紙の本
この本が書けるのは、やはりアルファギークの弾氏だけ。
2008/11/15 01:15
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:traviata - この投稿者のレビュー一覧を見る
webの連載を書籍化したものですが、古さや軽さを感じさせずに丁寧に文脈を補ってある、という印象でした。
対談相手はフレームワークの開発者、人気webサービスのファウンダーなど、この著者でないと手強い相手ばかりで貴重な記録だと思われます。
タイトルから、かなり狭い分野をターゲットにした本だと捕らえられがちだと思いますが、私のように技術素人の人間でも、ニュアンスを頼りに興味深く読むことが出来ました。
個人的には、対談相手のギークの方から、若い人へのキャリアの考え方などの意見を聞いてみたかったかも。
(そうは言っても、凄すぎてたぶん参考にならないのが、アルファギークのアルファたる所以だとは思いますが。)
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専門用語多くて、PCなしでは読めないと思う。(よっぽどのエンジニアでなければ)
極めて平凡でリーマンである自分と、同じような嗜好を持ったアルファギークはいらっしゃるのか、
そんなことを探しながら読んでみた。
結論としては、いらっしゃらなかった。
やっぱり「情熱」の違いだと思う。自分には、正直ものづくりにこれほどの情熱や時間をかけることはできない。したくない。
普通の日本人の生活から抜け出すことは出来ないと思う。
ただ、アルファギーク(というか達人プログラマ)の気質として、「楽をする」「たのしいことをする」「めんどくさいことはいや」というのがある。
これには私も大賛成で、ホント、毎日21時帰宅の周りの同僚に「もっと楽できる方法を考えようよ」と常に提案したいくらい。
勝間さんが言うまでもなく、「長時間労働の結果」!=「品質の良いもの」ではないのに。
さて、じゃぁ自分の理想の立ち位置ってなんだろう?と考えたときに、エンジニア全体の「層」の厚さを考えてみた。
スポーツに代表されるように、「層の厚さ」=その世界の実力だと思う。
つまり、「アルファギーク」「アルファブロガー」に代表されるような、トップの人たちの意見や考えたコトを、下層(あくまで、ピラミッドの図で見た場合の)の職業エンジニアに伝える中間層の役目。
サッカーで言ったら「地方のサッカーチームの資格持ち指導者」みたいな立場か。
トップダウンで情報が流れるだけではなく、日々の業務に追われる現場のエンジニアのスゴイ思い付きだってあると思う。
それを上にや左右に流すのも、中間層の役目になるだろう。
なんか取り留めのない文章になったけど、世界のすごい人たちの動向ややり方を見て「へー。じゃぁ今日の作業にどういう風に生かせるかな?」「どれを使えばもっと早く帰れるかな?」そんなことを
考えて、周囲に流布できればと思う。
ん?でももう、そんなことやってるな。(効果出ていないけど)
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アルファギークと呼ばれる人たちの対談が読めて面白かった。twitterのEvan Williamsのページは立ち読みしたけど、それ以外のページも興味をそそったので買ってしまい、1日ほどで読み終えた。【読み終わり】
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プログラマーの世界のことを全然知らなかったので、一瞬選択を誤ったかと思ったけど、わからん言葉は飛ばしつつも、なかなか面白く読めました。
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この本は、アルファギークと呼ばれるエンジニアへのインタビュー記事をまとめたもの。
どの人にも共通していえるのは、自分の技術、スキルに対するゆるぎない自信、そして自分が何をなすべきか(やりたいか)という明確なビジョンを持っていること。
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http://blog.livedoor.jp/daimon27/archives/823383.html
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面白いです。IT業界に興味がある人なら大抵は楽しめるのでは?マニアックだけど知っている人がたくさんでていて、ふーんと感心することが多かったです。やりたいことが沸いてくる本です。
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8/5購入
読んでるとこ
8/16読了
凄腕プログラマ(アルファギーク)にインタビューした本。
アルファギーク達がどんなことに興味を持っているのか、どんな考え方をしているのか、どんなプログラマを優秀だと思うのかがわかる。
