が見事。とても素敵です。

「こぐまくん、こぐまくん、なにみているの？」
木に登っているこぐまに聞いてみると、
「アカギツネをみているの。ほら、そろーりそろりとあるいていくよ。」

「アカギツネさん、アカギツネさん、なに　みているの？」
しっぽの赤い毛並みが見事なアカギツネに聞いてみると、
「モモンガをみているの。ほら、きからきへびゅーんびゅんととびうつるよ。」

こんなふうに、こぐまのあとは、動物の目を通して、アカギツネ、モモンガ、イワヤギ、アオサギ、プレーリードッグ、スカンク、シカ、ガラガラヘビ、ミミズクが登場します。

これは北アメリカの野生動物10種。
巻頭に著者からのメッセージがあります。
「ずっとこの地にすみつづけてきた生きものすべてが、これからも変わらず、ゆたかな自然の中でのびのびとくらしていけるように、わたしたちみんなで力を合わせていけたらと思います。」

なかなか本物の姿を見ることは叶いませんが、コラージュ作品でみごとな姿を堪能できます。


最後に登場するのは、くまのかあさん。くまのかあさんがみているのは、ミミズクだけではありません。なんでしょう？　

絵本を開いて表紙と裏表紙を見てみればわかるように、くまのかあさんのやさしい視線。こぐまの安心しきった様子。ふんわりとやさしい気持ちになります。


2008年4月29日から5月12日までエリック・カール展が開催されるそうです。
原画やアート作品約100点が出品されるとか。
ぜひ、子どもたちと自分の目で見て、確かめて、味わってみたいと思っています。

■偕成社　エリック・カール　スペシャルページ