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京大式ロジカルシンキングとは、現実を優先し、実践的で、独創的アイデアを生むことを特徴とした論理思考のこと。机上の論理になってしまわず、実践の場において役に立つものであることを謳っている。書かれている内容は、MECE、So What?、ハイパーマップ法(KJ法の進化系)、メソッドブラウジング法(応酬論法=論争術)、種々のパラドックス、ストラテジックオフェンス法(戦略的超思考法=一発逆転の論理的必勝法)、現代論理学など。論理パズル(なぞなぞ)が豊富に盛り込まれていて、難しい問題で結構考えさせられる。論理思考とは色々な事柄を自分にとってなんとかプラスの方向に転じさせようとするための技術であるとのこと。
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ロジカルシンキングってかたくない!
むしろ柔軟な思考トレーニング。
初めて読むには読みやすく、頭を使わせてくれる本。
おもしろかった☆
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実践的(or戦略的)かつ合理的な思考法について記された著作。
結局私には実践的あるいは戦略的な思考法というものが具体的にどういったものなのかが見えないままである状態であるが、合理的な思考法というものについてはなんとなくそのようなものなのだなぁと思えるようになった。情報の整理法に関しては勉強になった。
ロジカルに考えたり発信したりすることが苦手な私にとってはまだ消化不良状態ではあるが、そういったものの考え方があり、勉強する余地がたくさんあることを知ったという意味で有意義であったのかもしれない。
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序章 わかる! 使える! 論理的な思考法とは?
1章 情報をヨコとタテに整理せよ【初級コース】
――MECEとSo What?を練習する
2章 実践から見た論理の欠点・弱点【初級コース】
――あなたの論理力を診断する
3章 最強の京大式アイデア発想術【中級コース】
――≪ハイパーマップ法≫で難問解決!
4章 論争術のスーパー10ヵ条【中級コース】
――あーいえば、こーいう≪応酬論法≫で難局打開
5章 論理の落とし穴をふさげ【上級コース】
――パラドックスの困難克服が達人への道
6章 戦略的攻撃術でピンチをチャンスに変えよ【上級コース】
――≪戦略的超思考法≫で一発逆転!
I章 論理の「複雑さ」をマスターせよ【番外コース】
――論理の達人になる最高の方法(1)
II章 電脳論理で脳を活性化せよ【番外コース】
――論理の達人になる最高の方法(2)
交渉、企画、人間関係・・・どんな問題を考えるにも、適切な解を導き出すには論理思考が重要である。
しかし、紙の上の論理学をそのまま実世界に用いることはできない。なぜなら、コンピュータのように、すべての可能性を考えることは人間の脳では不可能であるし、実際にそのような考え方は効率が悪く役に立たないからだ。
そこで、人間のもつイメージ力(ひらめきのようなもの)を生かし、その間を論理によって埋めていくことで、実世界に即した形で論理を運用することができる。
前半は以前読んだ勝間和代氏のフレームワークに関する本に書かれていた、「論理思考」「水平思考」「仮設思考」のより具体的な方法論といった感じです。
勝間氏の本が一般論とすれば、今回読んだのがそれを掘り下げた形での具体論といったところでしょう。
上記の思考力の理解&実践のためには役だったと感じます。
しかし、後半は上級編と銘打っておきながら、実世界から離れた論理学の解説になってしまっていると思いました。
そりゃ実世界でも使いこなせたら上級者なんでしょうけど、使っているところをイメージできません。
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今日から使えるロジックが満載。後半になってくると高度な論法で、私にとっては理解するのがやっとだったが、わかりやすい説明と身近な例で、身のまわりで起こっている複雑な物事がスッキリと整理されていく気がした。それと同時に、世の中には論理的でないことで溢れているという問題意識も芽生えた。ロジカルなシンキングができるようになるのはまだまだ長い道のりだが、こういう考え方をすれば良いということが明確に提示されているので、非常に興味深かった。本書で登場していた詭弁についても知識を深めたいと思う。論理的な人間は「理屈っぽい」「固い」「おもしろくない」と厭われる傾向もあるが、好き嫌いの問題ではなく、少なくとも物事を正しい順序で考える力は人間として持っておく必要があると思う。世界規模で通用して人生を成功させるためには、何事も筋道を立てなきゃいけない。そのためには、日常生活レベルから論理的に考えられなきゃいけない。
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KJ法とかの思考法をもとにした論理の話
