親が倒れる前に必ず読んでおきたい本 みんなのレビュー

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投稿者：mikimaru　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

多くの人にとって、親や身内が「突然」倒れたら、あたふたとして何もできないのが実情ではないかと思う。そのときになってみないとわからないことが多すぎる。

だが、少しでも心構えができていたら、違うかもしれない。一冊の本を読むことだけで何かが変わるとは思えないが、一冊の本を読もうという心構えにより、それをきっかけに何かが変わっていくことは、あるかもしれない。

本書以外にこうした書を手にしたことはないので、内容が優れているかどうか、とっつきやすいかどうかの比較はできない。やや広く浅くの感は否めないが、それはどの本にしても同じようなことではないかと想像する。

内容は大まかに：
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○　ある日突然に親が倒れた
あわてないための心構え、遠距離の親が倒れたとき、ほか
○　親の入院と賢い病院選び
医療費について、高齢者医療制度とは、ほか
○　家庭で親を介護するとき
近くで介護相談のできるところ、親に認知症の症状が出たとき、ほか
○　快適な暮らしのための工夫
介護用品、介護用具、リフォーム、ほか
○　上手に介護保険を活用する
仕組みを知る、申請から認定まで、在宅介護サービスについて、ほか
○　こんな介護施設なら安心
介護保険の３施設とは、有料老人ホームの選び方、親の施設選びのポイント、ほか
○　介護保険担当窓口一覧
各都道府県の窓口を掲載
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介護や医療に関する状況や法律は刻々と変化し、数年前に買った本の知識をそのままにしておくことはできない。新しい本ならいいというわけでもなく、読んだら普段から関連事項を頭に入れておいて、状況の変化に対応していくべきだろう。いつ自分の身に降りかかるかわからないことだ。少しずつでも気にかけておきたい。

本書は最近のもので、情報も新しいようだが、あくまできっかけのひとつとして考え、わからないことは自分で普段から調べていこうと思う。

ところで航空会社では、事前に介護の目的で帰省をしたいと申請しておくと、介護割引の適用が受けられる場合があることを本書で知った。JRなどの電車（とくに新幹線）ではこのような話を聞いたことがないが、これからの時代にぜひ必要なサービスではないかと感じた。