サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

e-hon連携キャンペーン ~5/31

hontoレビュー

ほしい本の一覧を見る

鬼のすべて 長編推理小説 みんなのレビュー

文庫

予約購入について
  • 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
  • ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
  • ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
  • 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。

みんなのレビュー13件

みんなの評価3.6

評価内訳

13 件中 1 件~ 13 件を表示

紙の本

ミステリのようなミステリじゃないような。それにしても「鬼」とは不思議な存在。

2010/09/02 08:21

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みす・れもん - この投稿者のレビュー一覧を見る

今まで読んだ著者の作品は全て短編集だった。初めて読んだ長編。コミカルな雰囲気が消え、シリアスなタッチになっている。しかし、鯨統一郎氏らしく、本筋以外の情報(今回は「鬼」について)は盛りだくさんであった。民俗伝承上の「鬼」とは、一体何を表しているのか。それをいろんな立場の登場人物が、いろんな角度から述べていく。いずれもそれらしく、興味深いものだ。やはり、著者の知識の範囲は幅広い。

「鬼」が存在するのは日本だけではない。というより、日本が発祥ではないようだ。人類が文明というものを築き上げた瞬間からそれらしきものは登場しているらしい。それが姿を変え、形を変え、日本に伝わってきたときには・・・。

探偵役:ハルアキの本名は阿部清明。陰陽師の安部清明の子孫だという。そのため、ハルアキは鬼退治を自分の使命だといって警視庁を辞めていった。民俗学の視点から「鬼」を眺めていく彼の言葉は興味深い。

ハルアキが思う「鬼」の正体。それは悲しく切ないもの。それは昔話でもそうなのかもしれない。雪女だって、本当は悲しい女性ではなかったか。「鬼」とは強さの象徴ではなく、悲しみの象徴かもしれないとも感じた。

本書では殺人事件が起きる。そしてそれを解決しようと、主人公である渡辺みさと刑事が走り回る。結果、ハルアキの助けを得て、解決される。ミステリのようだ。けれど、ミステリとは少し違う。動機の情報などの開示がアンフェアだ。これでは読者は謎解きができない。だから、ミステリではない。だからといって、面白くないわけではなく、非常に面白かった。ミステリとしての要素以外の部分が面白いのだ。鯨作品らしい。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

2009/01/10 08:35

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2009/10/24 05:35

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2010/02/13 22:48

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2010/04/21 13:25

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2010/11/27 19:59

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2013/12/21 00:23

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2014/01/28 21:39

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2016/07/13 09:22

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2017/03/13 12:25

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2019/07/04 10:13

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2021/09/26 15:43

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2023/10/25 20:40

投稿元:ブクログ

レビューを見る

13 件中 1 件~ 13 件を表示
×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。