上級になると論理学の話になり、頭がこんがらがる。
でも論理力を少しでもつけたいなら読むべきかな
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なぜか読み進まない一冊です。
読み終えたら評価が変わるのかも知れませんが…、読み進めにくい印象です
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ロジカルシンキングの基本として、物事をMECEで分類しSo Whatで見つけたつながりたいして、What Soで他の要因が本当に存在しないかを確認することが大切。また、論理の抜け・漏れを見つける方法として、常に視点を変えた見方を常にこころがける必要がある。
後半は考えることよりも相手の論点の矛盾を見出す・自分の意見をいかに通す手法がいつくか紹介されているが、その中でも、「データにだまされない(事故率と事故件数)」「言い回しによる印象の違い(Aはおいしいけど高い、Aは高いけどおいしい)」「説明責任を相手に押しつける方式」などは、仕事の上ですぐに役に立ちそうな考え方なので覚えておきたい。
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本はよく読むほうだと思っている。
そしてどんな本からも、感動や感心、共感を読み取ろうとしているのだが、今回の本は、近年まれに見るミスチョイスだった。
私の期待:どうも物事をしっかり考えられない部下へのティーチングの材料
実際には:偉い学者先生の世離れした論理の解説
私の期待:実生活でも使える論理的な思考
実際には:よっぽどのことがないと先ず使うことのない屁理屈
とちょっと酷評だが、言ってみれば私のミスチョイス。
自分の失敗を棚に上げて、著者のせいにしても仕方ないが、どうにもこうにも世離れしている気がした。
本の中では、大学の教授たちは世離れしていて、「実印を買ってきてくれ」なんていうことをいう人たちを馬鹿にしているが、この先生も実生活は下手なんではないかという記述も。
たとえば「近所の子供が、家の塀にボールを当てて野球の練習をしている場合の対処法」として「ご近所だからあえて言います。ご近所でなければいきなり請求ををもって行きます。」と遠まわしにやめてくれと言おうと進めているくだり。
ご近所さんにいきなり請求書・・・という時点で、ご近所付き合いを馬鹿にしているとしか、私には思えない。
「それならまだしも、ボールぶつけないでくれ」とストレートに行ったほうが過度が立たないような気がするのは私だけ?
せめて「古い塀なので、倒れて怪我するといけないから」ぐらいにしておけばと思うのだが・・・。
さらに論理学では”1”か”0”かの判断をするのだという言葉通り、京大は○、ほかは×という手前味噌なお話が、延々続く前半でかなりめげてしまう。
ということで、京大の偉い先生が書いた
京大式ロジカルシンキング
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なんでこんなの読んじゃったんだろ(笑)
途中までさくさく面白かったのに、最後はしんどかった。
ロジカルに考えたからといってそれは正論でしかなくて
進むべき道かどうか、正しい答えかどうかというのは
まったくの別問題だということを改めて理解できたので
良しとするか。
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この本に書いてある方法を取り入れた場合、確かに論破は出来るけど、嫌われて仕事しにくいと思う。結局机上の空論。EQ低い!笑
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論理学を思考能力の向上に役立てるロジカル・シンキングの入門書です。巻末の「番外コース」には、明大論理・述語論理のほんの入り口に当たる部分の解説が置かれています。なお、タイトルの「京大式」というのは、梅棹忠夫の『知的生産の技術』(岩波新書)や川喜多二郎の「KJ法」の発想をロジカル・シンキングに取り入れようとする著者の企図が表現されており、これらの方法を改良した「ハイパーマップ法」という発想術が紹介されています。
著者は論理パズルに関する本を数多く執筆しているのですが、本書も実用的なロジカル・シンキングの本ではなく、論理パズルのような題材を通して論理的思考力を鍛えることに眼目があるのではないかという気がします。とくに後半のゲーム理論的なクイズは、それ自体としてはおもしろいのですが、実用的なものとは言えず、著者自身の提唱するハイパーマップ法などのテクニックがどのように生かされるのかということもほとんど語られていません。
もう一つ気になったのは、蓮實重彦や山内昌之の文章や発言を論理的でない悪文の見本として取り上げて、かなり批判している個所です。東大随一のレトリカ―である蓮實の文章が論理学の専門家の観点から見ておよそ論理的でないことはその通りなのでしょうが、ためにする批判のように思えてしまいます。