紙の本
おやすみまえに、しずかにしずかによんであげてね。
2001/10/22 21:32
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:星の子マミー - この投稿者のレビュー一覧を見る
ないしょばなしくらいのちいさなこえではじめてくださいね。「ちいさなこえでよむおはなし。そっとそっとそっと…はいいろのはりねずみたちのしずかなしずかなおはなし」 なんか、わくわくしてきませんか? ちょっとこわいような。でも、めをふせずにみていたいような…そんなはじまりにひきこまれていきます。季節は秋。しんとしずまりかえった青暗い森の中。はりねずみのぼうやが、とうさんかあさんといっしょに、夜のお散歩にでかけるところです。木々の間からこぼれる月あかり。そしてねむることりたち。ぺージいっぱいに描かれる森をながめていると、森の中にワープしたような気持ちになります。そして、夜の森ならではの、ひやっとする展開…二匹のおおかみが近づいてきたのです。でも心配しないで! そこは、はりねずみの必殺技があるから大丈夫! からだをいがぐりのようにまんまるくして、おおかみたちを、やっつけてしまいましたとさ。
おはなしのあらすじはそんなとこなのですが、絵本全体に流れる雰囲気がとても夜らしくて、ことばもきれいで、何度でも開いてみたくなります。表紙、裏表紙、背表紙すべて森に落ちてる枯葉や小枝であふれ、すてきな雰囲気をかもしだしています。40年ぐらい前に発行された絵本らしいのですが、昔読んだことがあるような気がするのです。ただそんな気がするだけなのか、本当に手にしたことがあるのかはさだかではないのですが。
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タイトルの通りのお話し。
はりねずみの親子が主人公です。
散歩に出かけたはりねずみの親子は狼と遭遇するのですが……。
大きな展開があるわけではなく、淡々と物語りが綴られていて、そうですね。
小さな声で読みたくなってしまうお話しなのです。
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ロシアの絵本はその静けさが独特の色合いや語り口とともに記憶に残ります。表紙を見たとたん、ぴんときました。緊張感とおわりのほっとした温かさがステキな1冊。(元気な息子には物足りなかったかな?)
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散歩に出かけたはりねずみのかぞくを、2匹のおおかみが見つけます。けれど、まるくなったはりねずみたちに、手も足も出せません…。寒色系の色使いながら暖かみが感じられる絵、リズムのある文章。こわいはずのおおかみたちもユーモラスに描かれた楽しいお話です。静かなよる、小さなこえで読みたい。
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はりねずみの一家とおおかみ夫婦との一夜のものがたり。
しずかな森でしずかに始まりそして終わる。
どうなっちゃうのかな、ドキドキ。
でも声にだしてもしずかにしか読めません。
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ハリネズミ親子とオオカミのおはなし。
それほどしずかとも思わないが、内容はシンプルに愛らしくまとまっている。
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なんてすごい絵。
抑えめな色づかいといい、動物達の質感といい、静かな景色といい
見事に夜が表現されていて見入ってしまいます。
まるで目の前で今、描いたような絵。
水をたっぷりと含ませた筆をすべらせて。
親子のハリネズミ。
真夜中の道を歩く音が可愛い。
(だって「とぷ とぷ とぷ」ですよ!)
小さい小さいハリネズミが歩く音ですから、ほんとうに小さい音なのでしょう。
それが聞こえるくらい、しずかな夜。
そこに狼がやってきてハリネズミに襲いかかる。
体の小さなハリネズミがどうやって危険から身を守るか。
親子の命はどうなってしまうのか…。
この絵本は、とにかく夜。
夜に読んで欲しい。
できれば、お布団に入って子供と一緒に。
静かに静かに読んで欲しい。
子供の息遣いや鼓動が伝わってくるすぐそばで。
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絵に対して文が多いかなぁって思ってたけど、
声にだして、しずかに読んでみるとおもしろいほど、
お話が入ってくる。
おおかみに襲われそうになってはりねずみがくるくるっとみんなで丸まっちゃうのがかわいい。笑
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ハリネズミはしずかにしずかに暮らしているんですね。のんびりしたお話かと思いきや、とんでもない!ドキドキしますよ。(4分)
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はりねずみの家族は夜の散歩に出かけます。そこに待ち受けていたのは2匹のおおかみ。はりねずみの親子は体を丸くして針をとがらせ、じっと我慢します。しつこいおおかみもやがてあきらめて・・・。
しずかなよるの道をのんびり散歩するはりねずみ。そこにおおかみの登場で、しずけさの中に緊張感が走ります。ちいさなはりねずみくんもがんばれ!と思わず応援してしまいます。
真夜中に繰り広げられる動物たちの駆け引き。けれどこれはしずかなしずかなおはなし。
そっと見守りましょう。そして安心しておやすみなさい。
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冒頭に「ちいさなこえで よむ おはなし そっと そっと そっと・・・」とあります。指示の通りちいさな声でそっと読むと、森に息づく生き物たちの声が聞こえてきそうです。
ハリネズミ一家と2匹のオオカミの、静かだけれど厳しいやりあいにドキドキ。オオカミのちょっと間抜けな発言にクスッとして、最後にはホッと安心できます。お休み前に読むのにぴったり。
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過去に読んだ本。
小さい頃に読んだ記憶がある。
大学のマンドリンクラブの夏合宿で泊まっていたペンションは、女将さんの好みで絵本がたくさん置いてあった。それの中の一冊。
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表紙のハリネズミの絵が愛らしくて、思わず手に取った本。
心にぐんぐん来る内容。小さい頃に出会っていたら大好きになっていただろう一冊。
朗読欲をかき立てる絵本です。
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永くよみ継がれている絵本だと知り、図書館で借りた
「ちいさな こえで よむ おはなし。
そっと そっと そっと……
はいいろの はりねずみたちの
しずかな しずかな おはなし。」
装丁とこの冒頭と、ほんとうに、静かな静かなおはなしだ
おおかみの息遣いや、はりねずみの小さな足音が、また、森の静けさを際立てる
緊張は一瞬の静寂なのかもしれない
夜によみたい
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大人になって初めて知った絵本。
ストーリーが長くないので読みやすいし、緊張の場面もあり、オチもある。
狼の少し恐ろしく感じる絵がきれいだ。