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もしも「余命6カ月」といわれたら? 今からあなたにできる53のこと みんなのレビュー
- ホスピスケア研究会 (監修)
- 税込価格:1,650円(15pt)
- 出版社:河出書房新社
- 発行年月:2008.5
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紙の本
もしも・・・のときの心構えと準備は、家族に対する最大の“思いやり”ではないか。
2008/07/31 13:15
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:めだかの兄弟 - この投稿者のレビュー一覧を見る
もし、末期がんと診断されたら、私は“余命宣告されたい派”である。されたい、では現実的ではないので、されたらどうするのか、という心構えを持ちたい。この本は、過去の“清算”、未来の“足跡”を遺すために、自分自身にとっての最善の方法を知る手伝いをしてくれる。
「今からあなたにできる53のこと」の中から、まず、自分の気になる項目を拾い読みした。【19 ホスピス・緩和ケア病棟という選択肢】、【21 医療費が心配なとき、生活費に困ったとき使える制度】、【44 家族はあなたについて知りたがっている】である。そして今、実際に私がやっているのは【44】にある、「アルバム作り」や「自分史の製作」である。自分という人間がどういう人生を歩いてきたのか、子どもに遺したい言葉や気持ちが、常に毎日頭にあるから、なのだが・・・。死はいつやってくるかわからないからこそ、こういった現実的な本に引き寄せれるのかもしれない。
他に、家族や友人との関係、痛み、相続、お金にまつわる身辺整理などがある。ただ、痛みは直面しないと、どのようなレベルか分からないし、逆に相続問題やお金にまつわる身辺整理は、健康な人でも、目処はつけておける。その点、一番気になるのが、友人へ打ち明けるかどうか。言えば、気を遣われるだろうし、言わなければ、どうして言ってくれなかったのか、となるかもしれない。この問題は、悩む人も多そうだ。「話を聞いてもらう相手は選んだほうがいいかもしれません」、という前置きで、「共感(一緒に悲しんでくれる)」、「受容(受け入れてくれる)」、「許容(ネガティブな考え方を否定しない)」、この3つを備えた人に話を聞いてもらうこと、とアドバイスが載っている。私には、この3つを備えた友人が3人いる。もしものときは、自分のため、友人のために打ち明けよう。
冒頭に言ったように、私は、< 余命宣告に対しての心構えも必要 > という考えである。だから、もしも・・・のときの心強い味方として、この本を活用して、悔いのない有意義な時間を過ごしたい。私の一番の望みは、“心残り”を残さないこと、なのだから。
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