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夫の浮気、拾った猫は目が見えない、父親が病気で倒れる、同僚はレズビアン・・・
いろいろな困難に立ち向かい佐緒里は自分の足で歩み始める
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いやあ主人公にびっくりするぐらい共感できなかった。
いらいらし通し。この人どうしたいの?と思ったまま
最後まできてしまった感じ。
離婚して心機一転引っ越したマンションで猫を拾って
飼ってしまう…ペット禁止なんですけどこのマンショ
ン!それについて管理組合の議題に挙げられて自分の
意見を述べることができた、とか悦に入っているあた
り理解不能。
読み通すのが大変でした。相性が悪かったようです。
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安泰な結婚生活を共に送っていたはずの夫は、愛人のもとに走る。
引っ越し先に迷い込んだ子猫は、どうやら目が見えていない。
父は脳出血で倒れ、愛を告白してくれた同僚は、なんとレズビアンだった……。
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谷村志穂さんの長編小説です。
2004年から2008年にかけて書かれていますが、本になったのは2008年5月です。
実業之日本社から出ました。
主人公の小門佐緒里は25歳で結婚し、30歳で、突然離婚を言い渡されます。
夫と別の女性との間に子供が出来たのです。
佐緒里を中心にして、現代社会の恋愛や夫婦関係、親子関係、会社での人間関係、派遣社員・契約社員の問題など社会的な問題も描いています。
佐緒里は猫を拾ってきて育てますが、谷村志穂さんも猫を飼っています。
猫に対する佐緒里のひたむきさは谷村さんその人なのでしょう。
佐緒里の年収が300万円ほどだということも分かります。
東京で一人暮らしをする最低の年収が300万円だということも分かります。
森永卓郎さんの「Bで生きる経済学」などを思い起こしました。
元夫が元妻の佐緒里を訪ねてきて、猫の手術に立ち会ったりするとか、佐緒里も元夫のことを忘れきれないところなども考えさせられました。
読みやすい作品です。
時間を忘れて読みました。
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図書館にて。
連作の短編集かと思ったら、長編でした。
クールで物静かな主人公って印象でしたが、
冷静でいい小説だったと思う。ラストも好き。
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離婚したてのOL物語、猫を拾って育てたり、女性社員から言い寄られたり・・・あっという間に読める軽めの作品。
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突然の離婚、引っ越しに伴い、なんとなく生きてきた主人公が自分の力で生きていく力を徐々につけていく物語。読みやすく、それなりに面白く、読み進めていけた。猫好きの私としては子猫を拾ってその子を守るために強くなっていく主人公には共感できる。
全体的には悪くないのに、ラストが???。急にどうしてそんな展開になったのか、無理やりまとめてしまった感じ。もう少し丁寧に最後までいってほしかった。
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夫に離婚を切り出され、一人になった佐緒里は、自分の周りには友人も知り合いも誰もいないことに気付いた。
孤独感と喪失感で、引っ越した先のマンションで出会った捨て猫のプチ。
プチとの出会いをきっかけに、会社では河田恵、弟の隆介、引っ越し屋を営む家族、そして元夫との
交流を通していろんなものと向き合い戦い、新たに始まった佐緒里の人生。
明るい前向きな話。
ああ、著者はこういう話も書くんだなあと、思った)^o^(
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人と人との関係には、何か「しっくりくる」ことがあったり、何か「しこりがある」ことがあったりする。この物語は、夫に恋人が出来て捨てられた主人公が、心機一転、一人暮らしを始めるところからはじまる。恋人の存在に全く気づかずに平穏に夫婦生活を営んできていると信じていた主人公にとって、夫の裏切りは大きな痛手だ。そんな、心に「しこり」を抱えた主人公の元に、一匹の子猫が迷い込んでくる。ペット禁止のマンションで子猫との生活をすることには多くの困難が伴うが、新しい「家族」の存在は、主人公を確実に強くする。別れてもなおずうずうしく家に上がり込んでくる元夫との関係を、踏み外すことなく「しっくりくる」形に納め直し、友人とも恋人ともつかないレズビアンの恵という新たな存在を通して、何もかもなあなあで済ませてきていた仕事とのつきあい方も変わってくる。ラストの展開には少々ついて行きかねるところもあったが、全編を通して、主人公が常に前に進んでいることを感じさせる、すがすがしい読後感の物語だった。ラストの「MOVED」という言葉に、未来への希望を感じた。
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離婚を期に人生をリセットした主人公。
戸惑いながらも前向きに生きていこうとする姿勢にとても共感できた。
ひとりで生きていこうと思うと気負ってしまう部分もあるけれど
周りの人の助けも借りながら
時々弱音も吐いて、少しずつ強くなっていく様子がとても良かった。
最後は強引にまとめた感だけど、それもありかな。
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結婚5年、2年前から別に女性があって、相手が妊娠5ヵ月って…。そんなこと急に聞かされたら「何なのよ! 一体」と言ってしまいそう。
で、離婚。ま、そりゃそうだ。一人暮らしを始めたと思ったら捨てられたであろう子猫を敷地内で見つけ同居。ペット不可だとわかっていても、何か温かいものが側にいてくれるとホッとできそうではある。
会社で新たに友人ができたり、ペットの面倒をみたり何らかの動きがあったから新しい道が拓けたのだろうか。内にこもるだけでなく外へ向かうというのはいいね。
今年は動いていきたいもんだ。
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軽く何か読みたくなり、OLの日常が書かれているんだな…という感じで選んでみた。
内容はまあそんな感じですが、あれ?この人こんな感じ?とか、突然の話の変化について行けない私。
もしかしたら、細々と書かれている所を読み飛ばしてしまったか?
それにしても、登場人物を読み解けなかったせいか深みを感じず、物語に入り込めなかった。
小説の内容は面白いと思うけど、奥行きを感じないのはこのせいだろうか。
ハッピーエンド?だったのが救いでした。
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「MOVED 1」
拾った命と共に。
最後まで気が付かなかったのは鈍感だったからか、それとも裏切るなんて微塵も思わず信じていたからなのか難しいところだよな。
「MOVED 2」
突然の出来事は。
始めから飼うつもりで越してきていたのなら問題だが、保護せざる得ない状況で出会ってしまったら皆関わらないようにするのか。
「MOVED 3」
変わりはじめた。
少しずつでも見える世界が変化してきたからこそ、受け入れることが出来たり新たなことに挑戦することが出来ているのだろうな。
「MOVED 4」
新たな道を行く。
何事にも終わりはあるだろうが、店を切り盛りしている姿を見続けているわけでもないのに勝手に依頼しては親子でもダメだろう。