もう一度読み直したい。線引きながら。
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バズワードっぽいなぁと手に取ってパラパラめくってみた。
これは買って読まねば!と、即購入。
小飼 弾という人は全然知らなかったんだけど
「あ〜、この人まさにギークだなぁw」という感じ。
で、ギークがギークにインタビューしてるんだから、それは当然面白いでしょ。
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小飼弾のアルファギークに逢ってきた
【総評】
確かに、彼は天才だと、多くの人に認められている小飼弾さん。
僕も苫米地英人さんと、弾さんは確かに下馬評通り、天才の類ではあると思う。
彼らの書く文を読んでいると、自分の好きと思うことを貫ける強さを感じる。
弾さんは、ホリエモン×ひろゆきの対談で、天才だとして引用されていたり、
勝間さんの本でも登場したりと、著名人の間では相当知名度がある。
軽く経歴をかくと、15で大検をとって17でカリフォルニア大学バークレー校に進学。
ライブドアを上場に導いた立役者であり、perlの達人。現在は株式会社ディーエヌエーの代表取締役。
この本は表題通り、数多くのgeek(オタクを意味するnardとは、社会に貢献できるという意味で異なる。)の中でもα(動物行動学的にリーダーとなる個体のコト)geekに小飼弾氏が直接インタビューをし、それを編集したもの。
amazonでこの本を買ったときに、あまり弾さんの人柄について知りたいのならおすすめしないと書いてあったが、その理由は、
この本の内容が相当にテクニカルだからだろう。
自分もまだまだこの本でかかれている「楽習的」な内容を消化できていない。1年後くらいに、また読み返したいと思える一冊。
【気になったフレーズ】
・David Heinemeier Hansson(Ruby on rails開発者)・・・自分は設計士よりも大工でいたい。
・伊藤直也((株)はてなCEO)・・・日本だと、IPOとかストックオプションで利益を出すことを全面に押し出すと、道徳的にどうこういわれるが、
シリコンバレーでは、世の中をよくするんだから経済的に幸せになるのは当然だろうっていう考え方がある。
・地方でひっそりと面白いもの作ってる人々をネットは救えてない。
・テクノロジーはアイデアを実装する手段。
・教育用言語としてはRubyが最適。日本的な曖昧さを、いい意味で残している。
・自分の関心に対して最適化を。
・今時正気の人はいない。大切なのは、役に立つ狂気かどうか。
・Devil's Advocate・・・パネルディスカッションにわざわざ正反対の意見を言う人を置く。
・ギークに対するメタギーク。何が”ない”のかを見抜く力を持つ。
・「見える」「わかる」までは誰でもカンタン。それを迷わず「行動」に移せるかどうか。
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HTMLとCSSまでしか書けない自分にとっては、正直言って書いてあることの半分も理解出来てないと思うんですが、それでも凄くおもしろかったです。
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技術を勉強したくなる。WEB+DB PRESS買ってみよう。『ハッカーに一番重要なのは、「深追い」できること』
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半分は日本人、半分は外国人のプログラマーへのインタビュー。
小飼弾自身の半生を語ったインタビューも収録。
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0 Ruby on Rails開発者 David Heinemeier Hansson
「アーキテクト」って言葉を使ったら負け
#1 (株)はてなCTO 伊藤 直也
良いサービスを作るのに,マネジメントはやはり重要
#2 Perl開発者 Larry Wall
優れたソフトウェアも,文化を持たなければ普及しない
#3 livedoor 池邉 智洋/谷口 公一/ma.la
ネットは個人の人生に何をもたらしているか
#4 Twitter Co-founder Evan Williams
大事なのは「好き」を貫けること
#5 The Seasar Project チーフコミッタ ひが やすを
世の中の根底にあるニーズに合ったものを提供したい
#6 『達人プログラマー』著者 Dave Thomas
コーディングを続けるという情熱が重要。それ以外は取るに足りない
#7 Pathtraq / Japanize 開発者 奥 一穂
自分は,コミュニケーションの形態を考えてる。ウェブは手段
#8 Mozilla Corporation / jQuery開発者 John Resig
自分が興味を持っているものに集中し,最適化を加える
#9 「Binary 2.0」「スルー力」提唱者 高林 哲
ハッカーに一番重要なのは,「深追い」できること
#10 Perl Mongers Ingy dot Net / Dave Rolsky / Jesse Vincent / C.L. Kao
今どき正気の人はいない。大事なのは役に立つ狂気かどうか
#11 『IT戦士』 天野 仁史 & こんにちはこんにちは! はまちや2
勢い重要。脆弱性とか気にしないでシンプルにリリースすべし
#12 夫婦対談. (株)はてな 近藤 淳也・令子×小飼 弾・直美
行動を起こしたほうに情報はついてくる
#-1 スペシャル対談:前編 きたみりゅうじの 小飼弾に逢ってきた
アルファギークとSEの現実と
#-2 スペシャル対談:後編 きたみりゅうじの 小飼弾に逢ってきた
知られざる小飼弾の歴史
小飼さんは何が得意ですか?」という質問の流れからです。
人がいるところで最初に見るのは、他の人は何をしていないだろうかと、まだ何がなされていないかを真っ先に見るタイプですね。今、流行のKYで言えば、私も実は空気読んでいないわけじゃないんですよ。読んで逆のほうへ行っているだけで。たぶん僕の強みは、何がないのかがわかることだと思うんですよ。何があるっていうのは普通の人でもよくわかる。でも僕は、何がないがわかるんですよ。この本には何が書いてません、がわかるんですよ。たぶん、それが僕の一番の強みです。
「すぐれたエンジニアとは」というお話から。
すごく難しいんですよ。エンジニアとしてだけ優れていればいいのかっていう問題が、まず一つありますよね。刀鍛冶は刀だけ作っていればいいのかと。今後はある意味すごく厳しくなってきて、刀だけではなくて、作戦のことまでわからなければ、まともな給料を得られなくなるんじゃないかと。一所懸命加担を作ってました、でも、これからは鉄砲の時代ですって言ったときに、刀これだけ作りましたから、お金くださいって言ったからって、お金くれないわけですよね。何が売れるのかというよりも、どんなニーズがあるのかというのがわかっているエンジニアでないとこれからはキツイなと。
思ったんですが、コレって、エンジニアに限った話でもないですよね。
最終的に求められているものを提供できるのであれば、そのツールなりは何でもいい、むしろどのツールがいいか判断せよ、ということですから、広い意味で「仕事術」ではないか、と。
に後編の「知られざる小飼弾の歴史」。
「自宅が火事にあった」とか、「家庭ではDVされまくり」とかいうお話は、比較的最近の小飼さんのブログ記事でも読んだことはあったのですが、「15歳で大学検定に合格」というのは知りませんでした(汗)。
テラスゴス(汗)。
◆そしてあのライブドアの堀江貴文氏との出会い。
詳しくは本書を読んで頂くとして、そのライブドア(当時は「オン・ザ・エッヂ」)入社から、小飼さんが当時何をされていたか、とか、読み物としても大変面白かったです。
ぶっちゃけ、ここだけ取り入りあげて本にしても俗世間一般の本と比較しても「ビジネス書として」クオリティが高いものができそうな予感。
技術的なこと以外の部分で、小飼さんがかなりの貢献をされていたのがうかがい知れます。
「入社2日目に採用面接してた」、とか(爆)。
そして「半年後に上場する」という目標のために、小飼さんが社内でどうなさったか。
◆この辺に関しては、このような一節が。
半年後にここまで持っていかなければいけないのねっていうのを考えると、とてもゆっくりその人たちを使えるように(育てる)っていうふうには持っていけませんでした。だから結局、何もかも丸く収めるっていうのは無理だったわけです。何をマズ最初に収めるべきか、ぶった切るべきかというのを決めておいて。だから、最初の3日で次の6ヶ月に何をやるのかっていうのは、ほとんど全部わかりましたね。あとはそれを粛々と進めたって感じでした。
かし本書では、顔写真入りで、奥さんの直美さんが登場!
この辺はdanmaniaにはたまらないでしょう(笑)!
◆というわけで、小飼家の日常を(笑)。
直美 たぶん弾は、子供がいるとかいないとか、家の中か、仕事してるかっていう区別じゃなくて、あえて区別すると脳みそがあっちに行っているか、戻ってきているか(笑)。食事のときも、家族で一応夕飯を食べるんですけど、もう頭の中でカリカリカリ・・・ってプログラムか何かが動いているときは、目が宙を・・・(笑)。何か話しかけると、すごいタイムラグがあって10~15秒くらいしてから答えが返ってくるんです。たぶんマルチタスクで違うものが今、処理能力を使っちゃってて、こっちに対する答えはすごい遅れて返ってくる。
弾 ちゃんとメッセージキューには入ってるんだよ(笑)。
直美 だから子供も弾があっちの世界にいっちゃってるのがわかるようになってて(笑)。今話しかけても全然耳に入っていないか、今ここに心があるのかがわかる。
令子 「今お父さんあっち側だし」みたいな(笑)。